スペイン 3日め 5月31日 午後
世界遺産 コルドバ歴史地区観光。
花の小径→メスキータ
グアダルキビール川に架かるローマ橋。
16のアーチで支えられた美しい橋は
完成して数千年間経っても
なお現役で使われ続けています。
メスキータとローマ橋の間にある門。
昔はコルドバ全体を囲っていた
城壁の一部だったそうです。
ランチはこちらのお店 。
ガスパッチョ。具が別になっていて
ゆで卵も入っています。
パンは袋入り。山〇パンみたいな…。
普通に美味しいです。
コルドバ料理
フラメンキン(ロールカツ)です。
ウインナーの豚肉巻を挟み
オリーブオイルで揚げたものです。
昨日の夕食とまったく同じ
冷凍野菜の付け合わせです。
サングリアたのみました。
デザートは細かく砕いた氷のようなもの。
レモン味だった?
外が暑かったこともあり、 とても美味しかったです。
コルドバのシンボル的存在
メスキータの塔が見えます。
狭い路地が続く「ユダヤ人街」。
迷路のような細い路地に
お土産屋やバルも立ち並びます。
ここが、「花の小径」。
細い路地の白壁に、鉢に植えられた花が
映えてとても可愛いらしいです。
コルドバの有名な観光スポットのため
観光客がひっきりなしに訪れます。
小径を進んで行くと すぐに行き止まりで、
想像していたよりは短かったです。
小径を振り返ると
メスキータの塔 アルミナールが見えます。
ここ「ユダヤ人街」では
毎年5月に「パティオ祭り」が開催されていて
白い壁が鉢植えで飾られた
色とりどりの花が装飾されたり
美しい観葉植物が並べられていたり
と各家の趣向を凝らした
パティオを見ることができるそうです。
いよいよ コルドバで一番の観光スポット
メスキータへ!
メスキータはスペイン語で
「モスク」を意味していますが
一般的には「コルドバの聖マリア大聖堂」 を指します。
メスキータの塔「ミナレット」。
イスラムの祈りの時間を伝えるための歌
「アザーン」を行う場所でしたが
現在は 改修されて鐘楼となっています。
メスキータは8世紀頃に約200年もかけて造られた、
世界最大級のイスラムモスクです。
13世紀にコルドバがキリスト教徒に再征服されると
モスク部分は残しつつ
キリスト教会への改築が行われました。
さらに16世紀には大がかりな
大聖堂の増築工事が行われて
現在のようなイスラムとキリストが
混在する建物になったという歴史を持っています。
オレンジの木の中庭。
礼拝者が体を清めるための沐浴を行っていた場所です。
「円柱の森」
イスラム教の礼拝の間。 幻想的な空間です。
たくさんの柱が並び、柱の上のアーチは
赤いレンガ、白の石灰石で作られています。
柱の数はなんと850本ほどもあるそうです。
が、しかし、
あとから造られた手前のアーチは
赤と白に塗り分けられているので
のっぺっりした印象になってしまっています。
ミフラーブ。
大聖堂内には今もミフラーブが残されています。
イスラム教徒が祈りを捧げる
メッカの方向を示すくぼみで
モスクには必ずなければならないものだそうです。
ミフラーブの上部のマスクラと呼ばれる空間は
金と青で美しく装飾された八角形のドーム型天井で
コーランが細かくびっしりと刻まれています。
サンタテレサ礼拝堂は
宝物室として利用されている八角形の部屋で、
天井が高く非常に明るいです。
先程までとはうって変わって
イスラムの要素が全くありません。
中央には金と銀の豪華な
聖体顕示台が展示されています。
中央礼拝堂の主祭壇。
メスキータの中心にあり
キリスト教のゴシック様式、
ルネサンス様式、バロック様式
などが見られる大聖堂です。
この大聖堂はメスキータの
大改修の際に作られた部分です。
天井は楕円形で、明り取りの窓が付いています。
右側が主祭壇、左側が聖歌隊席です。
中央礼拝堂の向かい側にあるのが
彫刻の壁に囲まれた聖歌隊席です。
中央には巨大な彫刻付きの司教席があり
聖歌隊席の左右には、とても大きな
パイプオルガンが設置されています。
金の装飾が施された楕円ドームの天井。
メスキータ は、スペインに現存する
唯一の大モスクですが
現在のメスキータはあくまで聖マリア大聖堂であって、
モスクではないようです。
イスラム教徒が個人的に礼拝をすることは自由ですが、
キリスト教徒たちのように、
集団で祈りを捧げる機会はないそうです。
この後はバスでグラナダへ向かいました。