Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

歩行者天国:La Rambla, Barcelona SPAIN (歩行者天国、思い出した・・・)

2005-04-21 12:20:39 | 酔狂的欧羅巴徘徊記
思えば十数年前、サラリーマン現役時代である。

転勤先のマンションの4階に住んでいるとき、何所かで飼われていたセキセイインコが飛来し、我家に迷い込んできた。

我家で、飼うことにした。

鳥の話に戻る。
色は、スカイブルー、綺麗な色で、よくよく見れば比較的身体は小さく顔も幼い優しい顔つきである。ようやく飛べるようになった「小鳥」だったらしく、餌をやっているうちに馴れてきたので、小鳥の羽先を少し切って「手乗り」インコにした。羽先を切ってから飛ぶ調子が良くなった。広くもないマンションの部屋から部屋に見事に滑空し、さりとてマンションから逃げ出そうという意志も伺えない。人間の間をかいくぐり滑空し、上手に遊びはじめた。

そのうち我輩や家族の呼び合う「家族の名前」を少しずつ覚え、しゃべれるようになった。
飼いはじめて一年半だったか、またまたグリーン色のセキセイインコが迷い込んできた。こうなったら一羽も二羽もかわりない、一緒にまとめて鳥かごに入れて於いたら、いつの間にか仲良くなり、ある朝、二羽が「交尾」しているところを垣間見た。なんとその時、先に飛来してきたスカイブルーの手乗りセキセイインコが雌である事が確認できた。

しばらくしたら、かわいくも3個の卵を産み、数週間で雛がかえった。その雛たちは、近所の子供のいる家族に差し上げたら、また元の通り、親鳥の番が残った。

さらに3年経過、その間に一二度産卵した。またまた同じように、生まれてきた雛鳥を近所に配った。
その頃から、最初に我家を尋ねて来た雌鳥が、我輩をはじめとする人間様に対しての目つきが鋭くなり、人間に対する「態度」に変化が現れ始めた。今までは、鳥かごに手を入れたら指先に乗ってきたのに、なんと今はもう、鳥かごに入れた我輩の指を食いつくではないか!食いつかれると、やはり痛い。さらに今迄は、機嫌のいいときは特に、喋る真似事をしていたのが、今、もう何も云わなくなった。かの有名な小学校唱歌「歌を忘れたカナリアは・・・」の詩歌のごとく、セキセイインコも「真似喋り」を、忘れてしまったのである。

この小鳥の態度と立ち居振る舞い、なんとなく意味が解ってきた。

雄鳥と一緒にいる。
雛を生んだ。
そんな雌鳥の実績が、その鳥自身を変化させたに違いない。

鶏の雛は「ひよこ」である。夜店で「ひよこ」を買って来て帰り自宅で飼う中、最初に出くわし自分お目で確認した「人間」が親であると思う、と。すなわち、餌を与える我々人間を自分の親鳥である、と、かん違いして大きくなる、という話を聞いたことがある。
当時、まず我家に飛来し、小鳥は育った。思えば、その小鳥は、雄鳥と一緒に飼い始める以前は人間社会の一員と信じきっていたに違いない。だから、人間の手に乗るし、人間の声の物真似をしていたのであろう。
しかし本来は人間ではなくトリは鳥であるからして、同じ種類の鳥と生活が始まったとたん、すぐに鳥自身に還ってしまったのである。それは、当然であろう。

転勤先のマンションで、そんなことを思いつつ、すでに3年が経過したある年の3月中旬、再び転勤の辞令を受け取った。

さっそく引越の準備を始めたが、この番のセキセイインコをどうするか?ということになった。まさか、転勤先に連れて行くわけには行かない。ペットとしての可愛さもあるが、こちとら転勤先で新たな戦闘態勢モードに入らなければならない生きるか?死ぬか?の生存競争がひかえているのだ。まさかそんな時、新たな戦場まで小鳥を引き連れていくわけにいかない。
我輩は選んだ、この小鳥たちを再び自然に帰してやる事を、、、。

引越の当日、2羽の小鳥たちをかごから出してやった。2羽が仲良く?マンション4階から大空へ飛び立った。
鳥かごで飼われ続けて来た小鳥たちにとって、自然界には途方もない危険が待ち受けているであろう。まず、餌は自分たちでうまく確保できるのか?はたまた、鷹に襲われるのではなかろうか?
いろいろと、心配した。
そして、その後どうなったか。
数日間、数週間、いくら長く生き延びたか、それはわからない。

さて、
生き物であるペットとの同居、お互い元気で付き合っているときはいい。が、しかし、生き物である「ペット」と、飼い主である「人間」の間には、必ずや「死」という現実がある。
ペット愛好家が増加し続ける、日々の生活に癒しを求める、悪くない。
しかしペットも生きている限り、意志があり、人格?いや、ペット各があり、人権?いや、「ペット権」があるはず、それを尊重してやりたい。

写真映像:
スペイン・バルセロナ、ラ・ランブラ通り、休日の歩行者天国、ペットショップ前にて、素人三流的「駄作」のワンショット・・・
 (まことお恥ずかしいが、さりとて少しの追加説明にはなるであろう・・・)
 (なんですか?こんな写真、載せない方がいい!)
 (ムム! ムウ~・・・・)= 男爵的落胆也!

酒の用意が出来てないぞ~ 失礼!シャンパンがありま~す・・・

2005-04-21 00:08:39 | 趣味の話&本と雑学メモ
「ム、ム・・・」

「どうもな~ 松花堂弁当だけじゃな~」

「オット!たいへん失礼しました」

「お忙しいところ、せっかくお越しいただいたにもかかわらず、酒の肴だけ用意して、かんじんの酒が用意できてないとは・・・」

「オウ! ようやくわかってくれたか、、、」

「ハハッ・・・ 何と、我輩としたことが、行き届かないことを・・・」

「・・・・・」

「遅くなって、失礼・・・」

「さっそくシャンペンをご用意いたしましたので、御弁当を肴に召し上がれ・・・」

「・・・・! 。。。?」

「いや~ 日本酒はごかんべんを、 我輩、やらないもんで日本酒と焼酎だけは、此処においてないのでして・・・」(まいったな~)

「・・・・!!」

「なに?グラス持って来い? いやはや、我輩に執務室にはホステスがいませんで、今からおきやに行って芸者を呼んでも、そう、明日になりますので、ここは一つ色気抜きという事で、お客様のセルフサービスでお願いして、、、、」

「アッ、、 グラス? ボトルの傍に置いてあるもの、適当に持ってってください」

「・・・・・??」

「なに、シャンペンの銘柄は?いやはや間に合わせのもので、、、」

「しからば、どうぞボトルに張ってある『ラベル』でもご覧頂いて、ご確認くださいまし・・・」

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