Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

虚無僧的犬(2) La Rambla Balcerona, Spain

2005-04-25 16:15:27 | 酔狂的欧羅巴徘徊記
ものごとには、追加説明が必要な時もある。

ラ・ランブラでみかけた「コムソウ犬」には、ついつい追加説明を加えたくなったので、もう一枚画像を入れた。

残念ながら我輩はこの犬の品種がわからない。そして、これ以上我輩から説明を加える文言は、もう見当たらない。

そして、読者がご自身で、それなりの説明を付け加えて頂きたい。

    ?

働き者の「虚無僧犬」と比べ、怠け者のエセ男爵をお笑いめさるな、、、。

大道芸人と働く犬(1) La Rambla Balcerona, Spain

2005-04-25 09:15:41 | 酔狂的欧羅巴徘徊記
 
 見よ! 犬が働いているではないか・・・

ギターを奏でるご主人様に付き添い、今日も ラ・ランブラ の 歩行者天国の野外路上劇場で丸一日、赤のシルクハットをかぶり会計担当の看板を首に下げ、それでなくとも四六時中眠いまなこを半開きにし、道行く「顧客」に御捻りを求めて頑張っているではないか・・・

 我輩、目頭が熱くなった。

 なぜそうなったか?

 「・・・・・」

 「違う違う、、、」

「芸人のギター演奏の見事さに感激したのではない!」

そんな事で、感激するわけがない。たった今、ヴィセンテ・アミーゴの名演奏を聴いたばかりではないか。
比較にならん。
なぜか、いたいけな狛犬のごとき、いや、虚無僧が尺八を吹く心境のごとき世を儚んだ哲学者的風貌の犬、会計係を勤める「犬」の熱心さに心打たれたのである。

 スペインの犬が、こうして熱心に働いているにもかかわらず、方や日本では、我輩がブログ投稿記事作成にかまけ、時間をひたすら費やしている、、、。

 「世の中どうなっているか? なんということだ!・・・」

 あ~・・・
 エセ男爵の怠けさ加減、虚無僧的犬(コムソウテキ犬、と、読む)の真面目さ加減、ウヌ?如何せん、、、。

SALUTE, Spain! 天才ヴィセンテ・アミーゴ 「奇跡」

2005-04-25 00:40:30 | 音楽鑑賞蘊蓄録
好きなもの、良いもの、、、
あれば、
みぜびらかしたくなり、人に紹介したくなる。

我輩、今日は、そんな雰囲気だ。

スペインといえば「フラメンコ・ミュージック」・・・

灼熱の太陽のごとき情熱と、数千年にわたり洋の東西を流浪してきたジプシー風メランコリックな情緒を湛えたフラメンコミュージックは、思いのほか伝統と形式を重んじるがゆえ、その演奏表現は時代の変遷による極端な変化が見受けられないし、半端な変化はフラメンコの持つ美しさを損ねる。
と言いつつも、時の移り変わりは、今、典型的なクラシックなパターンから「より洗練された」新しい波が確実におこってる。
その変化は、むしろ、フラメンコ音楽のもつ芸術性をより深めている、、、。
このサウンドとリズムを聞く度に、いや、今それを思い起こすだけで、もうすでに背筋に弱電流が走ってきた。

ご存知、
若き「巨匠」、ヴィセンテ・アミーゴの旋律とリズムをお届けしたい。

フラメンコが好きな人は、もちろんの事、、、、
よくわからない人も、それなりに、、、

3分間待って頂きたい。

そして、
3分の後ち、このサウンドが背骨から延髄に染渡り、弱電流が流れてくること間違いなし。

軌跡 ~ベスト・オブ・ビセンテ・アミーゴ
ビセンテ・アミーゴ
ソニーミュージックエンタテインメント

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 カヴァーの写真、
   いかにも、天才Guitaristらしい指先の「綺麗さ」を、観よ、、、
     端正な面構えのヴィセンテ・アミーゴ・・・・
       みれば一瞬、ドキッとする、、、
         スペインの情熱を内に秘めた、そうとうな二枚目である。
           顔立ちそのものは、往年のアランドロン風・・・
                
 しかし、ちょいと違う。

若き Alein Delon をスペインの熱風に晒して燻製にし熱い血をBlendする。と、こんな風体になるであろう、、、。

ウ~ム・・・

我輩、男色の気は毛頭ない。が、まずは彼のコンサートに行き 磨ぎ澄まされたギターの音を聞き 演奏中の彼の熱気に触れてみたいのである。