Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

何たるちあ?「パブin英吉利」

2005-06-05 09:27:06 | つれずれ紀行
  
   さて、・・・本日、恒例の?週末であるからして、

 酒の肴に「パブ・クロール」と題し、酒の話をご披露する。

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 イギリス文化の一つの中心として「パブ」というもののことを忘れてはなるまい。日本では、場末の、妙なモルタル造りのスナックにさえ「パブOO」などと名を付け。はなはだしきは「カラオケパブ」だの、「女学生パブ」なんという馬鹿げた代物まである始末で、パブという名辞もずいぶん安く踏まれたものだと、イギリスのほんとの「PUB」のために惜しまれること一方でない。はっきりと申し上げておきますが、パブというものは、決して決してさようないかがわしい種類の酒場ではありません。
      <中・省略・・・>
 私は、一切酒と言うものを口にしない人間である。なかんずく、日本の酔っぱらいを憎むことは、あたかも親の敵の如くであって、宴会、酒席、ことに放歌高吟して、路傍にたむろし、厚化粧の下らぬ女の色に惑い、または電柱に放尿し、甚だしきは反吐を撒き散らし、朦朧たる酔眼猩々の如き赭顔にクサい息で人にからみ、果ては家を破り、身体を損ない、千害毒一つとしてとるべきところがない。そういうはた迷惑ばかりではない。ごくごっく稀には酒品の高い、呑んで己を失せず酔ってますます高潔というような人もあるにはあるが、そういう人はむしろ例外中の例外と言うべく、一般には酒飲みというようなものは、一たび酒を口にするや、たちまち時間の観念を失い、三時間五時間、遂には夜の明けるをも覚えず、切もなく喋々する事共は、ほとんど意味のないタワケ言で、その間素面でこれらの無意味なたわごとを聞かされている当方は、全くその無為に過ぎていく時間を惜しむこと、これはまた少年の春を惜しむが如くである。自分自体体質的に全く酒を受け付けぬ者であるせいもあって、かかる酔漢の不道徳を嫌悪する気持ちは日を遂い歳を重ぬるに従って、ますます強くなる一方である。
 あなたは酒を呑まないから、人生の楽しみ半部は知らないわけだ、なぞと余計なお節介をいう人があるけれど、さような時間の無駄遣いなる「人生の楽しみ」なんぞは、一向に知らぬままで結構、さらには後悔する気遣いはない。
   <中・省略・・・>
 にもかかわらず、しかし、私はイギリスでは割合しょっちゅう酒場であるところのパブに出入りしたものだった。それはなぜかと言うと、イギリスのパブでは、日本の酒場のように不愉快なことが皆無だからである。
 まずだいいちに、日本のバーの女給の如き、つまらぬ夾雑物が存在しない。したがって、酒の勢いで女の尻でも触ろうかというような、助平根性のオジサンたちにとっては、まず退屈窮まる場所であるかも知れぬ。ああ、天よ!酒の勢いを借りて何かをしようというような、そういう情けない精神を、私は軽蔑する。何かをするならば素面で正々堂々とするがよい。酒の力を借りなければできないことはせぬがよろしく、言えぬことは言わぬが正しい。
   <後・省略・・・>

「上記引用転載文」:原作・林望著「イギリスはおいしい」第6章いざ行け、パブへ!p165~p167抜粋!

ちょうちょうはっし、、、
リズム良くこれぞ日本語の美しさを背骨に持つ由緒正しき名調子なり、、、
すなわち我輩好みの美文である・・・

あ~、引抜いた引抜いた・・・

我輩の「好きな本好きな作家」の内、こうして林さんの「イギリスはおいしい」から、酒飲み呑み助のウンチクを引用した。
引抜き、引用文は、あくまでも引用文であり、我輩のオリジナルな執筆によるものではない。したがって、このブログの長期?購読者がすでに林望氏の何某作品あるいはもろに当著作を一度でもお読みになった読者には、この引用文がそれなりの「盗作」であること、瞬時にして判明するであろう。
各種論文を作成するとき、フィールドワークを含めた自分の研究活動を文書にまとめるなか、多くの他の関連著作の諸本専門書を精読する。論文を書き上げ書き終えると、これら参考文献として論文の巻末に「発表する」手法がある。
今日は、その作法に則り「林望さんの著作」から引用した事「注釈」?として明記しておく。

さて、このような酒の飲めない林さん、我輩しかし一度ご一緒に本場イギリスのパブに繰り出してみたい。


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<写真解説>
 この写真も紛れもなく盗作。と、いわれる。
読者のどなたにご覧頂いても、今までの我輩の駄作写真とはいかにも作風が違う、これまた瞬時に発覚する。
この写真掲載は、即刻、盗作となる。
出処を記述しても盗作になるであろうが、
盗作を承知で記事にする。
今宵はジャンバルジャンの気分なり。で、責任は我輩が、負う。
さて、
出処は、先に紹介した我輩の好きな航空会社
今は無き - Swiss Air - の 機内誌から・・・
from Winter 1996/97 p2 よりスキャンする・・・

写真にコメントがあるので引用掲載する・・・

TYTLE: Ego
I am not alone.
In fact, I am one of many.
Indeed, within the broad scheme of things, I am a mere pixel in a picture which is expanding infinitely in time and space. Yet, is it egoism to belive that - despite this - I am the most important person in the world - at least in my eyes?