よく晴れた梅雨明けの今朝(7月23日)、ちょっと「調べもたいもの」があったので、久しぶりに倉庫に入った。
ところが「うれしいもの」! 発見した、、、。
添付画像は、新村出編『広辞苑』第三版(岩波書店)である。昭和62年10月15日第3版第5刷発行・定価10000円、となっている。
「手元に欲しい一冊、直ぐにでも買いたい!買って手元に置いておきたい・・・」
と、思いながら、なかなか手の出せない一冊なのでした。
かの司馬遼太郎先生、曰く・・(数年前に読んだ司馬先生エッセイの中で見かけた、以下の流儀に記憶あり)
「辞書は、年々新しくなる。古くなって使われなくなった言葉、つまり死語となったことばを削除していく。新しく使われ始めた新語の中、世の中に定着し始めた単語や熟語を取り入れて、新しい時代に合った辞書つくりをする。しかし、調べものをしたり、モノカキをやっていると、どうしても古い辞書を手元に於いておく必要ある。古くなったからといって捨て去れないのが『日本語の辞書』なのだ。だから(司馬先生は)古い辞書も書棚に置いて、必要に応じて使っている・・・」
と、おっしゃっておられたのを思い出す。
とにかく(私にとっての)「お宝」が出てきたからうれしい、、、。
昭和62年発刊の広辞苑が我家に在るとは、ついぞ知らなかった。
「今迄、何故にこのような辞書が、我家に在ったを知らなかったのか?」
等々、
この辞書の出処経歴を考えた。
なんと、ブックケースから取り出し、黒に白抜きの「広辞苑」とかかれているカヴァーを取り外すと、美しい青色の鮮やかな「上質クロス表紙」である。いかにも立派である。
立派なクロスカヴァーの「表紙の下部」には、格調高くも銀文字刻み込まれ、
*「新社屋落成記念」
* 昭和62年11月 株式会社HY運送
等と、文字列を刻んである!
これって!「限定版クロス表紙」なのか?
これで全て解った!
つまり、(わざわざ書店から買ったものではなく)我輩のオヤジが貰った(送呈を受けた)モノだ。と、判明!
その昔、(我輩の親父殿は)大手運送会社を退職した後も、元気に(76歳になるまで)現役やっていた親父(一昨年、享年85歳にて他界)は、当時、下関の某運送会社の会長職をやっていた時代である。たまたま取引先の運送会社の落成記念に出席した「落成記念品」だったこと、判明する。本当にこの辞書の価値を解っていて記念品として選んだかどうか?これを貰った我家のオヤジもオフクロも、このドデカイ辞書を実際に使っていたのかどうか?
今となって(いや、最初から)、そんなことはどうでも良い。 さっそく、多いに使わせてもらおう!
時には倉庫に入ってごそごそしなくてはいけない!と、またなにか、お宝出てくるであろう!等と、あらためて思った。
(投稿:執事のトーマス)
from 「Cafe & Magazine 旅遊亭」より、引用投稿する。
ま、時には『旅遊亭』にも立ち寄ってやってください。≒「エセ男爵」からのお願いです!
ところが「うれしいもの」! 発見した、、、。
添付画像は、新村出編『広辞苑』第三版(岩波書店)である。昭和62年10月15日第3版第5刷発行・定価10000円、となっている。
「手元に欲しい一冊、直ぐにでも買いたい!買って手元に置いておきたい・・・」
と、思いながら、なかなか手の出せない一冊なのでした。
かの司馬遼太郎先生、曰く・・(数年前に読んだ司馬先生エッセイの中で見かけた、以下の流儀に記憶あり)
「辞書は、年々新しくなる。古くなって使われなくなった言葉、つまり死語となったことばを削除していく。新しく使われ始めた新語の中、世の中に定着し始めた単語や熟語を取り入れて、新しい時代に合った辞書つくりをする。しかし、調べものをしたり、モノカキをやっていると、どうしても古い辞書を手元に於いておく必要ある。古くなったからといって捨て去れないのが『日本語の辞書』なのだ。だから(司馬先生は)古い辞書も書棚に置いて、必要に応じて使っている・・・」
と、おっしゃっておられたのを思い出す。
とにかく(私にとっての)「お宝」が出てきたからうれしい、、、。
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昭和62年発刊の広辞苑が我家に在るとは、ついぞ知らなかった。
「今迄、何故にこのような辞書が、我家に在ったを知らなかったのか?」
等々、
この辞書の出処経歴を考えた。
なんと、ブックケースから取り出し、黒に白抜きの「広辞苑」とかかれているカヴァーを取り外すと、美しい青色の鮮やかな「上質クロス表紙」である。いかにも立派である。
立派なクロスカヴァーの「表紙の下部」には、格調高くも銀文字刻み込まれ、
*「新社屋落成記念」
* 昭和62年11月 株式会社HY運送
等と、文字列を刻んである!
これって!「限定版クロス表紙」なのか?
これで全て解った!
つまり、(わざわざ書店から買ったものではなく)我輩のオヤジが貰った(送呈を受けた)モノだ。と、判明!
その昔、(我輩の親父殿は)大手運送会社を退職した後も、元気に(76歳になるまで)現役やっていた親父(一昨年、享年85歳にて他界)は、当時、下関の某運送会社の会長職をやっていた時代である。たまたま取引先の運送会社の落成記念に出席した「落成記念品」だったこと、判明する。本当にこの辞書の価値を解っていて記念品として選んだかどうか?これを貰った我家のオヤジもオフクロも、このドデカイ辞書を実際に使っていたのかどうか?
今となって(いや、最初から)、そんなことはどうでも良い。 さっそく、多いに使わせてもらおう!
時には倉庫に入ってごそごそしなくてはいけない!と、またなにか、お宝出てくるであろう!等と、あらためて思った。
(投稿:執事のトーマス)
from 「Cafe & Magazine 旅遊亭」より、引用投稿する。
ま、時には『旅遊亭』にも立ち寄ってやってください。≒「エセ男爵」からのお願いです!