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歴史エンタメ小説『大亜細亜の詩』 執筆を終えて、

2020-05-11 11:29:48 | 小説家・トーマス青木
『添付画像』:満洲國宣伝ポスター(裕生出会いの館所蔵)
満洲國国務院総務庁情報処「新興大満洲國」 情報処は弘報処の前身


 おはようございます。
 新コロ罹災進行真っ只中、長かった連休、ようやく明けました。
 自ら律し通常活動を停止。すなわち生活バランスを崩した自宅待機状態から早くもひと月、経過しました。

 この数日間、
 何となく足腰弱り、今まで以上に身体軟弱化している自分を実感しています。これ以上弱ると、新コロに掛からなくてもいつ何時、黄泉の国へ旅立つ日が来てもおかしくない。と、毎晩就寝りに就く前に思い巡らす次第であります。

 さて、
 昨日一日中降り続いた雨は未明にはあがり、初夏の清々しい朝、太陽光線に満ち溢れた一日、始まりました。

 弱り気味の足腰鍛える?為に今日の午前中は、広島市内に出向いて文具の買出し、合わせて本屋さん廻りをしてきます。

 そして執筆の事、

 一つ、
 すでに十数年前になるか、友人からファミリーヒストリー(Family History) の代筆を頼されていまして、ようやく今年に入り、3月中旬、執筆を引受けました。
 脱稿は6月下旬、今年10月の発刊を目処にしています。そのために友人と面談の上、関係先聞き取り調査はじめフィールドワーク等、まったく進みません。完全に新コロ罹災です。

 二つ目は、
 デビューしたばかりの小説『大亜細亜の詩』の増補版?の発刊に向け、そろそろ原稿書きの下準備に取り掛かります。自分の書いた本を読むのは苦痛であり苦行です。でも今日から二冊目の読み潰し作業します。既に一冊目は、校正用に赤ペン入れています。

 三つ目、これが極めつけです。
 歴史エンタメ小説『大亜細亜の詩』は、背景となる昭和の歴史が大きいので、執筆開始当初から続編を書く意識で初刊本を出しました。 主として、満洲國を舞台にした日本近代史の世界史版?あるいは、戦後昭和20年以降の東南アジアと日本の経済発展に伴う庶民文化の展開を描く歴史エンタメ小説。そういう切り口で、『大亜細亜の詩』の兄弟分の小説を描いてみたく思います。

 できるだけ平易に書き下ろし、思想に偏らず、絶対的な活字数のヴォリュームも控えて、等々、少々アクセルを踏み込まないよう速度違反を起こさないよう、安全運転で書き進めました。
昨年8月のお盆明けから草案構築し、11月末までに脱稿目標を掲げ、実際には今年の正月明けに縺れ込んでしまいました。その間、御縁あって、出版社「みらいパブリッシング」さんに格段のお取扱いをして頂きました。結果、4月初旬(実際には3月25日)に初刊第一刷が全国有名書店に並ぶ、非現実的な願い、叶いました。

 こうして、急ぎ執筆した歴史エンタメ小説『大亜細亜の詩』(ダイアジアノウタ)は、歴史が大好きで、すでに昭和の歴史にお詳しい読者には、トーマス青木の筆致が平坦で突っ込み少なく、「新しい発見が少ない」等と、もの足りなさを感じられるかも知れません。が、むしろお詳しい方に先ずはお読みいただき、お若い方、昭和の歴史を最初から学びたい方とご一緒にお読みいただき、『大亜細亜の詩』をテキストとして位置付けし、読書会を開いて下さる読み物としてはうってつけの一冊になると思います。

 そんな初版本(大亜細亜の詩)です。が、たくさん良さもあります。
 やはり書き下ろしの気分が生き生きしていて、タッチが新鮮です。トーマス青木の個性は、良し悪し抜きにして、創作当初の気合が十分に書き下ろされ、そして表現されています。

 理屈無し、是非、お買い求め下さい。



     
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