Belleの着物生活

いつもはジーンズ、時々きもの。
Belle(ベル)きものサロンの着付師が
日常をお伝えします。

アンティークの着物

2013-09-02 | 本日の着物
ホームページ用の写真を撮るため、アンティーク着物のコーディネートをしてみました。

生地はジョーゼットのようです。胴裏の古さからして50年以上昔の着物だと思います。柄の向きから見て、今だと小紋になるのでしょうか。袖はかなり長めでエレガントな雰囲気です。リサイクルショップで買ったときはたった2000円でした。

半衿はサテンのプリント生地。帯揚げは伸縮性のあるポリエステルジャージー。どちらも確かフランス製だったと思いますが、なにせ買うのは2~30cm程度ですから安いものです。アクセントに東風杏さんの帯留めを使いました。帯締めは手持ちの普通のもの。

着物にあまり重量感がないので、帯はシンプルな袋帯を合わせています。白の帯も合いそうですが、写真撮影用に少し華やかなものを選びました。これも着つけの練習用に買ったリサイクル品で、値段は忘れましたが1万円していなかったと思います。

撮影には必要のなかった後ろ姿ですが、何となくふくら雀に。かわいらしいでしょ?

アンティークの着物、現代の帯、モダンな小物類。時代も雰囲気もまちまちだけど、それなりに納まってしまうところが和服のすごいところ。
じょうずにリサイクル品などを使えば、びっくりするほどお安く仕上がるのも魅力的です。

こんな風に遊び心のある楽しみ方もありじゃないでしょうか。これも立派な和装です。着物文化を廃れさせないためには、着物ってもっと楽しいものなんだよ!ってことを皆さんにわかっていただきたいなあ。
コメント
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