19日の金曜日、スクールの生徒さん達と京都へ行ってまいりました~
。今日の記事はちょっと長いです
。
きもの基礎講座のカリキュラムの中に「課外授業」という項目があります。これは着物が着られるようになった生徒さんに、着物で外出してもらおうという意味合いがあるのです。教室やお家で着ているだけでは、着物を着ることに自信が持てないんですね。やっぱり、外で人に見られる経験を通して度胸もつくし、反省点が見つかって技術も上がるのです。
普通はランチや、近場へのお出かけを計画するのでしょうが、「着物で京都へ行きたい!」という、生徒さん達の強い希望もあったので思い切って京都に出かけることになりました
さて当日は頑張って、みんな早起きして着物、着ていきましたよ!この日が着物で初めてのお出かけ、という生徒さんもいたのでちょっと心配していましたが、ちゃんと集合時間に間に合うように現れてくれて、ホッとしました。
颯爽と新幹線のホームを歩くキモノ女子たち。どうです、なかなか素敵な姿でしょう?木綿、紬、小紋と思い思いの着物をかわいくコーディネートして来て
、しかもきれいな着つけで登場してくれて、本当に嬉しく思いました
やっぱりね、せっかく着るならカッコよく着なきゃね。Belleきものサロンのモットーですもの。
この日は肌寒く、風も強い一日でした。新幹線を待つ間はちょっと寒かったですね
。前日まではあんなに暖かかったのにね
。
さて、京都でのメインは着物のお勉強。一応、授業だから
。
今回の課外授業のために、全面的に協力して下さったのは、小田織物さんの小田泰伸さん。(リンクを張りたいのですが、何故かgooブログ側の規制にひっかかるので、検索してくださいね)昼食後、烏丸御池のお店に伺いました。
資料をバッチリ揃えて、白生地のことについて詳しく教えて下さいました。
今までこんなにたくさんの白生地を見たこともないし、ましてその違いについての知識はゼロ
。だから見るもの聞くもの、新鮮で驚くことばかりの生徒さん達。
真剣そのもので講義を受けています。
用途によって、使用する生地が違うことや、上質なものとそうでないものとの見分け方など、専門家ならではの深いお話の数々を伺い、あっという間に時間が経ちました。
次に小田さんのご案内で、近くにある江戸小紋の染め工房、大野國染め工場に行きました。
京都で江戸小紋?とちょっと不思議な感じがしますが、大野信幸先生は東京の江戸小紋の工房で何年も修行されて、技術を習得された方です。ちなみに通商産業大臣認定の伝統工芸士であり、京都府伝統産業優秀技術者「京の名工」でもあります。
工房では、実際に途中まで染めの実演までしていただきました。伊勢型紙、とくに細かい目の型紙を染めるのがどんなに大変なことか、ほんの少しですが理解することができました。
型紙師さんも染め師さんも、素晴らしい伝統工芸の技術者として、もっと私たちは誇りに思って、次世代に伝えていかなくてはいけないことですね。
お座敷では作品の数々を見せていただきました
。
鮫、行儀、角通しという格調高い柄の他、楽しい柄やモダンな柄、豪華な柄など、見れば見るほど感心するばかり。
いや~、私、ほしい柄がいくつかありますの
。どうしましょう・・・。
でも、こういう時はいったん家でゆっくり考えてみるのがいちばんですからね
。ほんと、ちょっとゆっくり考えてみることにしよう・・・
今回お世話になった小田泰伸さん(左)と、大野信幸先生。
お忙しい中、貴重なお時間をさいてたくさん教えていただき、本当にありがとうございました!
お勉強のあとはちょっと疲れたのでお茶をして
、祇園の井澤屋さんでお買い物
。
その後はお土産とお弁当を買って、いよいよ帰路につきます。
ホームで最後に記念撮影♪
みんな、いい笑顔です~
。カメラマンのKさん、写ってなくてごめん!
楽しくて、勉強になって、ちょいと疲れたけど本当に充実した一日でした
。今回頑張って着物で一日過ごした生徒さん達、これでステップを一段上がりましたね!着物で京都、行けましたよ
。それも、颯爽とした、素敵な着物姿で。
これからは近場への着物でのお出かけなんて、楽々です
。どんどん挑戦してください。
それから、さらに着つけが上達するよう、レッスン頑張りましょう!!
今回都合で来られなかった生徒さん達、次回はいつになるかわからないけれど、またいつか一緒に行きましょうね!