Belleの着物生活

いつもはジーンズ、時々きもの。
Belle(ベル)きものサロンの着付師が
日常をお伝えします。

3人で認定試験

2013-11-29 | 着つけスクール
今日はOさんが初級講師認定試験、MさんとKさんが中級講師認定試験を受けました。

最初にまず、実技試験。
初級は、外出着(たれもので小紋以上)に袋帯の二重太鼓を15分で着る
中級は、留袖と二重太鼓を15分で相手に着せ付ける
というのが課題です。
みなさんの緊迫した空気に、うっかり写真を撮り忘れてしまったのが残念ですが、いつもとは違った真剣そのものの堅い表情で集中して着付けていましたよ。

次は学科試験。
大人になると、こうして試験を受ける機会はほとんどなくなりますから、久しぶりの緊張のようです。

着物姿で鉛筆カリカリ・・・。あまり他では見られない光景ですね。
学科試験の問題は、着物の知識を試すもの。日本人として、知っておいた方がいいことばかりです。こんな機会に学ぶことができたのは、ほんとラッキーだったと思ってほしいな。

さて無事試験も終わり(皆さんたぶん大丈夫)、急にホッとした表情になりました。第一声は、
「やっぱりテストがないとダメだね~」
そう、本当に残念ながら人はテストがないとすぐ自分に甘くなっちゃうんですよね。とにかく15分間でなんとかしなきゃ、と思うと無駄な動きをだんだんしなくなるのです。追い込まれると、隠れていた力を発揮して、ほぼみなさん15分は楽にクリアして行きますよ。

これでまた、ひとつステップアップ。また頑張りましょう!
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江戸小紋のお誂え

2013-11-28 | 日記
お茶の友人達が、江戸小紋を誂えたいと言うので、またまた京都へ行ってきました

小田織物さんの案内で、江戸小紋の染め師大野信幸先生のところに行って参りました

工房では外国からの見学者と合流、大野先生から伊勢型紙を使った、正真正銘手染めの江戸小紋の行程を講義していただき、その精緻さ・気の遠くなるような職人技にあらためて感動いたしました。

工房のあとは、数々の染め上がった反物を見せていただきため息の連続です。少し離れれば無地に見える、極鮫や行儀・角通しの神業ともいえる染め上がり。また江戸小紋らしい遊び心のある楽しい柄。江戸小紋には数え切れないくらいの柄の数があるそうですが、どれをとっても型紙師や染め師たちの息を凝らした仕事ぶりが目に浮かんで、日本の伝統工芸の奥深さにしばし酔いしれたひとときとなりました。


工房は京都の町屋のご自宅の奥にあります。ご自宅の入り口を開けると、なんとミニクーパーSが鎮座していました
ユニオンジャックのドアミラーとバックミラー、ボンネットにはブラックストライプ。「息子さんの車?」と思ったら、大野先生ご自身の愛車だとか。ペッパーホワイトという、このボディカラーに一目ぼれされたそうです。ちなみに私の車もミニクーパー。なんだかちょっと嬉しい
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大島紬に誂えた帯揚げ

2013-11-26 | 本日の着物
レッスンの時の着物


母にもらった反物を仕立てたもの。仕立てが良いからだと思いますが、とっても着易くてつい手にとってしまう着物です。

この日合わせたのは黒地にバラの花の模様の名古屋帯。これも母にもらったものですが、昭和の頃こんな花柄が流行ったみたいですね。
井澤屋さんの白に赤い房の帯締め、それと先日小田織物さんで誂え染したピンクの帯揚げを合わせました。

着物は地味だけど、帯まわりがぐっと華やかでしょう?帯揚げを白地に赤の飛び絞りに替えれば、はんなりした雰囲気になりますよ。
こんな遊び方も着物の楽しいところですね
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帯揚げのお誂え

2013-11-26 | 日記
このところ忙しくてなかなかブログの更新が追いつきません
少しずつ、過去の日付の記事も書いていきますので、たまにのぞいてくださいね。

さて、帯揚げはどんな合わせ方をするのが良いのでしょうか。
いちばん無難なのは、着物や帯より薄い色を持ってくることといわれます。振袖以外の礼装やお茶席などでは万事控えめな帯揚げの方が好まれますね。

でも時には差し色の帯揚げを使ってピリッとアクセントにするのも楽しい着方です。スカーフや洋服の生地を使って遊ぶこともよくあります。
便利なのは無地のちりめんの帯揚げ。いろいろな色を揃えておくと、コーディネートがとても楽しくなりますよ
最近はきれいな色の帯揚げがネットショップなどでも見かけるようになりましたが、それでもなかなか思ったような色がいつも見つかるとは限りません。

そこで今回、好みの色に染めてもらうことにしました
お願いしたのは小田織物さん。帯揚げの白生地は10枚分で1反として売られています。一枚ごとに切り離してもほつれないように織られています。お値段は1反18000円前後。生地の重さによって値段も変わります。

この白生地を好きな色に染めてもらえば、私だけの誂え品になるのです。染め代は1反で8400円とのこと。1枚分でも染めてもらえますが、2100円と割高です。そこで1反丸ごと、染めてもらうことにしました。つまり10枚、同じ色の帯揚げが出来上がるわけです。

染めたのはこの色。こっくりとしたピンク、綺麗な色でしょう?春でも、秋でも、冬でも使える便利な色です。かわいらしい色だけど、ちらりと見せるだけですから、若い子じゃなくても全然OK。近々使ってるところの写真をupしますね!

着付け教室の生徒さんや友人など、声をかけた人たちがどんどん買ってくれたり予約が入ったりで、もう完売状態。1枚2500円ととってもお安いのも魅力ですね。
なんか、かなり嬉しい私です
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結婚式シーズン、連休は着つけで忙しい

2013-11-24 | お着つけ
秋の連休、お日柄もお天気も良く、結婚式が数多くおこなわれたことでしょう。
Belleきものサロンにも何人かのご依頼があり、お着つけさせていただきました


T様はご親族の結婚式ということで、黒留袖をお召しになりました。まだお若くかわいらしいT様、留袖姿は一段と輝いていらっしゃいました。


ご親戚で何人もが着られたというこの留袖、小柄なT様には少々寸法が大きかったので、おはしょりの処理などをさせていただいています。
元気な男の子3人のお母様とは思えない、優雅で上品な留袖姿となりました。


次はご友人の結婚式に出られるというO様。若いお母様ですが、まだお嬢さんの雰囲気の方でした

柔らかいピンクの色無地に華やかなブルーの半襟、ご親戚が用意してくださった可愛い帯飾りを帯締めにあしらってみました。おばあ様が締められたという思い出の帯は、若いO様にはちょっと地味めでしたので、帯締めまわりが華やかになりましたね。


幼いお嬢様はご両親とお留守番とのこと、結婚式はいかがだったでしょうか。


次はサロンにてお着つけさせていただいたM様。妹様の結婚式に出席されると伺いました。

M様も小さなお嬢様のお母様で、まだ若い方でしたが、シックな訪問着がとても良くお似合いで優雅な雰囲気でした~


後ろ姿も素敵です。髪を下ろしていらっしゃいましたが、衣紋を少し大目に抜けば首周りもすっきりします。絶好のお天気のもと、妹さんはきっと素晴らしい花嫁さんだったでしょうね


ご依頼いただいた皆さま、本当にありがとうございました
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