Belleの着物生活

いつもはジーンズ、時々きもの。
Belle(ベル)きものサロンの着付師が
日常をお伝えします。

型染めの小紋

2012-10-27 | 本日の着物
レッスンの時の着物。


これは確か、練習用に買ったリサイクルの着物。
よく見ると、元はもっとはっきりした柄だったのを、全体に色をかけて染め直ししたものなんじゃないかな、と思います。仕立て直した後たぶん一度も着ていないみたいでした。

重めでシボの荒い縮緬のため、しわになりにくく、お茶のお稽古なんかにぴったりです。とてもお安かったのですけど、まだまだ練習用にだけ使うのはもったいないくらいの程度なので、時々こうして着ています。

前日大島に合わせた漆の帯をして、帯揚げに色を差してみました。
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初めての着せつけ

2012-10-26 | 着つけスクール
まったくの初心者から始めたNさん。がんばってお稽古して、今日は初めて人に着せ付けをする練習です。



モデルになってくれたのはKさん。協力ありがとう。
紐使いで着せていきます。自分で着るのとは違って、加減がわからないし向きも逆だし、結構難しいものなんですよね。
でも、とても勉強になるんです。自分で着る技術も、ぐんと向上しますから、頑張りましょう



モデルでがんばってくれたKさん。今日はお太鼓柄の名古屋帯を締めました。柄の出し方の練習なんですが、とても良い位置に柄が出ましたね。道具の使い方も少しずつ慣れて来たでしょうか。これからもがんばりましょう!
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顔見世に着た着物

2012-10-25 | 本日の着物
この日は忙しい一日でした。

午前中は着つけスクールを自宅でこなし(←この時は前の記事にある大島紬)、昼にはいったん脱いで、雑用と夕食の用意(←ジーンズで走り回る)。

夕方には御園座で歌舞伎の予定が入っています。友人との待ち合わせ時間が刻々と迫り、出発予定時間までの残された時間は35分。この時間内で髪を上げ、着物を着るため、久しぶりに時計を脇に置いての着つけとなりました

はい、もちろん時間内にちゃんと着て、写真も撮れましたよ


見覚えありますか?先日、別のコーディネートで着た小紋です。
この日は顔見世、勘九郎さんの襲名披露です。ということで、正統派の着こなしにしてみました。衿は白、帯は名古屋帯ですが、刺繍をほどこしたちょっとお出かけ風のものです。帯揚げはゑり善さん、帯締めは井澤屋さん、草履は伊と忠さん。京都風でしょ?

ちなみに先日のカジュアルコーデはこんなんでした。

小物でずいぶん雰囲気が変わりますね~


御園座は着物のお客様、たくさんいらっしゃいました
予想はしていましたが、紬の方の多いこと。秋ですものね、こっくりした大島とか、着たくなりますよね。
お一人、二人なら素敵なんですけどね、数が多くなるとどうなるでしょう。茶色や黒っぽい紬だらけは、少々地味な雰囲気になってしまいますね。

私も紬は大好きなんですが、夜の観劇とか、ある程度以上の会食などには、できるだけ柔らかもの(垂れものとも言いますね)を着るようにしています。たとえ小紋であっても、生地に艶があったり色柄がきれいだったり、何より生地のたらんとした質感によって、全体にとても優雅な雰囲気になります。数が多いと、さらに場が華やかになりますよ

紬は柔らかものに比べると着つけが楽なんですよね。しわも目立たないし、長時間座っている観劇に着たくなるの、すごくわかるんです。
でもね、着つけを習っていらっしゃる方とかだったら、そこを頑張って、染めの着物を着てお出かけしてほしいなあ。
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大島紬に漆の名古屋帯

2012-10-25 | 本日の着物
レッスンの時の着物です。



母の大島。いつものことですが、サイズ大きいです
これは珍しく裄はそんなに長くはないけれど、身幅はかなり大きいのでとても着にくいです…

特に上半身は余りが大きいとすっきりしませんね。脇で懸命にタックをとってきれいに見せている努力が見られる写真です

秋らしく、葡萄色の漆の名古屋帯に飛び絞りの帯揚げ、帯締めの色はちょっとハズしてブルーを合わせました。
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お二人で

2012-10-25 | 着つけスクール
この日のレッスンはMさんとKさんのお二人でした。

お二人は今基礎講座で一から学んで下さっていますが、実はかなりの経験者。でも流派が違うといろいろと勝手も違います。その違いを学んだり、またさらに高いレベルで着つけができるようにと、熱心に通ってくださっています



この日は名古屋帯まで締めてもらいました。


左のKさんは手結び、右のMさんは改良枕
こんなのです
を使って締めています。

違い、わかりますか?
改良枕を使うと、お太鼓が四角くかちっとした感じに仕上がるのです。

いろいろな道具に慣れておくと、着物や帯に応じて最もきれいに着られる方法を選択できるようになってきます。技術に幅が出ますから、ぜひ習得していきましょうね。
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