夏からお稽古が続いていた、ミュージカルの公演が終わりました。
いやー、素晴らしい出来でした!!
もうすっかり「素人歌謡劇」の域は抜けてしまったでしょう!
まじめにすばらしい!
私自身も、セリフ・ソロの歌ともに目立った失敗もなく、セリフが少なかったことも幸いし、自分を変えることができづらかった昨年とは違って、リラックスして舞台に臨めたし、創意工夫を楽しむ余裕も多少ありました。
心地よい疲れを感じながら、忘れぬうちに昨日感じたことを書きとめておきたいと思います。
この5年ぐらいは、多分何かしらの課題を持ってミュージカルに参加するようになるように思います。
で、私が勝手に設定した今年の課題は「自分の潜在能力を知ること」。
残念なことに、私は「できることをしない」ことが非常に多くあります。そして、それをしないがために、ホントはできるかもしれない、別の自分の能力に出会えていないように感じています。
悲しい記憶ですが、それは中学校の時、「できる」ことで「軽く」いじめに遭ったことがあったからです。若気の至りで、配慮に欠け、癇に障る子だったってこと(笑)
そういうことがあって、自分の力は出さない方がうまく行くという、決断をしたのでしょう。「出し惜しみする」という悪い行動パターンを持っているということには何となく気づいていました。
事実、「出し惜しみをしている」「本当の力を出していない」「できるのにやっていない」「遠慮することはない」「実はまだできるよね」と指摘されることが、仕事でも近年多かったし、これって悪い癖になっているなあと感じていたから。
それだけではなくて、「未知の力」にも遭遇したい・・・・
はる、あなたはどんな力を持つ人ぞ?
で、いったいどうしたい訳?
「じゃ~、とりあえず、どこまで何ができるのか、試しにやってみよっかぁ」
というのが私の今年のミュージカルのお稽古や準備に関わるにあたっての自分への問いかけ。
たとえば、演じる。
恥ずかしがっても、舞台の上では、腹がくくられておらず、迷いがあることの方がよっぽど見てて恥ずかしいですからねー。
上手・下手は抜きにして、ちゃんとその役の人の気持ちを演じてみようよ。ってことで、とりあえずできるところまでは頑張ったつもり。そもそも経験があまりないので、欲張らずに一歩づつ。
でも、個人的に目指すのは「走れ!ヘタウマ路線」なので、いいのぉ、まだ「気分だけミュージカル女優」でぇ~♪
って感じ。
そして、歌う。
地声の大きさは、体育会女子の特権(笑)。
通知表の体育と音楽の成績はいっつも安定して満点。そもそも嫌いじゃないんだから、歌っちゃっていいのよ~。
って訳で、本番3日前から、本気モードにスイッチを入れ替え、ガンガンいっちゃいました。
あ~、体の中の悪気が退散したように、すっきりぃ~♪
そして、書く。
「好き」ということはそれだけで、その人を動かすエネルギーの源泉になる。
ブログも1年以上続いていることから、書くことが好きなんでしょっ、多分ね。
パンフレットを読んでわかりやすく、興味が持てる内容にするには?と思案したおかげで新渡戸稲造の生涯や功績はよく理解でき、一般教養は豊かとは言えない私に大きな「おまけ」がもたらされました。
感謝状・個人賞の文章、一人ひとりのことを思い出して、夜な夜な感謝の気持ち、その人から学ばせていただいたことを「どこかから借りてきた言葉」ではなく「自分の言葉で」書く。
できあがったものを1人づつ額縁に入れる時の、あのいとおしさと満足感、そして
カ・イ・カ・ン(かなり自己満足・・・)
それだけで「楽しい~」と思っていたけど、もらった人から「うれしかった」と言われて、そのことが私には本当にうれしいことでした(涙)。
ヒューレック研究会では、相手の良さを認め、伸ばそうと思うからこそ、自分の持っている力を出せば、役に立ち、喜ばれ、誉められ、感謝される。
「あれやっちゃダメ」「これやっちゃダメ」っていう禁止事項はルール以外にはないように思う。
人の潜在能力ってのは、多分こういう環境下で開花するんだろうなぁと思う。
「やっちゃっていいんだーー」という安心感、コレ大事!
仕事の環境下では、エッセンスとして取り入れることはできても、残念ながら、時間的な制約や人の価値観は皆違いますからさまざまな損得勘定が働いたりする場合が多いように感じます。
だから、自分の成長の場に物足りなさを感じたら、仕事や家庭以外にこういう場を持つことはとても大切だと思います。
私の場合は、応急処置的に自分自身や現状への満たされない思いを、一時的に何かで紛らすことはできたとしても、結果的には自分のダイナミズムにはつながらないような気がしています。
そして、痛切に感じたのは、私にとっては、自分を変えたい、まだまだ成長したいと思った時には、「健全で普遍的なぶれない軸を大切にしている」人やグループに接することがとても大切なことだと思っています(あくまで私にとって)。
誰に「何を以って健全とし、誰が普遍的と判断するのか」とかそんな回答が面倒くさいことを聞かれても、自分の嗅覚・直観で判断し、自分でコレだ決めて、自ら学んで、自らをいいと思う方向に変えていけばいいのだと思う。
そういう場があることに感謝をし、感謝される関係の中で「人を信じる心」を取り戻すことができたことに、昨年にはない喜びを感じています。
私が知る限り、フィナーレで客席に涙をぬぐっている人が数名いました。
その涙の理由は人それぞれちがうと思いますが、何か人の心を動かす力を持ったものを作ることができたのはうれしいことです。
ヒューレック研究会の皆様とご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。
来年もよろしくお願いします。
いやー、お疲れ様でした。何はともあれ、皆様からのクリックで来年も頑張るよ~。今度は脚本書いちゃいます!
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週末のビデオ見ながらの自画自賛の会が楽しみです♪