Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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沈まぬ太陽

2009-12-02 00:34:55 | 自分のおかたづけ
今日は、午後から映画を見に行きました。
予定外です。気分変えるためにです。

見たのは、「沈まぬ太陽」です。
原作は山崎豊子さんの小説で、映画も話題作。
でも3時間超えの大作ともなるとちょっと及び腰になっておりました。

とは言え、私には原作を読む根気強さはないので映画でみるべし、なわけです。

主人公の渡辺謙演じる恩地が、労組の委員長として辣腕を振るった後に続く理不尽な処遇に負けずに、正義を貫き続ける姿や、会社の上層部の腐敗しきった人間模様、中でも三浦友和演じる恩地の同僚:行天が出世と引き換えに悪事に手を染めていく姿の「悪さ加減」にかなり引き込まれてしまいました。

恩地が担当した御巣鷹山に墜落した飛行機事故の遺族対応。

この映画から、企業の社会的責任とかそんなことを語るのはナンセンス。

大企業の中で理不尽さと戦い、不毛と思える時間の中で、不屈の精神力で正しさを貫く主人公の想像を絶する強さに、些細なことに怒ったり、落ち込んだりする自分が恥ずかしかったです。

しかもエンディングで、

意図しないこと命を奪われるような絶望に比べれば、日々の理不尽さなど苦しみとは呼べないものである

みたいなセリフがあって、自分が日々苛立っていたり、自分勝手に落ち込んでいることなどホント、些末なことに過ぎないとため息です。

自分が過去に感じたことのある絶望感なんて、今は忘却の彼方です。

無論、主人公ほど強くある必要もない私ですが、ひとつ感じたことは、「正しさから逃げない生き方」を自分がしているかということです。

私は二値化が嫌いです。

正誤、善悪、強弱、大小、優劣などを明確にすることが嫌いです。自分自身が心を患って以来、白でも黒でもない中に自分を置いてきました。

それでもやっていける恵まれた環境にあるのです。
ただし、責任や影響度もそれに見合うものでしかありません。

この映画を見る前に、自分の感情が久しぶりに大きく揺れる出来事があり、いつになく率直に言葉を選びながら、多少厳しいやりとりをしなければならないことがありました。

オブラートに包みすぎてオブラートの味しかしないモノ言いじゃなくって、日々のトレーニングの成果として、なるべくアサーティブにと思うけど、冷静になればなるほど、案外冷たい私です。

でも、「正しいこと」は守らなくちゃ・・・

言葉を知らなかった若い時に比べて、今は伝え方を学び、わかちあいの力はついてきているはず。

時代は変わっているけど、普遍的に「正しいこと」って、やっぱあるじゃない・・・

不屈の精神とまでは言わずとも、譲れないものについては、ぶれずに貫く強さが実感できなかった最近の私です。

心の整理がついた3時間でした。

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コメント (6)
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