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Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
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大人の品格

2010-03-29 23:34:12 | 他愛もないこと
東京では、桜がつぼみのままで4月を待っています。
久しぶりに、入社式や入学式では桜を背景に記念写真が撮れるのではないでしょうか?

桜は私には特別な花で、特に母校である高校には桜の木が800本も植えられています。

そして、母校が2006年、春の選抜高等学校野球大会に21世紀枠で出場したことが思い出されます。
(創立以来3回目の出場)

9回表に逆転したものの、その裏に逆転され、結果はサヨナラ負けでしたが、さわやかに接戦を繰り広げたことが思い出されます。

そして、大会終了後には応援の最優秀賞を受賞しました。⇒ 桜色のアルプス席

卒業生としては、こんなに誇らしいことはありません。

私の母校は、金沢市内にある県立の進学校ですので、練習環境も十分ではありません。

いわゆる天才・秀才がいる進学校ではないので、今思えば、真面目で努力家な学生がコツコツと勉強し、大半が部活動と両立をさせ、「質実剛健」の校風を今でも守っているのだと思います。

甲子園では、「ナントか1勝できれば・・・」と淡い期待もしたのですが、何よりも願ったことは、後輩たちが、与えられたチャンスの中で、持てる能力を発揮しながら、自分たちらしく戦うことでした。

21世紀枠とは、地区代表をあと一歩で逃したくらいの実力はあり、甲子園である程度は対等に戦う力がある学校が選ばれている一方で、実力・実績がある学校でも、大舞台で思うように力が出ないこともありましょう。
(大舞台に魔物はツキモノです)

いずれにせよ主役はあくまで選手です。

指導者が結果に全責任を持つほど、選手たちは無力な存在でも、所有物でもなく、結果はどうであれ、敵・味方を超えて称えられる存在です。

むしろ、指導者は、勝負の結果から、まだ人間的には未熟な彼らに、何を教え、どう承認し、励まし、彼らが心に何を刻むかを見守り、次の方向性を明確に示し、

指導者自らが、広い社会を生き、影響力を持つ者として高潔であってほしい。

今年の冬は、バンクーバーオリンピックで盛り上がりました。

若い選手たちが、勇気を持って果敢に難しい技にチャレンジしながら、日々の練習の成果をこの上ない大舞台で試しました。

その結果、満足の行く結果を出すことができた選手も、思うように力が出なかった選手もいます。

そんな中で、

試合後のインタビューのあまりに品のない質問内容や、電車内の週刊誌の中吊り広告に、選手に関わるゴシップ的な記事の見出しを見た時に、

私は、久しぶりに怒りを覚えました。

一流の選手には、上手くいかなかった過去そのものを振り返る時間や質問には意味がなく、

結果を出している選手たちの大半は、自分のモチベーションの維持向上に役に立たない質問をうまくかわして、最終的に自分と未来をどう変えていくかに回答を終始しているように見えませんか?

にもかかわらず、無意味で愚かな質問が繰り返されるのは、意図的なのか、無意識なのか?

「他人の不幸は蜜の味」に群がる社会の風潮に、あえて選手の活躍の裏にある影の素材を週刊誌の記事として投入することは、表現には自由があるとて普通のことなのか?

ダレカ、オシエテクダサイ・・・

どんな結果であれ、選手たちは、尋常ではない鍛錬と創意工夫の末に到達した「トップアスリート」です。

あきらかに敬意がたりない・・・。

こんなことは、一例にすぎず、世代間の(広い意味では、ダイバーシティ)コミュニケーションがうまくいかない原因を見ます。

思った以上に、大人になっている自分の課題を再確認しています。

新人研修を前に、教える立場だけでなく、一人の大人として品格を洗って出直します。

プチっとお願いします。


コメント (6)
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