いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

タムナ Love the Island 9

2012年05月21日 | タムナ
いいねいいね!時代物の陰謀は、本物の陰謀の香りがするよね!
現代ドラマの陰謀は会社乗っ取りとかさー、
当事者には死活問題かも知れんけど、スケールちっさくてぬるいわ。
面白くなってきたよ。

《あらすじ》

吏房に正体を明かしたパク・キュは、
献上品盗難の捜査を協力して行うことにした。

日本の長崎では、ソリン商団が大きな取引をまとめていた。
しかし、東インド会社が朝鮮のほかの商団と取引を開始するという
情報を得て、長老の関与を疑う大行首ソリン。
来日していたヤンの進言で、会社はタムナとの直接取引を考えていた。

盗難事件に長老の関与を疑い捜査を進めたパク・キュと吏房は、山奥の村を発見する。
そこは多くの私兵が訓練を行い、
タムナ立国の準備をすすめる長老の隠れ里だった。

先に村へ帰ろうとしていた吏房は、気付いた追っ手に斬られてしまう。
その場面をたまたま目撃したボジンとウィリアムは、
捕らえられ、長老の屋敷へ監禁される。

ボジンの行方不明を知ったパク・キュは県監に身分を明かして
協力を仰ごうとするが、先んじたヒャンドルが
ボジン拉致の証拠をちらつかせ、パク・キュの動きを封じる。
手傷を負ったウィリアムは持ちこたえられるか?

(つづく)

ひ、ひぃぃぃぃぃぃ、ヒャンドルが悪い奴すぎる……。
ボジンは「オラバン、オラバン」と呼んで信頼しているのに!
躊躇なくボジンを切ろうとしたよ!

島を愛している、血気さかんな若者だったら、
タムナ王国を再建!という目標があったら突っ走っちゃうだろうなぁ。
「本土に搾取されなければ、もっと楽に暮らせる」
という長老の意見も最もだけれど、
「献上品がたびたび盗まれなければもっと楽だった」という
パク・キュの意見もそのとおり。

目的のためなら手段を選ばない長老派は、やはり過激な集団だよ。
島民のためといいながら、あやうくボジンを殺すとこだったわけでしょ。
そんなのよくないよ!

貧しく、辛い生活ながらも、明るく元気に暮らす人々。
イリアムのふるまうコーヒーを楽しみ、
たまの祭りには飲んで踊って歌ってさわぐ。
素朴な生活の中に、美しさがあるんだなー。

そんなのも、持てる者の上から目線だけどね。
現場で苦労してる人間は、やっぱり長老の言葉にしみじみうなづくわけよ。
美しくなくたっていい、俺たちだって楽な生活がしたいって。
島民の暮らしを良くするための独立戦争で、島民が死ぬ。
どういう矛盾でしょうかね。
多少の犠牲は仕方ない、というのが彼らの言い分のようですが。

とりあえず、吏房が死ななくてよかった。
あの人、融通がきかなくて非情な人だけど、真面目な人でしたね。
吏房が死んだ!って言って、こきつかわれてた役人ふたり組みが
大泣きするじゃない。
お?意外に人望が?と驚いたりしました。
のろしを上げたのは迂闊な気がするけど……。

ウィリアムが村人と、だんだん仲良くなるところ、いいよね。
コーヒーの苦味を漢方薬の味だ~と喜ぶ人々。
あれかね、昔っから韓国ではウェルビーンの精神が息づいていたのかしら。

そして石彫りのおじさん。



鬼だ、化け物だと怖がっていたのに、
ウィリアムの彫ったテディベアの人形を見て大喜び。
弟子にしたいとまで言うんですよ~。
(ちなみに現在の済州島にはテディベア博物館があるという)

田舎の人間のいいところは、共同体になじむと、
とことん面倒を見てくれるところ。
よくないところは、なじむまでは少しでも変わってると
よそものとして敬遠されるところ。
どちらも、同じ根っこから出てくるものなので、
この美点と欠点は表裏一体です。
私も田舎の人間だからよくわかるのよね。

ウィリアムは、みんなに受け入れてもらえた模様。
キヤンダリも……かな?

日本人とソリン商団のシーンは見ていられませんね。
がんばってはいるが、あやしい日本語と衣装。
もう日本語指導としてボランティアで現場に行きたいわ。
東インド会社の日本支部に行ってたヤン。
帰りはソリン商団の船に乗っていた?
あの編み笠の男と同じ船だっただけ?
一体どういうことなのかしら~。

ボジンの、ウィリアムに対する気持ちは
恋なのか?あやしくなってきましたね~。



不思議な髪の毛をして、自分の保護を必要とするかわいい生き物を
保護して、それがここではないどこか異世界の扉を開く鍵のような人物で、
自分になついてくれていて……。
この愛着は、恋なのか?
ボジンはだんだん気付いていくんじゃないかなー。

キヤンダリに「気をつけて」というボジン。
彼の正体が気になるボジン。

脈はあるぞ!キヤンダリ!






最新の画像もっと見る

コメントを投稿