いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ゆれながら咲く花 6

2016年04月15日 | ゆれながら咲く花
《あらすじ》

いよいよ試験週間が始まり、生徒たちのストレスもピークに達している。
アンチョコ作りに精を出す者、ヤマをはる者、
寝る間を惜しんで勉強する者……。
とにかく良い点を取って良い評価をもらおうと必死なのだ。

ナムスンは、結局試験問題を盗まなかった。
逆にジョンホたちの言質を録音したふりで、一応彼らをおとなしくさせたつもりだ。

ところが、文Ⅱの試験問題が流出したという。
回収された問題用紙が1部足りないのだ。
試験当日に無くなったのか、それより前に盗まれたのか、
はっきりしない。

問題を重く見た学校側は、犯人捜しを開始し、
セチャンの車についているレコーダーの記録を調べた。
すると、停電のあった時間、駐車場を横切るフンスの姿が。

フンスは呼び出され問いただされるが、身に覚えはないという。
ナムスンは意を決して名乗り出た。
盗もうとしたのは自分だが、盗んではいない、と。

彼の言い分にがっかりしたのはインジェ。
「もうあなたをかばえないわ。盗もうとした心を許せない」
ナムスンは何か言いたげだったが、冷たく去ってしまった先生を見送って
言葉を呑み込んだ。
警察に事件を任せるという校長らを止めたのは、意外にもセチャンだった。

「生徒のために命を懸ける先生らしくない。彼にも事情があったんでしょう」
「テストを盗むなんてどんな事情ですか!」
「大人にはなんでもないことでも、子どもにとっては大事なことがあるんですよ」

セチャンは、ナムスンがインジェをたずねてきた時のことを話した。
何もしなければ誰かが困るが、悪さをすれば助かる場合は?
誰が困るのかは、聞かなかったけれど、とにかくナムスンを救わなくてはね。

事件は意外な方向から解決した。
セチャンが塾講師時代の人脈で調査をしたところ、
問題を盗んだ犯人は、退学した元在校生だとわかったのである。
盗まれた問題は、塾に売られていた。

ナムスンは犯人ではなかった。
この事実はクラスで安堵とともに受け入れられ、
容疑を晴らしたセチャンの株も上がった。
さすがのナムスンも、不器用にセチャンに礼を言う。
くすぐったかったが、悪い気はしなかった。

「いいことがあったのかな?」
チョ先生が、セチャンにたずねる。
「生徒がいろいろ話しかけてきて面倒ですよ」
そうは言いつつも、セチャンは笑顔になっている。
「それが学校だ。先生でいる限り、拒んでも生徒は寄ってくる」
「その通りですね、学校ですから」
「そうだ、でも逃げてばかりじゃダメだ。逃げられないしな」
チョ先生は、笑顔でセチャンの肩を叩いた。

文Ⅱの試験は、再試験となった。
問題もセチャン先生とインジェ先生が新しく作り直した。
生徒たちも、もう一度チャンスが与えられたので、もう一踏ん張りだ。
前回の成績が悪かったハギョンもそのひとり。
薬を飲んで、ドリンク剤も併用する。眠らずにすむなら……。

ところが、試験を終えたハギョンはとうとう倒れてしまう。
目の前にいたセチャンは、呆然と立ちすくみ、何もできないでいた。
過去のある記憶が、フラッシュバックする。
倒れた女生徒を背負い、校内を走った記憶。
必死の呼びかけにもかかわらず、力なく垂れた彼女の手……。

結局、ハギョンを背負って病院へ走ってくれたのは、ナムスンだった。

幸いなことに、彼女は無事に目を覚ました。
ドリンク剤の過剰摂取が原因だった。
ハギョンは学校でもトップクラスの生徒なのになぜ?
インジュは不思議に思うが、ハギョンの家は、みなソウル大出身者ばかり。
子ども達は、日々、様々なプレッシャーと闘っているのだ。

翌日、登校してきたジョンホを呼び出したインジェは、
テスト問題盗難事件に関して釘をさした。
「ナムスンに命令したのはあなたね?今度ばかりはかばえないわよ?」

ナムスンが密告したと思ったジョンホは、怒りにまかせて秘密を暴露する。
「おい、試験問題を盗んだのは俺のためか?
フンスのためだろ?お前とフンスは中学の同級生だってな?」
クラスの面々は、動揺する。
ナムスンも留年組?フンスと同級生だって?盗難事件の黒幕はフンスなの?

ナムスンは教室を出て行くフンスの後を追った。
ふたりだけになり、フンスはナムスンを問いただす。
「お前はジョンホとどんな約束をしたんだ?俺のためか?」
「お前のためじゃない。俺のためだ」
「俺が怖いか?」
「ああ、怖い。この世で一番怖い。だからお前を無視できない」
フンスはナムスンを置いて、出て行った。

クラスメイトは、ナムスンの味方をしようと決めた。
フンスに脅されているなら、みんなで守ってやる。
「誤解だよ」ナムスンは言うが、友達はナムスンを取り囲んだ。
中学をやめたことも、留年していたことも、たいした問題にはならなかった。

再試験も終わり、成績が配られた。
生徒たちは悲喜こもごも。
そんな中、ミンギの母親が、他の母親を引き連れて学校へ抗議に来た。
再試験の問題の難易度が、前回と違うという。
ほとんど難癖のような抗議内容に校長も辟易するが、
まったく無視するわけにもいかない。
何しろ、ミンギの兄をイェール大に合格させたお受験ママのカリスマなのだから。

ミンギ母は、重ねて2組のフンスについても言及した。
ごろつきが転校してきて迷惑だというのだ。
たまたまミンギを邪魔にしたところを目撃されてしまい、フンスの立場は悪くなる。

ふたりだけの時、フンスはナムスンに言った。
「俺がごろつきなら、お前はなんだ?
俺を思いやるふりはやめろ。
何も変わらない。シャクに触る」
フンスは怒っていた。ナムスンの気遣いは、いつも裏目に出てしまうのだ。

ミンギも母に怒っていた。もう、学校には来ないで欲しかった。
母がこうだから、兄はひきこもってしまったのだ。
イエール大どころか、2年も部屋から出て来ない。
責められた母は、誰も私の味方はいないと泣くばかり。
このままでいいわけがなかったが、
優しいミンギは、母を見捨てることもできなかった。

校長は、暴力実体調査を実施せよ、という。
パク・フンスの暴力の犠牲になった生徒が他にもいるかもしれないから。
セチャンは、こんなアンケートに懐疑的だが、
インジェは、やらないよりはマシだろうと実施する。

と、そこには驚きの結果が現れたのだった。


(つづく)



ちょ、ちょっとちょっとちょっと、待て待て待てーい!

韓国ドラマは1時間強あって、1話に様々な事件が盛り込まれるのが
当たり前としてもだな、

要素多すぎ!(怒)

しかも最後のアレってどーゆーこと?!

アンケートの結果にびっくりしているセチャンとインジェのシーンで次回へつづくなんてさ。

いったい何が起こったの?!何が書いてあったの?!

ドキドキして6話の感想なんか書いてられないよ!次観ないと次!

……というわけにもいかないので、ゆっくり6話を振り返ってみたいと思います。


セチャンがだんだん先生らしくなっていて、嬉しいかぎり。
前回の体罰事件で、よほどインジェに影響されたんでしょう。
ナムスンの「盗んでいません」を信じて助けてやりましょう、と
大活躍します。
生徒のため、というよりは、生徒のために懸命になるインジェのためですね。

正直わたしは、元委員長のミンギが盗んだんじゃないかなーと疑ってたんだよね。
お母さんにすごい圧力かけられてるし。
そこは推測が間違っていたのでミンギには申し訳ないのですが、
倫理の問題盗難に関しては、真犯人はうやむやになってるしねぇ。
あっちはミンギの仕業でもおかしくないような気がするよ。
かわいそうだけど、まだ謝る気にはならないなぁ。
ミンギや、もし悪いことしてしまったなら、素直に告白した方がいいよ?

彼の秘密は、お兄ちゃんの引きこもりだけなんでしょうか?う~む。
これも金八先生で描かれた問題でもありますね。
優等生の仮面をかぶってクラスを牛耳っていた健次郎を思いだすな。

でもミンギはそこまで悪くないと思う。
かわいそうな子だから、解放してあげたい。

ナムスンを救ったことで株を上げた先生だけど、
その株は即急落。
ハギョンを助けずに、ただ突っ立って見てたから。

どうやらセチャン先生が学校を去った理由がそれっぽいですね。

倒れて運ばれた女子生徒、死んじゃったんじゃないかな。
先生の背中で。
きっと彼女も、ドリンク財の飲み過ぎで心臓発作になったんだろう。
先生は、そこまでして成績を上げたいと願う子ども達のために、
手っ取り早く成績を上げるコツを教えたくて、塾講師になったんだろう。

ここまで妄想しましたが、何か?

たぶんあってると思うんだけどなー。

このシーンは、セチャン先生の過去をのぞく楽しみと同時に、
ナムスンの白馬の王子様的行動を愛でる楽しみが共存します。

やっぱ倒れたハギョンを抱きかかえるのはナムスンでしょう~。

お姫様だっこじゃなくておんぶだったけど。

このふたりのね、あからさまな好きなんだ恋なんだじゃなくて、
そこはかとない好意のやりとりがいいんです。

だからこそ、フンスもムッとするんだろうな、と思う。
やめろ、うぜぇ!フツーの青春してんじゃねぇよ!みたいな。
俺たちは同じ穴のムジナなんだよ!みたいな。
ひとりだけ、フツーになって友達もいるナムスンがうらやましくて、
自分だけが置いてきぼりにされたみたいで、苦しいんだろうな。

だって本当にナムスンはクラスメイトに受け入れられていますものね。
あんなに年がバレるのを恐れていたのに、
案外みんなは平然とスルーしたよね。
なんか事情があったんだろうな……って。

ほら、教室に入ってきて「ヒョン!」て言われてびくっとしてたじゃないですか。
あれはギボムが、フンスが入ってきたと思わせてみんなを脅かそうとしたせいなんだけど、
ナムスンは自分ことがバレたのかと思ってびびったわけだよね。

あんなにびくびくしてたのがバカみたいに、
みんなが優しくて。
それがまたフンスには腹立たしいだろうと思うと、ナムスンもジレンマ。

ただ、ふたりの秘密をこれ以上引っ張るのはよくないんじゃないかな~。

次回、いったいどんなアンケートが上がってきて、
先生たちが驚いたのか、すっごく楽しみです。



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