ええと、インジェ先生の名前表記が間違っていたので訂正しました。
ずっとインジュ先生って書いてたね。ごめんなさい。
あとチョ先生の部分も直しました。
ほんと、韓国名ってよく間違っちゃうわ~。
《あらすじ》
警察に連行された生徒たちは調書を取られた。
被害者はオ・ジョンホ。加害者はパク・フンス。
先に手を出したのは、フンスだったから。
「で、誰が番長になったんだ?」
セチャンは興味深そうに聞くが、相手にされない。
インジェは保護者として彼らに責任を持つと言い、調書にサインをした。
学校には内緒にしてくれるよう、セチャンにも頼んだ。
4人を連れて、クッパを食べに行き、今後は自分に従うように言い聞かせる。
両親が呼ばれて、退学処分になんてなりたくないでしょう?
生徒たちは一応、神妙な顔をして聞いていた。
帰り道、フンスの後を心配そうについて行くナムスン。
「ついてくるな。どうする?またケンカしちまって」
ナムスンは黙って答えない。
「まるで別人だな」
フンスの言葉に、今度は少し微笑んで「これが今の俺だ」と答える。
「そうか、じゃ、赤の他人だな」フンスの返事は冷たかった。
2組の覇権争いは表面的には落ち着いたように見えた。
それより生徒たちの大問題は、これから始まるテスト週間だ。
全員の夜間補習を強制されたくなければ、絶対にビリを脱出しなければ。
出来の悪い2組の生徒たちだけれど、皆それなりに努力している。
特に元委員長のミンギは、母親からの期待に応えるために必死だ。
母親自身も、学校に大きな影響力を持っている。
「教師は保護者に勝てないわよ」
先輩教師の言葉に納得はできないけれど、
母親の圧力の前に、インジェはテスト問題を作れなくなってしまった。
そのかわり、セチャンが文Ⅰ文Ⅱのテスト問題を作る。
もちろん、入試対策にはバッチリの、練り上げられた問題ばかりだ。
「たとえ出題されなくても、文Ⅰの問題は私が作ります!」
セチャン先生と丁々発止、がんばるインジェ。
夜も寝ないで参考書を眺め、セチャンの問題のアラを指摘したり。
セチャンも持論を一歩も譲らない。
「一生懸命問題を作っても、生徒は読まずに寝てしまいますよ」
オム先生の一言に、なんだか気勢をそがれるふたりなのだった。
ピリピリした空気の中、倫理の試験問題が盗まれるという事件が起きた。
そしてハギョンの教科書がすべて水びたしにされる嫌がらせが。
倫理の模範解答がクラスをまわっていると知り、インジェは生徒たちを詰問する。
「嫌がらせなんて試験期間中にはよくあること」
「問題なんか作り直せばいい」
無責任で、勝手な言いぐさに心底怒ったインジェは、生徒たちを黒板の前に並ばせた。
ほうきを手に、彼らの手のひらを打ち据えようとしたが、
どうしてもできなかった。
かわりに、自分の手で、精一杯子どもたちの手を打つ。
自分の感情に震え、黙って、涙を堪えながら。
その様子を見ていたセチャンは、とうとう彼女の手を取った。
インジェの手は真っ赤に腫れ上がり、これ以上耐えられそうになかった。
「このまま静かに待っていろ」
生徒たちに伝え、インジェを連れて教室を出る。
「許可もなく体罰を与えたのですか!」
校長が飛んできたが、セチャンは冷静に答えた。
「この手を見てください。殴られたのは、彼女の方です」
「どうしてこんなになるまで……。
どうせあいつらは、何が悪いかもわかっちゃいませんよ」
そういったセチャンに対してインジェが言ったのは、意外な言葉だった。
「生徒たちが悪いんじゃありません!
良い成績を取れと教えたのは私たちです!親もそれに賛同し、
学校も仕方がないと放置している!
あの子たちのせいじゃありません!」
インジェの指導ノートには、
「まだ、生徒の手を離すときではない」とあった。
セチャンはそれを読んで、大きな夢だ、と微笑む。
彼女の作ったテスト問題を検討する必要があるのかもしれない。
打ちのめされたインジェは、翌日学校へ来るだろうか?
セチャンは心配したが、彼女は遅れつつもちゃんとやってきた。
ガラにもなく心配した自分が照れくさい。
生徒たちも、自主的に勉強会を始めていた。
夜遅くまで、学校へ残って勉強する2組の生徒たち。
セチャンはみんなを誘って体育館でドッジボールを始めた。
インジェも一緒だ。
さすがにフンスは参加しなかったけれど。
楽しかったのに、息子を迎えに現れたミンギの母親のせいで雰囲気は台無しになった。
「こんな生活、疲れない?僕は疲れたよ」
ミンギは穏やかに母に伝えたが、どうなるものでもなかった。
オ・ジョンホは相変わらずフンスにちょっかいをかけている。
「望みはなんだ」とナムスンは聞いた。
「テストの問題用紙を盗んでこい」
断れば、先日の事件を学校にバラし、フンスを退学に追い込むと脅された。
ナムスンは、なんとしてもフンスを守りたかった。
何もしなければ誰かが困るけど、悪さをすれば助かる場合は?
ジレンマの問題はインジェ先生に相談するようにいわれたけれど、
あいにく先生は席を外していた。
仕方なく、カン・セチャンに話してみたけれど、
案の定わけがわからない、という顔をされるだけだった。
ナムスンは、ジョンホの手引きで印刷室へ盗みに入ってしまうのだろうか?
(つづく)
うう……泣けた……。
金八先生の体罰問題が出てたの、何期目だっけ?
思い出しちゃったよ。
泣きながら生徒を平手打ちする金八先生を彷彿とさせる
インジェ先生の体罰……。
この、「手のひらを棒で叩く」ってのは、
「若草物語」という小説で読んだのが初めてです。
四姉妹の末っ子エミリーが、学校におやつを持って行って
みんなに配って先生に叱られるんですよね。
全部窓から捨てさせられたあげくに、みんなの前で手のひらを鞭打たれるという屈辱。
プライドの高いエミリーは即座に帰宅し、
母の許可を得て二度と学校へは行かず、家庭学習するっていうエピソードで、
めちゃくちゃ驚きました。
「そこまでされる筋合いはない。叱り方が子どもの尊厳を無視している」
というのが、マーチ家のみなさんの言い分。
こんな考え方があるのか!と子どものわたしは衝撃を受けましたっけ。
日本人にはまだ馴染みのない思想だったような気がする。
インジェ先生は、生徒たちが問題を盗むという愚行を犯し、
ハギョンの教科書を水浸しにするといういじめをやって平然としていたことに怒ります。
バカだバカだと言っては来たが、
ここまでバカだとは思ってなかった、という気持ちでしょうか。
教え子たちを愛しているから、こんな風に怒るんですよ。
悲しいんですよ、先生は!
だからこそ、物で叩くことはできない。
自分の手を痛めて、愛する生徒を罰するのです。
さすがにこの思いは生徒たちに伝わったようで、
わたしも思わず涙が~。
セチャンも、彼女の思いをしっかり受け取ったようで。
彼女を保健室に連れて行き、鍵がかかって開かないことを悟ると、
くそって感じで苛立ちを表すでしょ?
ここまで感情的なそぶりをする彼を今まで見たことがない。
いつもクールなカン・セチャンが、ここまで感情をあらわにするって
初めてじゃないですか?
本当にインジェ先生が小さくて。ほぼつま先立ちの靴履いてるのに。
そしてインジェにも「なんでそこまでするのか」って言う。
もう彼の心にわきあがってきた感情を、どう処理したらいいか
自分でもわからなくなってる感じ。
「どうせ生徒たちはわかってない」
自分たちが一生懸命彼らを思っても、何も伝わらないって、
彼は思っているみたい。
でもインジェは言うんですよ。
彼らは悪くないって。
子ども達を追い込んだ、先生や、親、学校が悪いんだ、って。
うう、もうここでぶわっと涙が……。
ホントにこの人いい先生なんだよ……。
ここまでやっても、生徒に対しては悪感情なんか持ってない。
どうしてわかってくれないの?とすら思ってない。
先生は、自分も彼らを追い込んだ側だとわかっているから、
自分をも罰するために平手で生徒の手を打ったんだね……。
自分も罰を受けるべき大人だとわかっているから、そうしたんだね……。
うう、深い。
ここはベタかもしれないが、みなさん素直に泣いときましょうよ!
インジェの言葉を受け止めるセチャン先生。いい顔してるぜ……。
しかし犯人は一体誰やねん。
USB盗ったのは男の子だったように見えたが。
そんな前ふりがあったところで、ナムスンが脅されて
試験問題を盗むことに……。
ほんとに盗るの?ナムスン?フンスのために?
ふたりの因縁は、フンスのお姉さんが少しだけ明らかにしてくれましたね。
ナムスンはフンスの親友だった。
けど、なんらかの事件があって、おそらくナムスンがフンスを裏切った。
そのせいでフンスはあちこち転校していた。
ナムスンと一緒の学校はイヤだとフンスは言っている。
でも、「ここで卒業できなきゃ姉さん死んでやるからね!」
うん、お姉さん苦労したんでしょうね。
いったいふたりの間に何があったのか……。
ナムスンはとにかくフンスのために何でもするつもりみたい。
すごく尽くしてるよね。
どんなヒドい裏切りをしたのか。
知りたいけど怖いよ。
フンスのために買った教科書をハギョンにあげて、
ナムスンはまた株を上げました。
ハギョンはすっかりナムスンのこと、好きになってるみたいですね。
自分では絶対認めないと思うけど、相変わらずいい感じです。
ナムスンの方は、「無駄になっちゃったからやっただけなんだけどな」くらいに
思っているところもいい感じなんだよね~。
ちょっと仲よさそうにしているふたりをフンスがそっと見つめていて、
う~ん、嫉妬する?
すっかり角が取れ、針が抜けて、丸くなったナムスンがキライ?
女の子には優しいフンスですから、嫉妬のトゲトゲは全部ナムスンに行くんだろうな。
オホホホホホ!望むところですわ!
もう、そんな展開こそが観たいですよ!
だってフンスはナムスンが好きすぎてあんな風になっちゃってるんでしょ?
ジョンホもナムスンをどうにか攻略したいみたいだし、
まさにひとりヒロイン状態。
ヒリヒリするような10代の少年たちの愛憎をうまく描いてほしいな。
ナムスンとヨンウがチンと座って補習を待つ姿も愛らしい。
ナムスン……絶望的に勉強苦手です。だってやる暇なんかないもん。
ジレンマの宿題を出され、
「いい?そんなことになったら必ず先生に相談しに来るのよ?」
そう言ったインジェのことを忘れていなかったナムスン。
そこですれちがってしまうのも、
ドラマの常というより、現実世界でこそ、よくあること。
あそこでインジェ先生に相談できたら、事態はまったくかわっていたかも。
リアルで奇跡はおこらないし、しあわせな偶然なんか、ほとんどない。
だからこそ、このドラマは、「今の学校」を描いた等身大の作品たりえるのかもしれません。
生徒たちには生徒たちの世界があって、
そこには彼らだけのルールというか、倫理感みたいなものがあって、
大人は踏み込んでくるな!と彼らは全身全霊で叫んでいる。
でも、ナムスンは迷ったとき、助けて欲しいとき、
ふとインジェ先生のところへ行こうと思う。
やっぱり彼らは、信頼できる大人を探しているんです。
未熟な自分たちを信じ、見守ろうとし、
不器用ながらも懸命に向かってきてくれる大人を。
ずっとインジュ先生って書いてたね。ごめんなさい。
あとチョ先生の部分も直しました。
ほんと、韓国名ってよく間違っちゃうわ~。
《あらすじ》
警察に連行された生徒たちは調書を取られた。
被害者はオ・ジョンホ。加害者はパク・フンス。
先に手を出したのは、フンスだったから。
「で、誰が番長になったんだ?」
セチャンは興味深そうに聞くが、相手にされない。
インジェは保護者として彼らに責任を持つと言い、調書にサインをした。
学校には内緒にしてくれるよう、セチャンにも頼んだ。
4人を連れて、クッパを食べに行き、今後は自分に従うように言い聞かせる。
両親が呼ばれて、退学処分になんてなりたくないでしょう?
生徒たちは一応、神妙な顔をして聞いていた。
帰り道、フンスの後を心配そうについて行くナムスン。
「ついてくるな。どうする?またケンカしちまって」
ナムスンは黙って答えない。
「まるで別人だな」
フンスの言葉に、今度は少し微笑んで「これが今の俺だ」と答える。
「そうか、じゃ、赤の他人だな」フンスの返事は冷たかった。
2組の覇権争いは表面的には落ち着いたように見えた。
それより生徒たちの大問題は、これから始まるテスト週間だ。
全員の夜間補習を強制されたくなければ、絶対にビリを脱出しなければ。
出来の悪い2組の生徒たちだけれど、皆それなりに努力している。
特に元委員長のミンギは、母親からの期待に応えるために必死だ。
母親自身も、学校に大きな影響力を持っている。
「教師は保護者に勝てないわよ」
先輩教師の言葉に納得はできないけれど、
母親の圧力の前に、インジェはテスト問題を作れなくなってしまった。
そのかわり、セチャンが文Ⅰ文Ⅱのテスト問題を作る。
もちろん、入試対策にはバッチリの、練り上げられた問題ばかりだ。
「たとえ出題されなくても、文Ⅰの問題は私が作ります!」
セチャン先生と丁々発止、がんばるインジェ。
夜も寝ないで参考書を眺め、セチャンの問題のアラを指摘したり。
セチャンも持論を一歩も譲らない。
「一生懸命問題を作っても、生徒は読まずに寝てしまいますよ」
オム先生の一言に、なんだか気勢をそがれるふたりなのだった。
ピリピリした空気の中、倫理の試験問題が盗まれるという事件が起きた。
そしてハギョンの教科書がすべて水びたしにされる嫌がらせが。
倫理の模範解答がクラスをまわっていると知り、インジェは生徒たちを詰問する。
「嫌がらせなんて試験期間中にはよくあること」
「問題なんか作り直せばいい」
無責任で、勝手な言いぐさに心底怒ったインジェは、生徒たちを黒板の前に並ばせた。
ほうきを手に、彼らの手のひらを打ち据えようとしたが、
どうしてもできなかった。
かわりに、自分の手で、精一杯子どもたちの手を打つ。
自分の感情に震え、黙って、涙を堪えながら。
その様子を見ていたセチャンは、とうとう彼女の手を取った。
インジェの手は真っ赤に腫れ上がり、これ以上耐えられそうになかった。
「このまま静かに待っていろ」
生徒たちに伝え、インジェを連れて教室を出る。
「許可もなく体罰を与えたのですか!」
校長が飛んできたが、セチャンは冷静に答えた。
「この手を見てください。殴られたのは、彼女の方です」
「どうしてこんなになるまで……。
どうせあいつらは、何が悪いかもわかっちゃいませんよ」
そういったセチャンに対してインジェが言ったのは、意外な言葉だった。
「生徒たちが悪いんじゃありません!
良い成績を取れと教えたのは私たちです!親もそれに賛同し、
学校も仕方がないと放置している!
あの子たちのせいじゃありません!」
インジェの指導ノートには、
「まだ、生徒の手を離すときではない」とあった。
セチャンはそれを読んで、大きな夢だ、と微笑む。
彼女の作ったテスト問題を検討する必要があるのかもしれない。
打ちのめされたインジェは、翌日学校へ来るだろうか?
セチャンは心配したが、彼女は遅れつつもちゃんとやってきた。
ガラにもなく心配した自分が照れくさい。
生徒たちも、自主的に勉強会を始めていた。
夜遅くまで、学校へ残って勉強する2組の生徒たち。
セチャンはみんなを誘って体育館でドッジボールを始めた。
インジェも一緒だ。
さすがにフンスは参加しなかったけれど。
楽しかったのに、息子を迎えに現れたミンギの母親のせいで雰囲気は台無しになった。
「こんな生活、疲れない?僕は疲れたよ」
ミンギは穏やかに母に伝えたが、どうなるものでもなかった。
オ・ジョンホは相変わらずフンスにちょっかいをかけている。
「望みはなんだ」とナムスンは聞いた。
「テストの問題用紙を盗んでこい」
断れば、先日の事件を学校にバラし、フンスを退学に追い込むと脅された。
ナムスンは、なんとしてもフンスを守りたかった。
何もしなければ誰かが困るけど、悪さをすれば助かる場合は?
ジレンマの問題はインジェ先生に相談するようにいわれたけれど、
あいにく先生は席を外していた。
仕方なく、カン・セチャンに話してみたけれど、
案の定わけがわからない、という顔をされるだけだった。
ナムスンは、ジョンホの手引きで印刷室へ盗みに入ってしまうのだろうか?
(つづく)
うう……泣けた……。
金八先生の体罰問題が出てたの、何期目だっけ?
思い出しちゃったよ。
泣きながら生徒を平手打ちする金八先生を彷彿とさせる
インジェ先生の体罰……。
この、「手のひらを棒で叩く」ってのは、
「若草物語」という小説で読んだのが初めてです。
四姉妹の末っ子エミリーが、学校におやつを持って行って
みんなに配って先生に叱られるんですよね。
全部窓から捨てさせられたあげくに、みんなの前で手のひらを鞭打たれるという屈辱。
プライドの高いエミリーは即座に帰宅し、
母の許可を得て二度と学校へは行かず、家庭学習するっていうエピソードで、
めちゃくちゃ驚きました。
「そこまでされる筋合いはない。叱り方が子どもの尊厳を無視している」
というのが、マーチ家のみなさんの言い分。
こんな考え方があるのか!と子どものわたしは衝撃を受けましたっけ。
日本人にはまだ馴染みのない思想だったような気がする。
インジェ先生は、生徒たちが問題を盗むという愚行を犯し、
ハギョンの教科書を水浸しにするといういじめをやって平然としていたことに怒ります。
バカだバカだと言っては来たが、
ここまでバカだとは思ってなかった、という気持ちでしょうか。
教え子たちを愛しているから、こんな風に怒るんですよ。
悲しいんですよ、先生は!
だからこそ、物で叩くことはできない。
自分の手を痛めて、愛する生徒を罰するのです。
さすがにこの思いは生徒たちに伝わったようで、
わたしも思わず涙が~。
セチャンも、彼女の思いをしっかり受け取ったようで。
彼女を保健室に連れて行き、鍵がかかって開かないことを悟ると、
くそって感じで苛立ちを表すでしょ?
ここまで感情的なそぶりをする彼を今まで見たことがない。
いつもクールなカン・セチャンが、ここまで感情をあらわにするって
初めてじゃないですか?
本当にインジェ先生が小さくて。ほぼつま先立ちの靴履いてるのに。
そしてインジェにも「なんでそこまでするのか」って言う。
もう彼の心にわきあがってきた感情を、どう処理したらいいか
自分でもわからなくなってる感じ。
「どうせ生徒たちはわかってない」
自分たちが一生懸命彼らを思っても、何も伝わらないって、
彼は思っているみたい。
でもインジェは言うんですよ。
彼らは悪くないって。
子ども達を追い込んだ、先生や、親、学校が悪いんだ、って。
うう、もうここでぶわっと涙が……。
ホントにこの人いい先生なんだよ……。
ここまでやっても、生徒に対しては悪感情なんか持ってない。
どうしてわかってくれないの?とすら思ってない。
先生は、自分も彼らを追い込んだ側だとわかっているから、
自分をも罰するために平手で生徒の手を打ったんだね……。
自分も罰を受けるべき大人だとわかっているから、そうしたんだね……。
うう、深い。
ここはベタかもしれないが、みなさん素直に泣いときましょうよ!
インジェの言葉を受け止めるセチャン先生。いい顔してるぜ……。
しかし犯人は一体誰やねん。
USB盗ったのは男の子だったように見えたが。
そんな前ふりがあったところで、ナムスンが脅されて
試験問題を盗むことに……。
ほんとに盗るの?ナムスン?フンスのために?
ふたりの因縁は、フンスのお姉さんが少しだけ明らかにしてくれましたね。
ナムスンはフンスの親友だった。
けど、なんらかの事件があって、おそらくナムスンがフンスを裏切った。
そのせいでフンスはあちこち転校していた。
ナムスンと一緒の学校はイヤだとフンスは言っている。
でも、「ここで卒業できなきゃ姉さん死んでやるからね!」
うん、お姉さん苦労したんでしょうね。
いったいふたりの間に何があったのか……。
ナムスンはとにかくフンスのために何でもするつもりみたい。
すごく尽くしてるよね。
どんなヒドい裏切りをしたのか。
知りたいけど怖いよ。
フンスのために買った教科書をハギョンにあげて、
ナムスンはまた株を上げました。
ハギョンはすっかりナムスンのこと、好きになってるみたいですね。
自分では絶対認めないと思うけど、相変わらずいい感じです。
ナムスンの方は、「無駄になっちゃったからやっただけなんだけどな」くらいに
思っているところもいい感じなんだよね~。
ちょっと仲よさそうにしているふたりをフンスがそっと見つめていて、
う~ん、嫉妬する?
すっかり角が取れ、針が抜けて、丸くなったナムスンがキライ?
女の子には優しいフンスですから、嫉妬のトゲトゲは全部ナムスンに行くんだろうな。
オホホホホホ!望むところですわ!
もう、そんな展開こそが観たいですよ!
だってフンスはナムスンが好きすぎてあんな風になっちゃってるんでしょ?
ジョンホもナムスンをどうにか攻略したいみたいだし、
まさにひとりヒロイン状態。
ヒリヒリするような10代の少年たちの愛憎をうまく描いてほしいな。
ナムスンとヨンウがチンと座って補習を待つ姿も愛らしい。
ナムスン……絶望的に勉強苦手です。だってやる暇なんかないもん。
ジレンマの宿題を出され、
「いい?そんなことになったら必ず先生に相談しに来るのよ?」
そう言ったインジェのことを忘れていなかったナムスン。
そこですれちがってしまうのも、
ドラマの常というより、現実世界でこそ、よくあること。
あそこでインジェ先生に相談できたら、事態はまったくかわっていたかも。
リアルで奇跡はおこらないし、しあわせな偶然なんか、ほとんどない。
だからこそ、このドラマは、「今の学校」を描いた等身大の作品たりえるのかもしれません。
生徒たちには生徒たちの世界があって、
そこには彼らだけのルールというか、倫理感みたいなものがあって、
大人は踏み込んでくるな!と彼らは全身全霊で叫んでいる。
でも、ナムスンは迷ったとき、助けて欲しいとき、
ふとインジェ先生のところへ行こうと思う。
やっぱり彼らは、信頼できる大人を探しているんです。
未熟な自分たちを信じ、見守ろうとし、
不器用ながらも懸命に向かってきてくれる大人を。
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