いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ファン・ジニ 第七話 

2013年12月05日 | ファン・ジニ
ほんとにいろいろ期待を裏切ってくれるドラマです。
若様との恋は、幼いふたりの愛、ジニの初恋……って程度の軽い感じかと思ってたら、
結構深刻な状況になっていくじゃあ、ありませんか。
マジでふたりはどうなっちゃうのか、心配です。
青春の1ページ、で終わる恋じゃなかったのね……。

《あらすじ》

コムンゴの弦を断ち、恋心を胸に秘めて、下働きとして生きようと決めたジニ。
しかし、ペンムは許さない。
どうしてもというのなら、勝負をせよと言う。
宴に出て、殿方に選ばれてみせよ。
そして許しの印である髪飾りを渡せ。
もしウノが本気でお前を愛するなら、どんなことをしてでも、
その髪飾りを男から奪い取るだろう。
ウノの愛が真実だとわかれば、キーセンをやめて良い。
お前たちの愛を守るために何でもしよう。

ジニは、悩んだ末、その勝負を受けることにする。
正々堂々と、彼を愛したい。
この愛を心に秘めていきることなんて耐えられない。

ウノも、畑仕事に打ち込む日々を送る。
ジニと結婚したら、官職にはつけないだろうから、
こうして妻子を養っていくしかない。
地位も財産も捨てて、ジニと生きる決心をしているウノ。

日々の修練は過酷さを増すが、ジニは必死でついていゆく。
ペンムは、奥義である鶴の舞を伝授するつもりのようだ。

ウノは、ジニとの接触を禁じられ、勝負のことをしるよしもない。
水揚げの日は刻々と近づき、ウノは長官に直訴することにした。
「私は童妓ファン・ジニと結婚します」
国法を犯すつもりか、と問われたウノは、
民を縛る法など間違っていると言い放つ。
「その童妓を捕らえて刑に処すぞ」
「ではその前に私を殺してください」
若者の真剣な目には、強い決意が宿っている。

(つづく)

ふ~ん、ジニが弦を切っちゃったのは、そういうつもりだったのか。
ウノと夫婦になるためにキーセンをやめるのかと思っていたら、そうじゃなかった。
夫婦になれなくてもいいから、
とにかくウノに捧げた心と体に触れられたくなくて、キーセンをやめようと思ったのね。
なるほどなるほど。

しかし、自分と結婚するために、貴族の身分を捨てる準備をしているウノを見て、心は乱れる。
彼と一緒に生きたい!
堂々と、お日様の下で暮らしたい!
愛し合うのはそんなに悪いことなの?

それで、ペンムとの勝負に勝ち、彼との幸福を手に入れたいと願うのね。

前回はジニの心の揺れがわからない、理解できない、と書きましたが、
それはただ単に、私がおばちゃんだったせいかもしれないよね。
ときめく心を失って、スレたおばちゃんになっちゃったせいだったんだわ……。
それもしゃーないか。どっちかというとペンムおばさんの方に年が近いんだもん。

でも今回は、ジニの気持ちがよくわかったよ!
やっぱり好きだもん、しあわせになりたいもん!

ペンムおばさんとの勝負っつーか、これは賭だわな。
宴に出れば、ジニを水揚げしたいという男が出てくるのは絶対でしょう。
その男に、ジニは髪飾りを渡さなくてはならない。
断れ……ないわな。よっぽどのことがないかぎり。
で、ウノがそこでどうするか?
男に髪飾りを渡したジニを見て、ショックを受け、引き下がるか?
相手の男を殺してでも、その髪飾りを奪おうとするか?
事前の打ち合わせは禁止されてて、この勝負についてはウノは何も事情を知らない。
たぶん禁止されなくても、ジニはしゃべらなかったと思うけど。

とにもかくにも必要なのは、ウノの覚悟なのだ。

ジニにできることは、晴れてウノがジニを手に入れたあかつきに、
彼が世間に馬鹿にされないためにも、自分が最高の女であると証明すること。
だから必死で修練に打ち込むのじゃ。
ガラスの仮面の月影先生状態のペンム。
秘伝の鶴の舞を、ジニに伝えようと考えているのね。
師匠直伝の、特別な鶴の舞。
メヒャンは教えてもらえなかった奥義なのだ。
まぁ……踊っている姿は、ちょっと笑えたが。
でも修練はすごい過酷なのだ。

ウノの本気はどこまで本気か?

どうせ現実を見てない甘えたぼっちゃんだよ、と思っていましたけど、
畑仕事を覚えようなんて……がんばるじゃないの。
そして長官に直訴しに行くなんて正攻法、なかなか見上げた男じゃないですか。
そんなところが世間知らずなんですけどね……。
かといって裏工作が上手くて小ずるいウノなんて見たくないしね。

うん、悪かった!
おばさんがおばさんすぎた!
やっぱりふたりの愛を応援してあげなくちゃ!
別れた方がジニのためになる、なんて思っちゃいけないわ!
と、けっこうふたりの純愛に感動したのもつかの間、
ペンムおばさんが黒いことを言ってましたね。
むしろこの恋は上手く行かない方が、ジニのためにはいいんだと。
もしかしたら1000年にひとりの逸材を手に入れる機会なのかもしれない、と。

ペンムおばさんは、ずるい人ではないですから、
ウノの邪魔をしてやろうとか、ジニには期待させとくだけ、ということはないと思います。
正々堂々と見守り、もし勝負に負けたら本気でジニを後継者にすることはあきらめ、
なんとしてもふたりを守ってくれると思います。
だけどね~、どこかで期待しているというか、わかっているというか、
世間の厳しさを知っている人だからさ。
個人的には応援したいけど、ドラマ的には、ここで恋が破れた方が面白いわけだよな。

あの粋人、ピョクゲス(ピョッケス?)は、色男というか、流し目があやしい二枚目だね。
芸術や文化に一家言持っている貴族で、一流の風流人。
王の覚えもめでたく、女楽行首を目指すものとしては取り入っておきたいところ。
だからこそ、プヨンは策略を用いて近づいたんでしょうが!

それなのに、いまさらか!

「実力で勝ち取りたい」とか、いまさら寝言をぬかしてんじゃねえ!
メヒャンでなくても張り倒すわ!
ライバルのジニが、秘伝の鶴の舞を体得すべく、必死で修練を重ねているだろうと思ったら、
自分のこそくな手口が嫌になっちゃったんだろうね。
師匠のメヒャン様は、実力でペンムに負けてたから政治に強くなったのかもしれないけど、
私の実力はジニには負けていない……(特に根拠無し)と考えたのかも。
ずるいことするって、最初から実力では負けてると認めているようなものじゃん。

でもいまさらすぎでしょ。
ゲス兄さんに水揚げしてもらうのは決まってるわけだし。
と、プヨンの心意気を鼻で笑ってたら、なんと大番狂わせが!

ゲス兄さん(呼び方ひどい?ごめんね、いいにくいもんだから)に、
「何がほしい?」と聞かれたプヨンは、「未来の女楽行首の座」と答えてしまい、
結局水揚げしてもらえなかったのだ!

兄さんはね、金や物を欲しがる女はかわいいと思えて許せるんだって。
でも権力や地位を欲しがる女は嫌いなんだって。
男尊女卑的ですね~。
金や権力を欲しがる女はかわいくないんだ?
結局男の自分のライバルになっちゃうから嫌なんですよね。
「女の上司なんて信じられないよな!」とか言っちゃうタイプ?
いやよね~。

プヨンはメヒャンの言うことに従ったあげく、こんなことになっちゃって
かわいそうですね……。
どうせならいい男に水揚げされたいもんね。

なんかもしかしたら、ゲス兄さんがジニの水揚げしちゃうんじゃ……という気がする。
ジニは地位も権力もほしくないもんね。
かといって財産がほしいわけでもない。
ゲス兄さんとからんで、ちょっとぎゃふんと言わせてやってほしいです。

どうせ世間は認めてくれないし、
世間に認めてもらったからどうってわけでもないし、
ふたりで逃げちゃえばいいじゃん、と思うけどね。
そうして一分の迷いもなく、しあわせでいられたら、それが最強ですよ。
どんなにまわりからバカにされようが、かまわないんですよ。
ただ、それが一番難しいんだな。


※こちらもhulu版は「ピョクゲス」という字幕でしたが、DVDは「ピョクケス」で濁りません。
耳で聞くと「ピョッケス」って感じ。小さいッのところに無音のクが入って喉がふさがる感じ。
それなのに!「ゲス兄さん」よばわりして申し訳ないですが、私の中の愛称としてお許しください。
ゲスだなんて愛称か?と聞かれれば、そうです!と答えますよ。
わたし、どうしてもこの人嫌いになれないの。


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