いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

不良家族 1

2012年07月12日 | 不良家族
ラブラブしたドラマを立て続けに観たので、
ちょっと別の感じのドラマを……ということで、
「不良家族」を観ることにしました。

主演が「ベートーベン・ウィルス」のキム・ミョンミン氏。
えへへ、あのマエストロがどんな役者さんなのか、知りたくなったんです。
韓国版「白い巨塔」もあったんだけどね、
コメディのほうが好きなので、こっちにしてみました。

それぞれに問題を抱えた男女7人が集まって、疑似家族を形成する、
というストーリーだけはわかっていたのですが、

人間関係ややこしいぞ(迷)

自分でもわかりにくかったんで、相関図を書いちゃいました。
あ、でも自分用のメモなんでここには載りません。
公式ページのどこかにあると思うけど、たぶんネタバレ気味の
説明がついているんじゃないかな。平気な方は見てみてね。

BS日テレ 「不良家族」 紹介ページ

第1話で、ほぼ登場人物は出そろった感じ。

まず最重要人物のナリムちゃん。



彼女はある会社の社長さんの娘。
一家でおじいちゃんのお誕生日にお出かけする直前、
パパの会社の副社長「ガマおじさん」がやってきます。

ガマおじさんは、会社のお金を横領したらしく、パパはご立腹。
「一度だけ見逃してください」と頼まれますが、
役員会議にかける、とにかく自首しなさい、と強く言います。

おじさんはあきらめきれず、車で出発した一家を追いかけます。
自分の車で並走して幅寄せしたりして、危険運転。
とうとう一家の車は運転をあやまって、道路下に転倒しながらつっこみ、大惨事に。
ナリムちゃんだけが命をとりとめます。

事故現場に通りがかったのは、追手から逃げているダルゴン。



道路封鎖で絶体絶命のところを、渡りに船とばかりに
ナリムちゃんに付き添って救急車に同乗し、まんまと逃走。
救命作業を手伝う際に上着を車内に置き忘れ、
これが縁で、後々ナリムちゃんのおじさんと接触することになります。

このダルゴン、やくざなんですが、
仕事をがんばりすぎて敵対するやくざ一家の店を潰してしまい、
3億ウォンの借金を抱えてしまいます。
組同士の抗争を避けるべく、親分から破門され、人材派遣業?の
仕事を用意され、必死でお金を稼いで返済しなければならないはめに。
しかし命を助けてもらっただけで恩の字です。

そのダルゴンにひどい目にあわされたのが、ヤンア。



彼が逃走する際、自分の漁船をシージャックされたんですね。
脅されて逃走を手伝ったのですが、交渉して代金をもらう約束を取り付けます。
ほくほくしながら、「船酔いのお客さんにサービスよ。おかゆ炊いたから食べて」
そう言って船を下り、漁港で一休みしに行ってしまいます。
「バーナーの火は消しといてね」と言ってあったのですが、
ダルゴンが追手に見つかりぼこぼこにされている最中、バーナーの火が船に引火。

人々から連絡を受けてあわてて駆けつけるも、時すでに遅し。
ダルゴンは消え、船も燃えてしまいました。

彼女の両親は漁の事故で他界。
三人の弟を抱えて、ひとりがんばっていた彼女のたった一つの財産も
失って、もうどうしていいのやら……。
ダルゴンを恨みながら必死で働くしかありません。

道路脇でイカを売っていたヤンア兄弟。
そこへきざったらしいボンボンの乗ったオープンカーが通ります。
売り物のイカをひっかけられ、ヤンアは代金を請求しますが、
ボンボンはうるさそうに、請求を上回る小切手を手渡して行こうとします。
「物乞いじゃないわ!」とばかりに
オープンカーにイカをぶちまけるヤンア姉さん。
実はこのボンボンは、ガマおじさんの息子。
親父さんの社長就任パーティーに出かけるところだったのです。

そう!ガマおじさんは、社長一家が亡くなって、
ひとり助かったナリムちゃんが一切の記憶を失っているのをいいことに、
自分の悪事をひた隠し、社長に就任してしまったのでした。

ところが、それに感づいたのが、ナリムちゃんの母方のおじさん。
この人は同会社の社員なのですが、
偶然ナリムちゃんの録音機能付きキティぬいぐるみに録音された、
事故当時の録音音声を聞いてしまうのですね。
そこには「ガマおじさん悪い人、きらい」というナリムちゃんの声と、
直後の事故の様子がしっかり録音されていたのです。

ガマおじさんが誰なのか、も気づいてしまったおじさん。
しかしナリムちゃんの記憶がもとに戻らねば、証言はできません。
あまりの悔しさに、なんとか彼女の記憶を取り戻したいと願うおじさん。

そこではたと思いついたのが、
ナリムちゃんを助けてくれたダルゴンの名刺です。
「義理 代役代行社 親、恋人、どんな役にもなりきりますので」
彼の言葉を思い出し、仕事を依頼することにしました。

ナリムちゃんの疑似家族を作ってください。
前金5千ウォン。成功報酬1億ウォン。
詳しい事情は知らぬダルゴンですが、報酬に目がくらみ、
難しい依頼を引き受けることになります。

キャストはいったいどうしよう?
ダルゴンは、組長から渡された借金の証文の束を使います。
もともとは、この証文分の貸金を回収して、
事業の運転資金にあてるよう言われていたのですが、
これ幸いと借した相手を疑似家族のメンバーとして働かせることにしたのです。

ナリムちゃんのおじいちゃんには、社交ダンス教室の経営者じいちゃん。


おばあちゃんには、市場の饅頭売りの通称饅頭ばあさん。


お父さんには、闇金の新米取り立て社員。


お母さんには、市場のコーヒー売り、オムマダム。


この人はダンスじいちゃんと知り合いで、饅頭ばあさんとは犬猿の仲です。

お兄さんには、ゴミ捨て場で寝ていた行き倒れ?の金髪君。


お父さんの弟、ナリムちゃんのおじさんにあたる人は自分が演じることにして、
あとはお姉さんをどうするか?

市場のウグイス嬢をスカウトするダルゴンですが、
人さらいと間違われて退散。
しかし奇縁ですね。このアナと漁師のヤンア姉さんはお友達。
ダルゴンとアナの争いを目にしたヤンアは、
ここであったが100年目、とばかりに、彼女にもらった名刺を持って
指定されたバイト先に、わけもわからず出向いていくのです。

指定された住所は、ナリムちゃんのおうち。
疑似家族はぎこちなく演技している最中なのですが、
?マークでいっぱいのヤンア姉さん。
現れたダルゴンを見つけ、とりあえず一発とび蹴りをかますのでした。

ふー、一応これで人間関係の整理はついたぜ。

今回出色は、ミョンミンさんの演技。
破門を申し渡されたダルゴンは、必死になって組長に頼みこみます。
「組長を親父と思ってきました。組員はみんな家族です。
家族のためにがんばったんです。行くところもない俺を放り出さないでください」
手ひどく蹴りつけられ、血まみれになりながらも、
組長の足にすがりつくダルゴン。
「家族」というものにいちばんこだわってるのは彼なのね。
それにはきっと何かわけがあるのね。

証文代わりにヤンア姉さんに渡した、指輪を通したネックレス。
彼にとっては何億ウォンもの価値がある品。
もしかして婚約指輪?結婚指輪?

何かとわけありな人々が一堂に会して、疑似家族。
はたしてうまくいくのでしょーか?

もちろんうまく行きますとも!

これがハッピーエンドにならずしてどうする!
そこまでにある紆余曲折を楽しむドラマですよね、きっと。

時に泣いたり、笑ったり、最後まで見続けられそうな予感がします。
記事もたぶん、回ごとに長短あれど、書ける気がする。
でもナリムちゃん、記憶が戻ったらすごくつらいよね。
どうなるのかな……。



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