魔王……ただただ、チェ・ジフンが観たくて視聴を始めたドラマだったのに……。
当初の思惑通り、ジフニの演技は思う存分楽しむことができました。
が!
つらかったわ~!
何でしょうか、この相反する感想は……。
楽しかったけど、つらかった、つらかったけど、楽しかった、
私にとってはそんなアンビバレンツなドラマでした。
ある弁護士が、何者かに刺し殺された。
物盗りか?怨恨か?
警察に届けられた不審な一枚のタロットカード。
すべては、12年前のある高校生の死殺事件から始まった。
愛と復讐。友情と、裏切り。
人権派弁護士オ・スンハ、
熱血刑事カン・オス、
サイコメトラーでもある図書館司書ソ・ヘイン。
三人の若者が、惹かれあい、苦悩する、魂の物語。
人間のドラマとして、とても濃い内容の、素晴らしいドラマだったと思います。
若者たちの純粋さが胸を打つ作品だったわ~。
純粋=汚れがない、ってこととは違うんだけど、
まっすぐすぎて、幼すぎて、若者は傷ついて行くのよね
周囲の大人たちには、汚い面もあれば、
それが大人ってもんだよな、と思わせる一面もあり、
ステレオタイプな人間像にとどまらない造形がありました。
全体に暗いトーンの中、明るいエピソードもあり、
どうにかしてみんながしあわせになってほしい、と心から願いましたが、かなわず。
ってか、あのラストの形が、彼らの幸福なのかも。
出演者のみなさん、素晴らしい演技で、わたくし、なんの文句もありません。大満足。
ラストにたどり着くまで時間がかかりましたが、
やはり重たいテーマの一話一話を受け止めるのには、それなりの時間が必要かと。
あ~、でもなんだかまだ消化しきれないというか、
スンハとヘインのことももっと考えたいというか、
なんだかラストまでのいろいろな筋立てに驚いたりなんだりで、
もうちょっと彼らの心の揺れとかじっくり鑑賞したいんですよね~。
記事を読み返すと、書いてないことがいっぱいあって心残り。
逆に言えば、すごく印象深いことだけ書いているわけで、それはそれでいいのかもしれないですが……。
マジで2回目視聴いくかもわかんないです。
このブログ、各記事の終わりにジャンルとキーワードが出るんですよ。
このキーワードは自分で設定できないみたいで、勝手に抽出されているんですが、
よりによって最終回の記事、キーワードが「お母さんといっしょ」
絶対ちがうから!
※各話感想は別ウインドゥで開きます。
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
第11話 第12話 第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 最終話
もうお母さんといっしょってウケます!!
どういうとこでその言葉がヒットしたのかしら?
魔王は日本のドラマを途中までみて挫折したんだよなぁ。
こちらはますます重そうなのでちょっと避けてるんですけど....
ビスコさんとは趣味があうから気になるわ~
クリックすると、キーワードに関連したgooブログが
紹介されてるページにたどりつきます。
いろんなブログを読んでもらうためのサービスの一環なんですね。
「魔王」日本版リメイクは、原作にわりと忠実らしいですね。
生田斗真くんがカン・オス刑事役だそうで、
ちょっとイケメン過ぎやしませんかね。
私はオスの、すごく不器用で男臭いところが好きだったの。
光源氏を演じられるほどの色男ではイメージが違いすぎるわっ
(でもちょっと気になる)
どこかで配信されることになったら、観てみてね。
重いけど、恋愛が絡んだ復讐劇ではないので
わたしは好きな作品ですね。