いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ミセン 未生 第十二局

2025年03月02日 | ミセン 未生
会社がメインのドラマなので、地味~な絵面が続きますが、
スーツ萌えのみなさんにはおすすめの「ミセン」です。

【あらすじ】

営業第3課は、パク課長の不正により中断されていた
ヨルダンの中古車販売事業再開を提案することにしました。
オ次長は、チームにさまざまな下準備を求めますが、
チョン課長はいまひとつ納得がいきません。

不正告発事件で社内の専務派が何人も排斥され、
専務派閥は力を失っています。
専務派のチョン課長は、このまま事業を進めることで、
さらに社内での立場が悪化することを恐れているのです。

現に、おしゃべりで情報通のハン君のせいで情報が漏れ、
ほかの営業課と喧嘩騒ぎになってしまいました。

チョン課長は、専務にじきじきにお伺いを立てに行きますが、
専務は「会社の利益になることだろう?悩む必要はない」と、
表向きのことしか言ってくれません。

悩みつつ、オ次長の決定に従い、キム代理と二人三脚で
仕事を進めますが、心は常にモヤモヤしています。

そのころ、アンさんはちょっと困った事態に陥っていました。
アンさんのいる資源課チームが、鉄鋼課とともに
他社との合同事業に関わることになったのです。
実は、その会社は以前アンさんが勤めていた会社でした。
しかも、出張ってくるのはそのときの上司、やり手のシン課長です。

当時気まずい辞め方をしたアンさんは、微妙な心境。
ミーティング当日、シン課長はアンさんを見て内心驚いたようですが、
何も言いませんでした。
そして、輸入権をめぐって見事な交渉をしたアンさんを、あとで褒めてくれました。
アンさんは、シン課長と仕事をしていたとき、
同じように手腕を発揮して褒められたことを思い出しています。

同席していた鉄鋼課の同期チャン・ベッキはなにか感じたようですが、
それがなになのか、はっきりわかっていません。

営業3課のチームは、新事業の計画を全社プレゼンにかけるよう、命じられました。
社長や専務たち、重役の前でプレゼンをするとは……。
他課との合同会議にかけるだけ、のつもりだったオ次長は驚きました。

話が大きくなってしまいましたが、ここで退くことはできません。
4人は必死でプレゼン資料を用意しますが、どうもしっくりこない。
そこでグレ君は、自分の考えをこっそりキム代理に話してみることにしました。
「次に何かあれば、まず自分に話してくれよ」とくぎをさされていたからです。

しかし、給湯室にやってきたオ次長は耳ざとく反応し、
グレ君から直接話をききだしてしまいました。

グレ君の意見は、プレゼンのフォーマットをまったく新しいものにするのはどうか?
ということでした。
世界地図を逆さにしてみると、世界がまるで違ったように感じることと同じです。
既存のルールに従わず、意表を突くような構成のプレゼンをすれば……。

熟考の末、オ次長はチョン課長、キム代理の反対を退け、
グレ君にプレゼン資料の作成を任せました。
徹夜で資料を作るグレ君、直前で手直しをしてくれたキム代理、
ほぼぶっつけ本番のプレゼンに挑むオ次長。
チョン課長は、「失敗」の2文字しか頭に浮かびません。

当日のリハーサルで、ヨルダンの副社長に協力してもらったところ、
反応は悪く、いっそう不安は増しました。
グレ君は、急に怖くなりました。
これは練習課題でもなんでもない、自分が盤面に立っていることが
ここにきてはじめて身に沁みてわかったのです。

ここ数日間に感じていた自信が急速にしぼんでいきます。
(僕は確実に何かやらかした)

でも、退路はありません。
プレゼンは容赦なく始まります。

つづく

専務の真意がまったく読めません!

エースのチョン課長ですらわからないんですから、
わたしごときにわかるはずもないですけど。

チョン課長は、自分の役目がまったくわからなくて困惑しています。
「失敗させろ」と暗に命令されているのか?
専務の言葉を文字通り受け止めていいのか?

ねえなんでみんなはっきり言わないの?
はっきり言えないようなやましいことだから?

わたし、天パのキム代理が大好きです。
彼はグレ君に、はっきり気持ちを伝えてくれます。
自分も違和感を持っていたし、オ次長も迷ってたし、
グレ君の提案はわかるんだけど、でも失敗したらお前を叱ると思う。
しばらくは許せないと思うよ、って。

これって、一緒に働く仲間としてものすごくフェアですよね。
そしてとても冷静。
なーんとなく意地悪されたり、疎外されるより全然いい。

そういう意味では、オ次長のとこに怒鳴り込んできたよその課長も
フェアです。
ムカつくセクハラ営業部長の罵りも、フェアです。

別に意地悪で相手を傷つけたいわけじゃなくて、
自分の本心をぶちまけてるという点では、すごく正直です。

見ていてハラハラする展開だけど、気分は悪くない。
仲良しこよしを維持するのが、会社じゃないですから。
目的のためにみんながそれぞれがんばる、主張する。
会社はアソシエーション型の共同体なんです。

そこに、友人や家族のようなコミュニティの意識を求めると、
おかしなねじれが生じてしまったり、意思決定がブレてしまうことになります。

3課のチームワークが乱れているのもそのせいなんじゃないかな。

「チーム長」とオ次長にからかわれたり、
職場で逆立ちしちゃうグレ君は、今回もかわいいです。
会社の1年坊主が無双していく!なーんて夢展開じゃないところが、
リアルでおもしろいドラマだなーと思います。

心配なのが、アンさん。
ええー、まさか元会社の上司とかつて恋愛関係にあったとか……と
いっしゅんゲスの勘繰りをしてしまいましたが、
たぶんお父さん関係の借金が理由で辞めちゃったんじゃないでしょうか。

お父さんがお金の無心をしに会社に押しかけて来たとか……。

「やっと終わった……」というのは、借金の返済が終わったということ
じゃないかと予想しています。
アンさんがシン課長のこと慕っていたのは間違いないですけど、
ドロドロの恋愛なんか、アンさんには似合わないですよね。

なにかにつけてグレ君を褒めたりかばったりするアンさんに
モヤモヤしてるチャン・ベッキだけど、話題選びに失敗してるんよ。
「二日酔い大丈夫だった?」とか、親密感を醸し出そうとしたのか知らんけど、
わけありのさし飲みなんか話題にしたくないでしょ。
酔ってるアンさんを送ってあげもしてないし。
(たぶんアンさんが固辞したとは思うけど)

そしておしゃべりハン君はどうしても憎めない。
愚痴を聞いてくれる同期の仲間がいて本当によかったね!
大会社の同期って、憧れるなー。

次回はいよいよプレゼン。
ここはドラマ的に、成功する展開を期待していいよね?
グレ君がひとこと求められて、発言するチャンスがあったらいいな。
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