カン・ジファンさんは「がんばれクムスン」にも出ているのか……。
ちょっと見てみたいけど、あんな長いホームドラマ見られるだろうか?
ハイキックくらいあるよね、あれ。
そして「コーヒーハウス」に彼は出ていたのだ。
実は1話を見ただけで、続きは見てません。
あの時は、もっさい男の人が主役だなーと思っていたのだが、
ギルドンになるとこんなにかっこいいとは……。
《あらすじ》
宮殿で爆発事件が起こったことは、広く知れ渡った。
チャンフィはギルドンを始末することを決断。
ギルドンも、チャンフィが謀反を起こそうとしたことを知った。
ホン大監はこの事件を謀反と判断し、首謀者を必死で捜す。
ギルドンは、謀反の罪まで自分の罪にされることに我慢できず、
なんとか父に会って釈明したいと考えた。
ギルドンのために、仲間が協力し、兄イニョンを呼び出すことに成功。
しかし、ギルドンはそこで真実を知る。
父は、すべて知っていた。
ギルドンが犯人でないことも、イニョンのしわざだということも。
知っていて、ギルドンに罪をきせることを黙認した。
イニョンは息子で、ギルドンはそうではないから……。
イニョンの言葉に傷つけられたギルドンは、人気のない倉庫でひとり座り込む。
すべてを見ていたスグンとイノク。
イノクは、ギルドンの前に出て行き、彼の哀しみを共有する。
「誰にもみせない。私も見ないから、泣いていいよ」
ギルドンはイノクの流す涙を見て、自分も声を殺して泣いたのだった。
ギルドンとイノクの仲を結んでやろうと、
マルニョはイノクに酒を飲ませ、告白するようたきつける。
イノクはギルドンに自分の想いを伝えようと、
思わず「アイラブユー」と口にしてしまった。
「なんだそりゃ?酔ってるのか?」
恥ずかしい恥ずかしいというイノクに、ギルドンはサングラスを貸してやる。
「えへへ、これいいね。何作ってるの?なんか獲りに行くの?」
「おお、一緒に来るか?」
「うん行くよ」
即答するイノクに驚くギルドン。
「……虎を二匹捕るんだぞ。それでも行くか?」
「うん、一緒に行く」
「なら、清に行こう」
「え?」
「一緒に清に行こう」
ギルドンの口から誘ってもらって、イノクは大喜び。
「ギルドン、アイラブユ」
「どんな意味なんだ?それ」
「清に行ったら教えてあげる」
そのころちまたでは、離宮爆発の犯人はホン・ギルドンだという噂が広まっていた。
圧政に苦しむ民のために抵抗したのだ、いや、
妾の子だから呼父呼兄をなせぬ恨みを晴らしたのだ、などなど。
ホン大監も、息子ギルドンがこの事件の犯人だとノ尚君から聞かされる。
本人の思惑とは裏腹に、世間はギルドンを追い詰める。
「お前が逃げれば、他に犯人にされるものがでるぞ?
お前の父の立場はどうなる?父親を見捨てられるか?
無実のものが痛みを受ける事態になるかもしれん。
そうなったら、その事実を背負って生きていけるか?」
和尚の言葉が、ギルドンの心に入り込んでくる。
ホン大監は、王に直訴していた。
謀反の首謀者はギルドンではない、と。
四寅剣を追ううちに巻き込まれたのだ、と。
しかし王は、大監に大いなる忠誠を求める。
友を殺し、大妃を殺し、今度は息子を殺すようにと。
ノ尚君の計画で、四寅剣に記された密命が拓本にされ、
王と、城下の人々の目に触れることになった。
町中で噂は噂を呼び、宮廷は事態の収束にやっきになる。
しかし人の口に戸は立てられず、王はますます正気を失っていく。
科挙を受けに来た良家の師弟たちは監禁され、拷問を受ける。
政治的な配慮から、役夫らの暴動だった、という形で事態は収められ、
ギルドンが首謀者だという偽の証言が集められた。
罪もない工夫たちが、処刑場で首をはねられる。
ギルドンの父は、無実のものに逆賊の罪をきせたと噂されていた。
その光景を目の当たりにしたギルドンは、単身ヨンムンに乗り込む。
「父にそうさせたのはお前たちだろう」
ノ尚君は一歩も引かない。
彼女にとっては、罪なき民が死んでいくのも我が利となるのだ。
たまりにたまった民の不満が、彼女の王子を後押ししてくれる。
処刑場で流れる血を見たギルドン。
同じ場所に、知らせをきいてかけつけたチャンフィも立っていた。
ギルドンは、自分の命を引き替えに、この事態を収拾してほしいと頼む。
王子も、取引に応じた。
このまま彼らを見殺しにするならば、自分が王になる資格はない。
王子はギルドンに剣を渡し、工夫たちを救うように言った。
そして自分たちの組織については沈黙を守るように、
そしてことが終われば、死ぬようにと。
ギルドンは覚悟を決めて、父の元へ向かった。
すべての罪をかぶって、自分が死ぬ。
処刑はやめさせてほしい。
黒幕が誰かは、言えない。
ギルドンの父は、どうしても黒幕を知りたい。
「お前はわたしの息子だろう!父の名において命ずる!言え!」
ギルドンは悲しく、首をふった。
「わたしはあなたの息子ではありません。
捕まっても何も言えない。殺してください」
父は、息子の頼みをきくしかなかった。
官軍が、ギルドンのもとへ押し寄せる。
事情を知ってしまったイノクは、先回りしてギルドンに会いに走る。
「ギルドンア!官軍が来ちゃう!速く逃げて!」
「なぜ来た!お前、身代わりに?」
「違うよ!私は矢よりも早く走れるんだから!早く逃げて!」
ギルドンは、イノクを当て身で眠らせ、
自分は官軍を引きつけて山をひた走る。
イノクからできるだけ離れられるように。
イノクが目覚めた時、ギルドンはいない。
必死でギルドンを捜す彼女の叫びに、答える者はいない。
ギルドンは崖の上に追い詰められていた。
剣を放るギルドン。
そして一本の矢が、彼の胸を貫く。
ギルドンはそのまま、崖の下に落ちていった。
(つづく)
ギルドンア~(泣)
並じゃないよね、この男。
無実の民が殺されていくのを見て、自分の命を捨てる決心をするなんて……。
もちろん、チャンフィも立派ですよ。
いくらなんでもこの虐殺を見て見ぬ振りをするならば、
自分に王の資格はない、ときっぱり言って、宝剣を返します。
謀反を正当化する唯一絶対の証拠品なのに~。
これがなきゃ、天に弓引いた逆賊扱いなのに~。
でも彼の中には、苦しむ民を見過ごせない正義の心があるからね。
そこんとこで、ギルドンと仲良くなれそうな気がするんだけどな。
もう、ギルドンが泣くシーンがせつなくてせつなくて……。
暴れん坊のギルドン。
天下無敵のギルドン。
博打を打っては酒を飲み、好き放題の無頼漢。
町民たちから嫌われて、それでも平気な恥知らず。
そんなギルドンが……。
兄の口から聞いた話が信じられなくて。
でもそれは真実で。
「お前は私の子ではない。の子だ」と言われて以来の衝撃だよね。
お父さんが、自分の無実を知っているという安堵感。
そして、知っていながら罪をかぶせたという絶望感。
自分が、どんな思いで無実を訴えようとしてきたか。
父にだけは、自分が無実だと知ってほしかった。
それなのに。
それを隠れて聞いていたスグンが、我慢できなくて後からイニョンを殴りましたね。
スカッとした!とは言えないけど、いい気味だぜ!って思いました。
女好きのかるそーな男ですが、彼もまた熱い気持ちを持った男。
そしてイノク。
「感情をため込んでいると病気になるんだよ」って
チャンフィにも言ってましたっけ。
「笑わないで。余計につらくなる。
誰にも見せない。私も見ない。
だから、ギルドンア、泣いて、泣いていいよ、ギルドンア」って言いますね。
心が張り裂けそうで、すごく悲しいのに、自分を卑下して笑ってしまうギルドン。
彼が心の中では涙を流していることを、イノクは知っている。
だから、そんな風に笑うんじゃなくて、きちんと泣きなさい、
自分の心を大事にしてあげなさい、ってことなんだと思うんです。
いい子だな~ほんとに。
イノクの優しさが心にしみるんだ。
がさつで衛生観念も希薄なむすめさんですが、
人の感情を察する心の機微は細やか。
「泣いていいよ」と言いながら、自分が先に涙をこぼしちゃう。
ギルドンの心の痛みを、自分のもののように感じているから。
ギルドンも、イノクがただ同情しているとかじゃなくて、
同じように悲しんでくれていることがわかって、一緒に涙をこぼすの。
マフラーつーか襟巻きっつーかをぐっと咬んで、男泣きだわよ。
セツナス!そして美しいわ……。いいシーンだわぁ。
この距離感がまたいいのである。
こういうのがあって、もうますますギルドンはイノクを手放せないのよね。
あの、告白シーンというのですか?
もうたまらなくかわいかったですね~!
イノクが言う、ぎこちない「あいらぶゆ」と、
ギルドンの「一緒に清に行こう」
特に、虎を狩りに行くけど来るか?と持ちかけて、うん!と即答されたときの
ギルドンの驚いた顔といったら!
最高でしょ。
もう、なんてかわいいカップル(死語)なの~。
「あいらぶゆ」の意味は、清に行かなくてもギルドンわかっていると思います。
そんなふたりが離ればなれになるなんて……。
いつもギルドンのピンチに駆けつけてくれるイノクを守るために、
ギルドンは追っ手を引き離し、崖の上にやってきます。
そして矢を受けておそらく崖下に……。
もちろん主人公だから死んじゃうとか無しだけど、
ギルドンを呼びながら山をさまようイノクがかわいそうよ……。
「父として問う!お前は私の息子だろう?」
すごく人格者に見えて、実はかってもんのギルドン父。
ばかばか!
このギルドン父が、兄王を推す理由はなんなのだろう?と考えていたのね。
兄王はいわゆる庶子。側室の子なわけですよ。
正規の奥さんから生まれた子ではないわけね。
でも、最初に生まれた王の息子にはかわりない。
それなのに、跡継ぎは嫡子でなければならん、と言われてしまったら……。
父は、息子ギルドンのことを考えていたのではないかと思ったんですよ。
実際ギルドンは、差別されてるわけじゃないですか。
能力も、やる気もあるのに奴隷の身分なんですよ?
自分にとっては同じ息子なのに。
(というか、愛した女性との間の子どもなのに)
そういう無念を、この王位継承争いのなかで解消したかったんじゃないのかなー。
お父さん、その信念を貫こうとして、結果的にギルドンには
めちゃつらい思いをさせちゃってますけど、
本当はギルドンを深く愛しているからこそ、こうなっちゃうんじゃないですかねー。
と、そんな風に思いました。
だって、あんな悪い王様だったら、賢いかもしれない弟王を担いだ方が絶対いいじゃん。
先王の勅命もあるし、親友を殺してまで貫きたいことって、何なの、一体。
それがギルドンへの思いだったら、見ているほうも少しは納得できるかな、ってとこです。
ギルドンは、無実の人たちを救い、父の窮地を救い、死んでいくつもりなんですね……。
でも死なせないよ!だって主人公なんだもん!
ちょっと見てみたいけど、あんな長いホームドラマ見られるだろうか?
ハイキックくらいあるよね、あれ。
そして「コーヒーハウス」に彼は出ていたのだ。
実は1話を見ただけで、続きは見てません。
あの時は、もっさい男の人が主役だなーと思っていたのだが、
ギルドンになるとこんなにかっこいいとは……。
《あらすじ》
宮殿で爆発事件が起こったことは、広く知れ渡った。
チャンフィはギルドンを始末することを決断。
ギルドンも、チャンフィが謀反を起こそうとしたことを知った。
ホン大監はこの事件を謀反と判断し、首謀者を必死で捜す。
ギルドンは、謀反の罪まで自分の罪にされることに我慢できず、
なんとか父に会って釈明したいと考えた。
ギルドンのために、仲間が協力し、兄イニョンを呼び出すことに成功。
しかし、ギルドンはそこで真実を知る。
父は、すべて知っていた。
ギルドンが犯人でないことも、イニョンのしわざだということも。
知っていて、ギルドンに罪をきせることを黙認した。
イニョンは息子で、ギルドンはそうではないから……。
イニョンの言葉に傷つけられたギルドンは、人気のない倉庫でひとり座り込む。
すべてを見ていたスグンとイノク。
イノクは、ギルドンの前に出て行き、彼の哀しみを共有する。
「誰にもみせない。私も見ないから、泣いていいよ」
ギルドンはイノクの流す涙を見て、自分も声を殺して泣いたのだった。
ギルドンとイノクの仲を結んでやろうと、
マルニョはイノクに酒を飲ませ、告白するようたきつける。
イノクはギルドンに自分の想いを伝えようと、
思わず「アイラブユー」と口にしてしまった。
「なんだそりゃ?酔ってるのか?」
恥ずかしい恥ずかしいというイノクに、ギルドンはサングラスを貸してやる。
「えへへ、これいいね。何作ってるの?なんか獲りに行くの?」
「おお、一緒に来るか?」
「うん行くよ」
即答するイノクに驚くギルドン。
「……虎を二匹捕るんだぞ。それでも行くか?」
「うん、一緒に行く」
「なら、清に行こう」
「え?」
「一緒に清に行こう」
ギルドンの口から誘ってもらって、イノクは大喜び。
「ギルドン、アイラブユ」
「どんな意味なんだ?それ」
「清に行ったら教えてあげる」
そのころちまたでは、離宮爆発の犯人はホン・ギルドンだという噂が広まっていた。
圧政に苦しむ民のために抵抗したのだ、いや、
妾の子だから呼父呼兄をなせぬ恨みを晴らしたのだ、などなど。
ホン大監も、息子ギルドンがこの事件の犯人だとノ尚君から聞かされる。
本人の思惑とは裏腹に、世間はギルドンを追い詰める。
「お前が逃げれば、他に犯人にされるものがでるぞ?
お前の父の立場はどうなる?父親を見捨てられるか?
無実のものが痛みを受ける事態になるかもしれん。
そうなったら、その事実を背負って生きていけるか?」
和尚の言葉が、ギルドンの心に入り込んでくる。
ホン大監は、王に直訴していた。
謀反の首謀者はギルドンではない、と。
四寅剣を追ううちに巻き込まれたのだ、と。
しかし王は、大監に大いなる忠誠を求める。
友を殺し、大妃を殺し、今度は息子を殺すようにと。
ノ尚君の計画で、四寅剣に記された密命が拓本にされ、
王と、城下の人々の目に触れることになった。
町中で噂は噂を呼び、宮廷は事態の収束にやっきになる。
しかし人の口に戸は立てられず、王はますます正気を失っていく。
科挙を受けに来た良家の師弟たちは監禁され、拷問を受ける。
政治的な配慮から、役夫らの暴動だった、という形で事態は収められ、
ギルドンが首謀者だという偽の証言が集められた。
罪もない工夫たちが、処刑場で首をはねられる。
ギルドンの父は、無実のものに逆賊の罪をきせたと噂されていた。
その光景を目の当たりにしたギルドンは、単身ヨンムンに乗り込む。
「父にそうさせたのはお前たちだろう」
ノ尚君は一歩も引かない。
彼女にとっては、罪なき民が死んでいくのも我が利となるのだ。
たまりにたまった民の不満が、彼女の王子を後押ししてくれる。
処刑場で流れる血を見たギルドン。
同じ場所に、知らせをきいてかけつけたチャンフィも立っていた。
ギルドンは、自分の命を引き替えに、この事態を収拾してほしいと頼む。
王子も、取引に応じた。
このまま彼らを見殺しにするならば、自分が王になる資格はない。
王子はギルドンに剣を渡し、工夫たちを救うように言った。
そして自分たちの組織については沈黙を守るように、
そしてことが終われば、死ぬようにと。
ギルドンは覚悟を決めて、父の元へ向かった。
すべての罪をかぶって、自分が死ぬ。
処刑はやめさせてほしい。
黒幕が誰かは、言えない。
ギルドンの父は、どうしても黒幕を知りたい。
「お前はわたしの息子だろう!父の名において命ずる!言え!」
ギルドンは悲しく、首をふった。
「わたしはあなたの息子ではありません。
捕まっても何も言えない。殺してください」
父は、息子の頼みをきくしかなかった。
官軍が、ギルドンのもとへ押し寄せる。
事情を知ってしまったイノクは、先回りしてギルドンに会いに走る。
「ギルドンア!官軍が来ちゃう!速く逃げて!」
「なぜ来た!お前、身代わりに?」
「違うよ!私は矢よりも早く走れるんだから!早く逃げて!」
ギルドンは、イノクを当て身で眠らせ、
自分は官軍を引きつけて山をひた走る。
イノクからできるだけ離れられるように。
イノクが目覚めた時、ギルドンはいない。
必死でギルドンを捜す彼女の叫びに、答える者はいない。
ギルドンは崖の上に追い詰められていた。
剣を放るギルドン。
そして一本の矢が、彼の胸を貫く。
ギルドンはそのまま、崖の下に落ちていった。
(つづく)
ギルドンア~(泣)
並じゃないよね、この男。
無実の民が殺されていくのを見て、自分の命を捨てる決心をするなんて……。
もちろん、チャンフィも立派ですよ。
いくらなんでもこの虐殺を見て見ぬ振りをするならば、
自分に王の資格はない、ときっぱり言って、宝剣を返します。
謀反を正当化する唯一絶対の証拠品なのに~。
これがなきゃ、天に弓引いた逆賊扱いなのに~。
でも彼の中には、苦しむ民を見過ごせない正義の心があるからね。
そこんとこで、ギルドンと仲良くなれそうな気がするんだけどな。
もう、ギルドンが泣くシーンがせつなくてせつなくて……。
暴れん坊のギルドン。
天下無敵のギルドン。
博打を打っては酒を飲み、好き放題の無頼漢。
町民たちから嫌われて、それでも平気な恥知らず。
そんなギルドンが……。
兄の口から聞いた話が信じられなくて。
でもそれは真実で。
「お前は私の子ではない。の子だ」と言われて以来の衝撃だよね。
お父さんが、自分の無実を知っているという安堵感。
そして、知っていながら罪をかぶせたという絶望感。
自分が、どんな思いで無実を訴えようとしてきたか。
父にだけは、自分が無実だと知ってほしかった。
それなのに。
それを隠れて聞いていたスグンが、我慢できなくて後からイニョンを殴りましたね。
スカッとした!とは言えないけど、いい気味だぜ!って思いました。
女好きのかるそーな男ですが、彼もまた熱い気持ちを持った男。
そしてイノク。
「感情をため込んでいると病気になるんだよ」って
チャンフィにも言ってましたっけ。
「笑わないで。余計につらくなる。
誰にも見せない。私も見ない。
だから、ギルドンア、泣いて、泣いていいよ、ギルドンア」って言いますね。
心が張り裂けそうで、すごく悲しいのに、自分を卑下して笑ってしまうギルドン。
彼が心の中では涙を流していることを、イノクは知っている。
だから、そんな風に笑うんじゃなくて、きちんと泣きなさい、
自分の心を大事にしてあげなさい、ってことなんだと思うんです。
いい子だな~ほんとに。
イノクの優しさが心にしみるんだ。
がさつで衛生観念も希薄なむすめさんですが、
人の感情を察する心の機微は細やか。
「泣いていいよ」と言いながら、自分が先に涙をこぼしちゃう。
ギルドンの心の痛みを、自分のもののように感じているから。
ギルドンも、イノクがただ同情しているとかじゃなくて、
同じように悲しんでくれていることがわかって、一緒に涙をこぼすの。
マフラーつーか襟巻きっつーかをぐっと咬んで、男泣きだわよ。
セツナス!そして美しいわ……。いいシーンだわぁ。
この距離感がまたいいのである。
こういうのがあって、もうますますギルドンはイノクを手放せないのよね。
あの、告白シーンというのですか?
もうたまらなくかわいかったですね~!
イノクが言う、ぎこちない「あいらぶゆ」と、
ギルドンの「一緒に清に行こう」
特に、虎を狩りに行くけど来るか?と持ちかけて、うん!と即答されたときの
ギルドンの驚いた顔といったら!
最高でしょ。
もう、なんてかわいいカップル(死語)なの~。
「あいらぶゆ」の意味は、清に行かなくてもギルドンわかっていると思います。
そんなふたりが離ればなれになるなんて……。
いつもギルドンのピンチに駆けつけてくれるイノクを守るために、
ギルドンは追っ手を引き離し、崖の上にやってきます。
そして矢を受けておそらく崖下に……。
もちろん主人公だから死んじゃうとか無しだけど、
ギルドンを呼びながら山をさまようイノクがかわいそうよ……。
「父として問う!お前は私の息子だろう?」
すごく人格者に見えて、実はかってもんのギルドン父。
ばかばか!
このギルドン父が、兄王を推す理由はなんなのだろう?と考えていたのね。
兄王はいわゆる庶子。側室の子なわけですよ。
正規の奥さんから生まれた子ではないわけね。
でも、最初に生まれた王の息子にはかわりない。
それなのに、跡継ぎは嫡子でなければならん、と言われてしまったら……。
父は、息子ギルドンのことを考えていたのではないかと思ったんですよ。
実際ギルドンは、差別されてるわけじゃないですか。
能力も、やる気もあるのに奴隷の身分なんですよ?
自分にとっては同じ息子なのに。
(というか、愛した女性との間の子どもなのに)
そういう無念を、この王位継承争いのなかで解消したかったんじゃないのかなー。
お父さん、その信念を貫こうとして、結果的にギルドンには
めちゃつらい思いをさせちゃってますけど、
本当はギルドンを深く愛しているからこそ、こうなっちゃうんじゃないですかねー。
と、そんな風に思いました。
だって、あんな悪い王様だったら、賢いかもしれない弟王を担いだ方が絶対いいじゃん。
先王の勅命もあるし、親友を殺してまで貫きたいことって、何なの、一体。
それがギルドンへの思いだったら、見ているほうも少しは納得できるかな、ってとこです。
ギルドンは、無実の人たちを救い、父の窮地を救い、死んでいくつもりなんですね……。
でも死なせないよ!だって主人公なんだもん!
ほんとイノクはまっすぐで可愛くていい子だよね。人の心ってのをよくわかってる。
私もギルドンに泣いていいよっていうシーンはすごく好き。
というか泣けた。ギルドンがほんとに可哀想で。(泣)
真逆の立場なんだけど同じ思いのチャンフィもまたせつない。
というか、私はこの苦悩する若君に萌え萌えっす!(笑)
ギルドン父の思いはこれから明らかになっていくので今は何も申すまい。(誰だよ、あたし)
この次の回からめっちゃ視聴が楽しみになってきたのを思い出したわ~
じいちゃんがよく育ててくれたよ。
いい人に拾われたなぁ。
韓国ドラマって、男の人がけっこう盛大に泣くじゃない?
ギルドンは抑えた演技で、そこがまたぐっと来てしまったのだ。
父の思いはこれから明らかになっていくのね?
悪い人じゃなさそうだから、きっとまた泣いちゃう展開なんだろうな。
申すまいってあなた、誰ですかほんとに