〈あらすじ〉
チェ・ジンチョルは検事長に依頼し、
ジュナを横領罪・株価操作の罪に問い、拘束させた。
逮捕の瞬間、ジュナは自分を冷たく見つめるヒョンスクの姿を見る。
母の姿にドンジュも気づいた。
「兄さん!違う、母さんじゃない!母さんじゃない!」
ドンジュの叫びもむなしく響くだけだ。
ジュナは、自分が16年間だまされ、利用され続けていたことを悟った。
そしてドンジュは、母の口からジュナがチェ・ジンチョルの息子だと聞かされる。
それでも彼は、兄を信じ、愛した。
兄が、母と自分を選んでくれたことを知っていたから。
ヒョンスクは高笑いが止まらない。
何も知らないジンチョルとシネが、まるでバカに見える。
自分の息子を投獄して得意満面の父親とは。
16年間、母と呼ばれる度に虫唾が走った。
マルを育てたのは、ただ復讐のためだった。
ミスクから会社の様子を聞いたウリは、心配で仕方がない。
チャン・ジュナに何が?ドンジュは何をしているんだろう?
ドンジュには会えたが、彼は何も言ってくれない。
ウリが待っていると、ドンジュは話し始めた。
「どうしてこうなったんだ。兄さんがチェ・ジンチョルの息子だなんて……」
「マル兄さんも知っているの?」
ドンジュは泣きながら頷いた。
チャ・ドンジュを苦しめているのは、マル兄さんじゃない。
マル兄さんを苦しめているのは、チャ・ドンジュじゃない。
ウリはそうつぶやく。
ドンジュはやっとジュナと面会することができた。
いつもと変わらぬ様子の兄。
「ごめん。俺は弟なのに、何も知らずに16年もあんな生活を……」
「母さんに、俺が会いたがっていたと必ず伝えてくれ」
ジュナはそれ以上の会話を拒んだ。
「兄さん!俺が守ると言ったろう?一人で決めないで、俺と話をしてくれ!」
ジュナの瞳は涙でうるんだように見えたが、振り向かなかった。
ドンジュは母に頼む。
「頼むから兄さんに謝って。兄さんが許してくれるまで謝ってくれ!」
ヒョンスクは自分の罪を認めない。
自分がされたことを考えれば、これくらいのことが何だというのだ?
ドンジュはわかってくれない母に苛立ち、携帯を叩きつけた。
久しく様子がおかしかった祖母は、やっと本来の姿に戻った。
嬉しそうに話すヨンギュとウリとハルモニ。
「チキン屋さんにマル兄さんが来たのよ。おばあさんに会いに来たの」
「僕もマルを見た、マルを見たよ。マルはチャ・ドンジュさんのお兄さんだ」
その会話を、シネが聞いていた。
マルがジュナだと知ったシネは、さっそくジンチョルに報告しにいこうとする。
しかし、祖母やウリが必死で止める。
祖母を非難するシネに我慢できないウリ。
自分が捨てたくせに、周りの人を不幸にしてでも連れ戻そうなんて。
兄さんをそっとしておいて!もう苦しめないで!
「なぜみんなを苦しめるか知りたい?わたしはそういう人間だからよ。
自分が生きるためにはなんでもするの」
シネは、ウリの必死の懇願に耳をかそうともせず、行ってしまった。
ウリはドンジュに助けを求める。
「叔母さんが知ってしまったわ。ふたりが会いに行く前に兄さんと会って!」
シネは会長室に飛び込んで、ジンチョルに訴えた。
「ジュナがマルだったの!マルもそれを知っていたわ。
それなのに刑務所へ入ったということは、マルはヒョンスクの操り人形だったということよ。
ずっと母と呼びながら、あの女に利用されていたのよ!」
ジンチョルは唖然とし、そして怒りがふつふつとわいてきた。
「殺してやる!」
ジュナが面会室に呼ばれてゆくと、そこにはヒョンスクがたっていた。
「こっちへきて」
手招きする仕草に、16年前を思い出した。
「お母さん、出して。出してください、お母さん」
声が震える。
「私を恨んでる?ダメよ、私じゃない。すべて……」
「チェ・ジンチョルのせい?」
「そうよ」
しかし、ジュナは納得しなかった。
自分を育てた16年間、お母さんと呼ばれる度に、あなたはぞっとしていたんだろう。
「呼んでこい。俺の父、チェ・ジンチョルを呼べ!」
(つづく)
ジュナの笑顔と、怒りの形相のギャップがすごいな……と常々思っていましたが、
今回はこの表情がものすっごい良かったです。
信じていたお母さんの裏切りを悟ったこの表情。
いや、たまらんね。
これはいいね。
信じてたんだなぁ、マル。
それにしても、ヒョンスクさん、本当にこんな鬼のような人なんですか?
わたし、すっかりだまされてたんですか?
結構何度も、マルを利用していることへの罪悪感が描写されていたように思うのですが、
すべて見せかけなの?演技だったの?
そりゃ、すごくいい人だとは思わないけど、
ここまでひどい人だとも思えないんだけどなぁ。
血を分けた子どものことだと、鬼になれるのでしょうか。
チェ・ジンチョルの息子だといったって、
本人まったくあずかり知らぬことなんですから、
マルを憎むのはお門違いでしょうよ……。
ヒョンスクさん、結局息子ですら愛してないもんね、しょうがないのかも。
ドンジュにすごい愛情注いでるように見えるけど、
結局お父さんの仇を討つための、復讐の道具にしてるだけなんだもん。
悪人にしてやられるのも悔しいですけどね、
本当に息子のためを思うなら、こんな人生歩ませちゃかわいそうですよ。
韓国ドラマを観ていて思うのは、
「会社って、会長個人の所有物じゃないですよね?」ってこと。
株式会社でしかも上場してるんでしょ?
会社は株主のものでもあり、そこで働く社員のものでもあるんじゃないですか?
いっつもいっつも後継者争いが血縁内でおこってて、
わたしが従業員だったら切れるで、実際。
理事はもっと怒れ!
ジンチョルが有能な経営者なら、
彼がトップにいることはそう悪いことでもない。
結婚誓約書(会長の血縁を跡取りにすることを誓約した書類)を反故にし、
ほぼ殺人を犯しちゃった極悪人なんで倫理にもとるというだけのこと。
事情を知らない第三者から見れば、別に誰がトップであろうが、
会社が繁栄し、自分が利益を得られればそれでいいわけですから~。
ミンスのお父さんがそういう立場でジンチョルに味方してますでしょ?
ドンジュやジュナが考えてた復讐って、
しごくまっとうに会社を自分のものにしてジンチョルを追い出そうって計画で、
問題なのはヒョンスクのドロドロした情緒的復讐計画だけなんですよね。
このひとの怨念が、みんなの悪意を刺激して増幅させてる気がするなぁ。
マルがジンチョルの息子だと知っていくのは、以下の順。
ばあちゃんとヒョンスク→ウリ→マル本人→ドンジュ
マル=ジュナだと知っていくのは、以下の順。
ヒョンスクとドンジュ→ばあちゃん→ウリ→ヨンギュ→シネ&ジンチョル
このふたつの秘密暴露の流れが交錯して、
ここ数話はしっちゃかめっちゃかでした。(わたし的に)
ロマンスの部分は、ドンジュとウリにブレがないんで安心して見ていられました。
ちょいちょいミンスが絡んでくる予感がして面倒ですがね。
何も事情を知らないお嬢さんなので、最後傷つかないか心配です。
性格的にダークサイド堕ちは無いはずなので、
ウリとこじれないように納めてあげてほしいです。
てか、この娘までこじらせたら収拾がつかん。
ドンジュがあまりにもスーパーな能力持ちなので、
ここしばらくは彼の孤独について忘れてしまいそう。
みなさん、ごく普通に暮らしてますけど、
彼は常に無音の世界で気をはって生きているんですよ!
そこんとこ忘れないであげて!
出生がらみの秘密が明らかになった今後、
注目すべきはヨンギュの出自。
そして、いつウリが告白するかってとこ。
(ドンジュの耳が聞こえないことについて)
最終回になるかもしれない、と思いつつ観ていますが、どうなるかな。
ごはん食べた?
大丈夫?
すぐに会いに来て
などなど、すべてを包括する「愛しています」の手話。
いや、具体的にはそれぞれに対応した手話があるわけだけど、
すべては「愛」ゆえに生まれる言葉なんだよ、っていうウリのメッセージが
感動的でした。
ドラマの根底に流れる、「私の心が聞こえる?」というテーマを、
もうちょっと感じさせてくれる流れになってゆくといいなーと思います。
このカオスからはやく抜けだしたいよ~。
チェ・ジンチョルは検事長に依頼し、
ジュナを横領罪・株価操作の罪に問い、拘束させた。
逮捕の瞬間、ジュナは自分を冷たく見つめるヒョンスクの姿を見る。
母の姿にドンジュも気づいた。
「兄さん!違う、母さんじゃない!母さんじゃない!」
ドンジュの叫びもむなしく響くだけだ。
ジュナは、自分が16年間だまされ、利用され続けていたことを悟った。
そしてドンジュは、母の口からジュナがチェ・ジンチョルの息子だと聞かされる。
それでも彼は、兄を信じ、愛した。
兄が、母と自分を選んでくれたことを知っていたから。
ヒョンスクは高笑いが止まらない。
何も知らないジンチョルとシネが、まるでバカに見える。
自分の息子を投獄して得意満面の父親とは。
16年間、母と呼ばれる度に虫唾が走った。
マルを育てたのは、ただ復讐のためだった。
ミスクから会社の様子を聞いたウリは、心配で仕方がない。
チャン・ジュナに何が?ドンジュは何をしているんだろう?
ドンジュには会えたが、彼は何も言ってくれない。
ウリが待っていると、ドンジュは話し始めた。
「どうしてこうなったんだ。兄さんがチェ・ジンチョルの息子だなんて……」
「マル兄さんも知っているの?」
ドンジュは泣きながら頷いた。
チャ・ドンジュを苦しめているのは、マル兄さんじゃない。
マル兄さんを苦しめているのは、チャ・ドンジュじゃない。
ウリはそうつぶやく。
ドンジュはやっとジュナと面会することができた。
いつもと変わらぬ様子の兄。
「ごめん。俺は弟なのに、何も知らずに16年もあんな生活を……」
「母さんに、俺が会いたがっていたと必ず伝えてくれ」
ジュナはそれ以上の会話を拒んだ。
「兄さん!俺が守ると言ったろう?一人で決めないで、俺と話をしてくれ!」
ジュナの瞳は涙でうるんだように見えたが、振り向かなかった。
ドンジュは母に頼む。
「頼むから兄さんに謝って。兄さんが許してくれるまで謝ってくれ!」
ヒョンスクは自分の罪を認めない。
自分がされたことを考えれば、これくらいのことが何だというのだ?
ドンジュはわかってくれない母に苛立ち、携帯を叩きつけた。
久しく様子がおかしかった祖母は、やっと本来の姿に戻った。
嬉しそうに話すヨンギュとウリとハルモニ。
「チキン屋さんにマル兄さんが来たのよ。おばあさんに会いに来たの」
「僕もマルを見た、マルを見たよ。マルはチャ・ドンジュさんのお兄さんだ」
その会話を、シネが聞いていた。
マルがジュナだと知ったシネは、さっそくジンチョルに報告しにいこうとする。
しかし、祖母やウリが必死で止める。
祖母を非難するシネに我慢できないウリ。
自分が捨てたくせに、周りの人を不幸にしてでも連れ戻そうなんて。
兄さんをそっとしておいて!もう苦しめないで!
「なぜみんなを苦しめるか知りたい?わたしはそういう人間だからよ。
自分が生きるためにはなんでもするの」
シネは、ウリの必死の懇願に耳をかそうともせず、行ってしまった。
ウリはドンジュに助けを求める。
「叔母さんが知ってしまったわ。ふたりが会いに行く前に兄さんと会って!」
シネは会長室に飛び込んで、ジンチョルに訴えた。
「ジュナがマルだったの!マルもそれを知っていたわ。
それなのに刑務所へ入ったということは、マルはヒョンスクの操り人形だったということよ。
ずっと母と呼びながら、あの女に利用されていたのよ!」
ジンチョルは唖然とし、そして怒りがふつふつとわいてきた。
「殺してやる!」
ジュナが面会室に呼ばれてゆくと、そこにはヒョンスクがたっていた。
「こっちへきて」
手招きする仕草に、16年前を思い出した。
「お母さん、出して。出してください、お母さん」
声が震える。
「私を恨んでる?ダメよ、私じゃない。すべて……」
「チェ・ジンチョルのせい?」
「そうよ」
しかし、ジュナは納得しなかった。
自分を育てた16年間、お母さんと呼ばれる度に、あなたはぞっとしていたんだろう。
「呼んでこい。俺の父、チェ・ジンチョルを呼べ!」
(つづく)
ジュナの笑顔と、怒りの形相のギャップがすごいな……と常々思っていましたが、
今回はこの表情がものすっごい良かったです。
信じていたお母さんの裏切りを悟ったこの表情。
いや、たまらんね。
これはいいね。
信じてたんだなぁ、マル。
それにしても、ヒョンスクさん、本当にこんな鬼のような人なんですか?
わたし、すっかりだまされてたんですか?
結構何度も、マルを利用していることへの罪悪感が描写されていたように思うのですが、
すべて見せかけなの?演技だったの?
そりゃ、すごくいい人だとは思わないけど、
ここまでひどい人だとも思えないんだけどなぁ。
血を分けた子どものことだと、鬼になれるのでしょうか。
チェ・ジンチョルの息子だといったって、
本人まったくあずかり知らぬことなんですから、
マルを憎むのはお門違いでしょうよ……。
ヒョンスクさん、結局息子ですら愛してないもんね、しょうがないのかも。
ドンジュにすごい愛情注いでるように見えるけど、
結局お父さんの仇を討つための、復讐の道具にしてるだけなんだもん。
悪人にしてやられるのも悔しいですけどね、
本当に息子のためを思うなら、こんな人生歩ませちゃかわいそうですよ。
韓国ドラマを観ていて思うのは、
「会社って、会長個人の所有物じゃないですよね?」ってこと。
株式会社でしかも上場してるんでしょ?
会社は株主のものでもあり、そこで働く社員のものでもあるんじゃないですか?
いっつもいっつも後継者争いが血縁内でおこってて、
わたしが従業員だったら切れるで、実際。
理事はもっと怒れ!
ジンチョルが有能な経営者なら、
彼がトップにいることはそう悪いことでもない。
結婚誓約書(会長の血縁を跡取りにすることを誓約した書類)を反故にし、
ほぼ殺人を犯しちゃった極悪人なんで倫理にもとるというだけのこと。
事情を知らない第三者から見れば、別に誰がトップであろうが、
会社が繁栄し、自分が利益を得られればそれでいいわけですから~。
ミンスのお父さんがそういう立場でジンチョルに味方してますでしょ?
ドンジュやジュナが考えてた復讐って、
しごくまっとうに会社を自分のものにしてジンチョルを追い出そうって計画で、
問題なのはヒョンスクのドロドロした情緒的復讐計画だけなんですよね。
このひとの怨念が、みんなの悪意を刺激して増幅させてる気がするなぁ。
マルがジンチョルの息子だと知っていくのは、以下の順。
ばあちゃんとヒョンスク→ウリ→マル本人→ドンジュ
マル=ジュナだと知っていくのは、以下の順。
ヒョンスクとドンジュ→ばあちゃん→ウリ→ヨンギュ→シネ&ジンチョル
このふたつの秘密暴露の流れが交錯して、
ここ数話はしっちゃかめっちゃかでした。(わたし的に)
ロマンスの部分は、ドンジュとウリにブレがないんで安心して見ていられました。
ちょいちょいミンスが絡んでくる予感がして面倒ですがね。
何も事情を知らないお嬢さんなので、最後傷つかないか心配です。
性格的にダークサイド堕ちは無いはずなので、
ウリとこじれないように納めてあげてほしいです。
てか、この娘までこじらせたら収拾がつかん。
ドンジュがあまりにもスーパーな能力持ちなので、
ここしばらくは彼の孤独について忘れてしまいそう。
みなさん、ごく普通に暮らしてますけど、
彼は常に無音の世界で気をはって生きているんですよ!
そこんとこ忘れないであげて!
出生がらみの秘密が明らかになった今後、
注目すべきはヨンギュの出自。
そして、いつウリが告白するかってとこ。
(ドンジュの耳が聞こえないことについて)
最終回になるかもしれない、と思いつつ観ていますが、どうなるかな。
ごはん食べた?
大丈夫?
すぐに会いに来て
などなど、すべてを包括する「愛しています」の手話。
いや、具体的にはそれぞれに対応した手話があるわけだけど、
すべては「愛」ゆえに生まれる言葉なんだよ、っていうウリのメッセージが
感動的でした。
ドラマの根底に流れる、「私の心が聞こえる?」というテーマを、
もうちょっと感じさせてくれる流れになってゆくといいなーと思います。
このカオスからはやく抜けだしたいよ~。
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