ここでジェホンが大学を去ってしまっては、ドラマにならない。
大丈夫だとは思いつつ、心配になっております。
一緒に悪さをしてきた仲間だけど、ジェホンもベタベタしないんだね。
自分は生まれ変わって大学へ行く!と決めたら、一直線。
お前たちも更生しろ、とか少しは言ったのかな?
《あらすじ》
フラフラになりながらも、ノルマを果たすべく、友情の階段を上り下りするジェホン。
倒れ込んで目覚めた時はもう朝で、ソヌ教授が横にいた。
何かと挑発してくる教授に、ジェホンはむかっとくるのだが、
図星な部分もあったりして。
ハ・ドソンは、自分が編曲したとは言わず、楽曲を提供。
仲間はすっかり気に入って、歌い出す中で自然に振り付けも生まれてきた。
なんだかいい雰囲気にまとまりそう。
ヨンジュはジェホンに問い詰められて、本当の事情を白状した。
「俺はまっとうに生きることに決めたんだ!俺を巻き込むな!」
ところが、すでに刑事たちがジェホンを探しに大学へ乗り込んでいた。
彼を暴行容疑で連行しようとする刑事たち。
身に覚えがないことだと抵抗するジェホンだが、
刑事のひとりは、かつて彼がだました刑事で、心証は最悪。
しかし、逮捕されそうなジェホンを助けようと、テイが証拠を持ってきた。
「彼は無実です!夜は校庭で一緒に躍ったの!日記に書いてあるの!」
「夜はずっと作業してた、彼も一緒にいました!だよな、ビョンゴン!」
ハ・ドソンも応援するが、刑事は信用しない。
そこへオ・ドゥリが証拠のビデオを見せて、
守衛さんもジェホンのアリバイを証明してくれた。
「これで終わりと思うなよ」
捨て台詞を残して、刑事は去った。
仲間に囲まれるジェホンを見て、ヨンジュも決心した。
胸がドキドキして、命を懸けられる何かを探して、始めよう。
今までは、始め方を知らなかっただけ。
ソヌ・ヨン教授には、秘密がある。
声楽専攻の元ミュージカルスター。
彼が歌を捨てたのはなぜ?
お酒を手放せないでいるわけは?
オ・ドゥリは興味しんしんなのだ。
ジェホンはテイが気になって、日記の続きが読んでみたい。
自分と躍ったあの夜のことを、テイはどんな風に日記にかいているのだろう?
「ビザおごって。ダンスをちゃんと練習して。紙飛行見せて」
紙飛行機は、ヨンジュからの手紙だから、見せたって平気だろう。
ラブレターってわけじゃない。
でも最後の追伸については別だ。テイのことが書いてあるから……。
財布から紙飛行機を取り出したジェホンは、財布を落とした。
一緒に落ちた黄色いメモ用紙を手に取るテイ。
「あ、住所だ。これ何?」
ジェホンの表情が、固くなった。
あの夜、トラックに轢かれた男性が持っていたメモ。
それがテイの父親だとは、ジェホンもわかっていないのだ。
(つづく)
オマケ「あの子のミュージカル講座」
試験当日、控え室で「ミュージカルって何?」と聞いたジェホンのセリフで
本編はカットでしたが、続きがあったようです。
ドソンが「躍って歌うのがミュージカルかな」と答えています。
「演劇なのに歌って踊るってこと?」
テイは、「仮面劇(タルチュム)は?」と言います。
映画「王の男」でやってたアレですね。仮面をつけて役人を風刺した大衆演劇です。
わかってなさそうなジェホンに、
「語り節(パンソリ)は?」とたたみかけるテイ。これはジェホンも知ってました。
語り中心のパンソリとは対照的に、歌って踊る動作が入った総合的なものがミュージカルだ、と。
ジェホン、わかったかな?
あ~ドキドキした!
ジェホンはテイに恋をしちゃったんだね~。
一緒に躍ったあの夜に、彼女の笑顔に心奪われて、
友情の階段で気を失った彼女を見て、思わず「全部俺がやる!」なんて言っちゃって
(テイは幽霊を見て倒れただけなのに……)
そして今度は自分を助けてくれた彼女が大好きだって自覚したんだね~。
いや?もしかしたら、もっと前からなのかな。
ドソンにことさら「お前のガールフレンド」って言ってたもんね。
かわいいなぁ、ジェホン。
本名をもじって「エロ動画少年」なんて呼ばれてかわいそうなドソン。
ジェホン、お前は小学生か。
「江口くん」のあだ名を「エロ」ってつけてるようなもんだろ?
ガキなんだからもう。
日記見せて!っていうのは、自分のことがもっと書いてあると思ったから?
それで素直に見せて!っていうのがかわいい。
知りたくて仕方ないんだね。
そしてジェホンがテイを好きなんだってわかればわかるほど、
視聴者の胸は痛む。
きっとジェホンの胸も、張り裂けそうになる日が来るだろうから。
後悔してもしきれない過去が、彼を追い詰める日が来るだろうから。
でもそんなの、もっと先!もっと先のことでしょ?
今はこのしあわせな空気に浸っていたいよ……。
この笑顔が、消える日が来るなんて考えたくないわ。
ヨンジュがいい子でほんとによかった。
相手のひとも、死んじゃったりしてなくて、怪我ですんだみたいだし。
正直に話して、示談にしてもらえるかもしれないよ。
彼女は勉強嫌いっぽいけど、人を見る目はありそう。
ウン・チェヨンの小ずるさを、しっかり見抜いていました。
チェヨンは全然真面目にやらないね。
しごきもうまく回避しちゃって、苦手なことはやらないで。
台本や音楽はプロに頼んじゃってさ。
「それも演出の腕の見せ所」とソヌ教授は肯定しています。
いい作品を作るためなら、悪魔にだって魂を売る、それが演出家というものなんですね。
彼女の真意は「いい作品を作ること」じゃないような気もしますが、どうかな。
ただね、夜中にひとりで自主練するくらいには真剣な意地っ張り。
変に改心なんかしないで、このまま意地悪で負けず嫌いなキャラでいてほしいです。
ジェホンに仲間ができて、本当にうれしい。
非常口だっていいじゃないか。
光のあたる場所に出て行って欲しいな。
ソヌ・ヨン教授はどうせアレでしょ?
将来を嘱望されるスターだったのに、元カノを死なせちゃったとかで
トラウマになっちゃって歌とか歌えなくなってるんでしょ、どーせ。
夢と希望にあふれた新入生を見て、かつての自分と重ね合わせてムカムカきてるんでしょ。
どーせそんな夢や希望はそうそうに消え去って、
裏切られたり、だまされたり、汚いショウビジネスの世界に幻滅するんだ、とか
勝手に思ってるんでしょ。
若いひとたちがうらやましくて仕方ないんでしょ。
お前らも俺のようになるんだ!って思いたいんでしょ。
お願いだから不幸のウィルス飛ばさないで!
ちょっとかっこいいこと言ったかと思ったら、
そんな風にねちねち絡んで、焼酎の隠し場所を探してうろついたり、
ほんとにしょーもない男だわ。
でもちょっとかっこいいけどね!(怒)
贔屓目なのはわかっているんだけどさ……。
あの黄色いメモ、テイにはなんのことかわからないよね。
まだ大丈夫、まだ大丈夫だと思うのだけど、
Xデーが来るのがこわい。
大丈夫だとは思いつつ、心配になっております。
一緒に悪さをしてきた仲間だけど、ジェホンもベタベタしないんだね。
自分は生まれ変わって大学へ行く!と決めたら、一直線。
お前たちも更生しろ、とか少しは言ったのかな?
《あらすじ》
フラフラになりながらも、ノルマを果たすべく、友情の階段を上り下りするジェホン。
倒れ込んで目覚めた時はもう朝で、ソヌ教授が横にいた。
何かと挑発してくる教授に、ジェホンはむかっとくるのだが、
図星な部分もあったりして。
ハ・ドソンは、自分が編曲したとは言わず、楽曲を提供。
仲間はすっかり気に入って、歌い出す中で自然に振り付けも生まれてきた。
なんだかいい雰囲気にまとまりそう。
ヨンジュはジェホンに問い詰められて、本当の事情を白状した。
「俺はまっとうに生きることに決めたんだ!俺を巻き込むな!」
ところが、すでに刑事たちがジェホンを探しに大学へ乗り込んでいた。
彼を暴行容疑で連行しようとする刑事たち。
身に覚えがないことだと抵抗するジェホンだが、
刑事のひとりは、かつて彼がだました刑事で、心証は最悪。
しかし、逮捕されそうなジェホンを助けようと、テイが証拠を持ってきた。
「彼は無実です!夜は校庭で一緒に躍ったの!日記に書いてあるの!」
「夜はずっと作業してた、彼も一緒にいました!だよな、ビョンゴン!」
ハ・ドソンも応援するが、刑事は信用しない。
そこへオ・ドゥリが証拠のビデオを見せて、
守衛さんもジェホンのアリバイを証明してくれた。
「これで終わりと思うなよ」
捨て台詞を残して、刑事は去った。
仲間に囲まれるジェホンを見て、ヨンジュも決心した。
胸がドキドキして、命を懸けられる何かを探して、始めよう。
今までは、始め方を知らなかっただけ。
ソヌ・ヨン教授には、秘密がある。
声楽専攻の元ミュージカルスター。
彼が歌を捨てたのはなぜ?
お酒を手放せないでいるわけは?
オ・ドゥリは興味しんしんなのだ。
ジェホンはテイが気になって、日記の続きが読んでみたい。
自分と躍ったあの夜のことを、テイはどんな風に日記にかいているのだろう?
「ビザおごって。ダンスをちゃんと練習して。紙飛行見せて」
紙飛行機は、ヨンジュからの手紙だから、見せたって平気だろう。
ラブレターってわけじゃない。
でも最後の追伸については別だ。テイのことが書いてあるから……。
財布から紙飛行機を取り出したジェホンは、財布を落とした。
一緒に落ちた黄色いメモ用紙を手に取るテイ。
「あ、住所だ。これ何?」
ジェホンの表情が、固くなった。
あの夜、トラックに轢かれた男性が持っていたメモ。
それがテイの父親だとは、ジェホンもわかっていないのだ。
(つづく)
オマケ「あの子のミュージカル講座」
試験当日、控え室で「ミュージカルって何?」と聞いたジェホンのセリフで
本編はカットでしたが、続きがあったようです。
ドソンが「躍って歌うのがミュージカルかな」と答えています。
「演劇なのに歌って踊るってこと?」
テイは、「仮面劇(タルチュム)は?」と言います。
映画「王の男」でやってたアレですね。仮面をつけて役人を風刺した大衆演劇です。
わかってなさそうなジェホンに、
「語り節(パンソリ)は?」とたたみかけるテイ。これはジェホンも知ってました。
語り中心のパンソリとは対照的に、歌って踊る動作が入った総合的なものがミュージカルだ、と。
ジェホン、わかったかな?
あ~ドキドキした!
ジェホンはテイに恋をしちゃったんだね~。
一緒に躍ったあの夜に、彼女の笑顔に心奪われて、
友情の階段で気を失った彼女を見て、思わず「全部俺がやる!」なんて言っちゃって
(テイは幽霊を見て倒れただけなのに……)
そして今度は自分を助けてくれた彼女が大好きだって自覚したんだね~。
いや?もしかしたら、もっと前からなのかな。
ドソンにことさら「お前のガールフレンド」って言ってたもんね。
かわいいなぁ、ジェホン。
本名をもじって「エロ動画少年」なんて呼ばれてかわいそうなドソン。
ジェホン、お前は小学生か。
「江口くん」のあだ名を「エロ」ってつけてるようなもんだろ?
ガキなんだからもう。
日記見せて!っていうのは、自分のことがもっと書いてあると思ったから?
それで素直に見せて!っていうのがかわいい。
知りたくて仕方ないんだね。
そしてジェホンがテイを好きなんだってわかればわかるほど、
視聴者の胸は痛む。
きっとジェホンの胸も、張り裂けそうになる日が来るだろうから。
後悔してもしきれない過去が、彼を追い詰める日が来るだろうから。
でもそんなの、もっと先!もっと先のことでしょ?
今はこのしあわせな空気に浸っていたいよ……。
この笑顔が、消える日が来るなんて考えたくないわ。
ヨンジュがいい子でほんとによかった。
相手のひとも、死んじゃったりしてなくて、怪我ですんだみたいだし。
正直に話して、示談にしてもらえるかもしれないよ。
彼女は勉強嫌いっぽいけど、人を見る目はありそう。
ウン・チェヨンの小ずるさを、しっかり見抜いていました。
チェヨンは全然真面目にやらないね。
しごきもうまく回避しちゃって、苦手なことはやらないで。
台本や音楽はプロに頼んじゃってさ。
「それも演出の腕の見せ所」とソヌ教授は肯定しています。
いい作品を作るためなら、悪魔にだって魂を売る、それが演出家というものなんですね。
彼女の真意は「いい作品を作ること」じゃないような気もしますが、どうかな。
ただね、夜中にひとりで自主練するくらいには真剣な意地っ張り。
変に改心なんかしないで、このまま意地悪で負けず嫌いなキャラでいてほしいです。
ジェホンに仲間ができて、本当にうれしい。
非常口だっていいじゃないか。
光のあたる場所に出て行って欲しいな。
ソヌ・ヨン教授はどうせアレでしょ?
将来を嘱望されるスターだったのに、元カノを死なせちゃったとかで
トラウマになっちゃって歌とか歌えなくなってるんでしょ、どーせ。
夢と希望にあふれた新入生を見て、かつての自分と重ね合わせてムカムカきてるんでしょ。
どーせそんな夢や希望はそうそうに消え去って、
裏切られたり、だまされたり、汚いショウビジネスの世界に幻滅するんだ、とか
勝手に思ってるんでしょ。
若いひとたちがうらやましくて仕方ないんでしょ。
お前らも俺のようになるんだ!って思いたいんでしょ。
お願いだから不幸のウィルス飛ばさないで!
ちょっとかっこいいこと言ったかと思ったら、
そんな風にねちねち絡んで、焼酎の隠し場所を探してうろついたり、
ほんとにしょーもない男だわ。
でもちょっとかっこいいけどね!(怒)
贔屓目なのはわかっているんだけどさ……。
あの黄色いメモ、テイにはなんのことかわからないよね。
まだ大丈夫、まだ大丈夫だと思うのだけど、
Xデーが来るのがこわい。
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