いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

What’s Up (ワッツアップ) vol.15

2013年10月24日 | What's Up(ワッツアップ)
《あらすじ》

全国大会へ向けて、ヤン教授チームは着々と準備を進めている。
ソヌ教授率いる1年生チームは創作ミュージカルを計画しているのだが、
台本もまだ、曲もまだ、キャストもまだまだ。
ソヌは、1年生たちの声を拾い上げて、脚本を完成させようと考えている。
面白そうじゃん、と、生徒の反応はなかなかよろしい。
ドゥリがまとめ役をすることになり、台本作成に意欲を燃やす。

ジェホンはあれからテイを避けている。
そんな状況を受け入れられないテイは、ジェホンと話をしようとするのだが、
完全に拒否されてしまう。
「糞をふんだんだ。俺との出会いは、糞をふんだのと同じことだ。
最悪だろうが、進むしかない。次は踏むな」

2時間泣きっぱなしのテイを見かねたドゥリは、ジェホンを呼び出し彼を責める。
「あんたテイに何をしたのよ!」
「俺がテイに何をしようと、お前に関係あるか!」
ドゥリはついにぶち切れて、ジェホンに殴りかかろうとするが、
ビョンゴンとドソンに必死で止められて、ようやく落ち着いた。
ジェホンも、テイのことを心配する学友たちを無視するわけにはいかない。
要領を得ないかもしれないが、最低限のことは伝えなくては。
「俺もつらい。こういうと笑うかもしれないが、テイのためなんだ」

事務所の理事にテイを譲るために身を引くのだと勘違いされたジェホンは、
重ねてこう言う。
「授業でならったとおり、自分の内面を見つめてみたんだ。
そしたら、俺は嫌な奴だった。
身勝手で、卑怯で、嫌な奴。それに腰抜け。虫けら同然。それがチャン・ジェホンだ。
だから、別れるしかない。わかるか?
わからないだろうな。お前たちは幼いから。
大人の事情だ。
でもありがとな。テイにいい友達がいて、よかった」
静かに去って行くジェホンを、誰も止められなかった。

テイは、やっぱり歌えない。
それでも、ソヌ教授のオーディションを受けるつもりだ。
スビンは、彼女のために曲を書いた。
オーディションで歌ってもらいたいから。
ハ・ドソンにも聞かせてほしい。

嫉妬したチェウンは、テイの不調を事務所に訴えた。
男のせいで精神的にめちゃくちゃになってる新人タレントをなんとかしなさいよ!
「事務所の人に見てもらいなさいよ」
「事務所の人の前で歌えなかったら、どうなる?」
「それはまずいわね」
テイにねたみ、プレッシャーをかけるチェウン。
本当に歌えるかな……。楽天的に構えていたテイも、だんだん不安になってきた。

ソヌ・ヨン教授は、毎週木曜日、医師の診察を受けている。
肝臓の機能が失われており、痛みもひどいはず。
しかし入院を拒み、鎮痛剤でごまかしているのだ。
教授に張り付いているはずのドゥリも、その事実を知らない。
今は、ミュージカルの創作台本を作るのに一生懸命だし。
でも、助手にそのことを指摘されて黙っているわけにはいかない。
だって私は先生のストーカーだもん。

スビン先輩の作曲にドゥリが歌詞をつけて、
オーディションでテイが歌う。予定。
不安なテイは、ジェホンに頼む。
オーディション会場に、いてほしい。
ジェホンがいれば、安心するから。
しつこいことはわかっているけど、それでも、頼まずにはいられない。
「ごめん……私ってダメね」
うつむいて去っていくテイの後ろ姿を見つめるジェホン。

ヤン教授チームは、チェヨン事務所のオ室長の干渉を受ける。
彼はなんとしてでもこの公演を成功させるために、
プロを投入するつもりだ。
学生の演出?名前だけはそうすればいい。
勝つためには、手段は選ばない。
戸惑う学生たちに、ヤン教授は口をつぐむ。
自分だって、そう思う。勝つためには仕方がないの。

ソヌ・ヨンチーム、最後のオーディションが始まった。
ジェホンはテイの様子が気になって仕方がない。
それでも会場には行かない彼に、警察から、郵便が届いた。

テイはジェホンが来るのを待っていたが、彼は現れない。
そして何度チャレンジしても、彼女は歌えない。
席を立とうとするソヌ教授を押しとどめ、
「僕が一緒に歌います!」とビョンゴンが手をあげた。
「最初の歌い出しが難しいだけですよ」
「君がアドバイスできる立場か?」
人前で歌えないはずのビョンゴンに、ソヌ教授はいぶかしげな視線を投げるが、
彼の熱意に負けて再び席に着く。

ビョンゴンは、歌い出す。
兄の言葉を、思い出しながら。
はじめは小さなささやきだったが、それでも人前で歌えた!
ビョンゴンは殻をやぶり、しあわせそうに歌い出す。
そこへドアを開けて現れたジェホン。
テイは彼の姿を見て、嬉しそうに歌い出した。
声が出た!歌えた!
ふたりはノリにのって、一緒に歌う。
ドゥリもソヌ教授も、ニコニコ微笑んでいる。
テイとビョンゴンを見て、ジェホンもそっと微笑んだ。

(つづく)

いや~良かった!

ビョンゴンが歌えた~!
テイも声が出た~!
そしてスビン先輩の作ってくれた曲が、と~っても良かった!

え?オマケシーンや予告編でちょくちょくきいてる曲だって?
ええ、わかってますよ、そうなんですよ、そうなんですけど、
まるではじめて聞いたみたいにすごくかっこよくて、うれしかった。
こんないい曲だったんだー!って思いました。
ビョンゴンが、スビン先輩の曲を歌えるなんて光栄だ、
子どもに自慢しますって言ったの、大袈裟じゃなかったよ。

もう、ビョンゴンが歌う前の前ふりが長くて長くて、
おい!そろそろいいじゃないか!引っ張りすぎだろ!としびれが切れました。
そこでふたりの共演ですから、感動もひとしおですね。
ジェホンも来てくれたし。

ああジェホン!
彼にも一言いいたいことがあるよ!

テイへの冷たい態度を友人たちになじられて、どう反応するのか心配だったの。
「お前たちには関係ない!」って切れるのかな、とか、
まるっと無視しちゃうのかな、とか。
もちろん、重要な理由については「お前たちには関係ない」状態でしゃべらなかったけど、
きちんと自分の気持ちを話しましたね。
自分は卑怯なろくでなしだから、テイから離れた方がいいんだ、と。
今ならきっとすぐに忘れる。
いい友達が、支えてくれるから、って。

「お前たちは幼いから」とジェホンはみんなに言いますが、
ちょっと待ちなさいよ。
そりゃみんなの抱えている悩みは、あんたのに比べたら、
たいしたことないように思えるかもしれない。
人の生き死にに関する、あんたの罪に比べたら、ささいなことかもしれない。
でも、そーじゃないでしょ?
そんな風に、彼らを拒んじゃいけないよ。
ひとりぼっちになっちゃダメだよ。

今あんたに必要なのは、テイと別れることじゃないはずだよ。
もちろん彼女は被害者の娘で、あんたは間接的な加害者で、
一緒にいること自体が、罪なのかもしれない。
テイはあんたの秘密を知らないんだし。

でもそーやって逃げてちゃダメでしょ!
向き合わなきゃダメでしょ!
テイは、あなたの罰そのものでしょう?
彼女から目をそらしてどうするんだ!

なんかちょっと、罪と罰のラスコーリニコフみたいですね。
彼とちがって、ジェホンは意図的に罪を犯したわけではないけど。

と、ジェホンに向かっていいたいことを言ってたら、とうとう出頭命令がきちゃいました。
あの事故についての、証言が必要になったのでしょうか。
何を決心して、ジェホンはオーディション会場にきたのかな。

正直、一方的にテイを遠ざけて傷つけたジェホンには同情できなかった。
テイのためだ、と思ってるかしらないけど、
本当は自分のためなんだって、気付かなきゃダメだ、と思ってた。
歌い出したテイを見て、久しぶりに笑ってくれたジェホンは、
何を感じていたのかな。
テイにも、自分にも、まっすぐぶつかってくる友人たちのおかげで、心を動かされたのかな。
出頭命令の内容は、アレしかないはずだよね。
最後に、仲間の顔を見に来たのかなぁ……。


テイのしあわせを、ただ願っている。

ソヌ・ヨン教授の肝機能については、ひじょーに心配です。
なんだかんだいってドゥリの好きなようにさせてる教授がやさしいです。
「あなたのオ・ドゥリでーす」と部屋を訪れるドゥリがかわいいです。

情報通の事情通、ちょっとクールな彼女が、テイのためにぶち切れるシーンは、
心打たれるものがありました。
テイのこと、そして教授のことになると、彼女は冷静でいられないよね。
愛するものへの情熱はすごいです。クールは仮面でしょ?
教授、死んだりしないでね。
ああ見えて、ドゥリは純粋な少女だって、わかっているでしょう?

「君たちの声を、ミュージカルにする」って、さすが教授だなー。
やっぱり発想が、ちゃんと先生だ。
最初の頃のへろへろ先生と違って、
若いひとたちをしっかり見つめて導いてあげる、立派な師です。
大人すぎて、やっぱりかっこいい。

ヤン教授はその点ダメダメです。
助手も、あの意地悪な先輩も、さすがに引いてますよ。
最後はみんな離反することになるんじゃないですかね、この展開では。
受賞スピーチ考えてる場合じゃないですよ。

大会へむけてだんだん盛り上がっていくようで、そっちも楽しみ。
ジェホンのことは苦しい展開になりそうだけど、
これを乗り越えなきゃ、彼は大学へきた意味がないからね。
本当の意味で、人生が始まらないからね。
つらいけど、わたしもがんばって見届けますよ!

次回たのしみだ!

あと、スビン先輩、いっくら眠くっても、半目で寝ないで!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿