今シーズンの女子フィギュアスケートは、まさしく「次元が変わる」シーズンだ。
筆者がフィギュアスケートを初めて見てからおよそ30年(年齢がばれる)、女子のフィギュアスケートのトップは常に3回転ジャンプの世界だった。伊藤みどりとか浅田真央とか、突然変異的にトリプルアクセルを跳ぶ選手が出現することはあったものの、そのような選手が続くことはなかった。
しかし今シーズン、4回転ジャンプ、それも複数回を跳ぶ選手が、トゥルソワ・シェルバコワと同時に出現した。当然のごとく、その選手に対して4回転ジャンプなしではもはや勝負できない。
自分が生きている間に女子が4回転半とか5回転を跳べるとは思えないから、このような技術革新を見ることができるのは、まさに一生に一度ということになる。
フリーの技術点だけ見れば、昨シーズンまではおおよそ80点が世界選手権とか五輪の優勝争いのめどだった。トゥルソワは先日のグランプリ大会でついに100点の大台に乗せた。少し計算すれば、技術点3桁はできるかどうかではなく単なる時間の問題と予想はできたことだ。とはいえ、実際にそのような数字が出てみるとすさまじい衝撃がある。
もちろんフィギュアスケートは芸術的な美しさを競う競技であり、このような傾向には必ず賛否両論が起きる。同じ芸術的な競技の器械体操とか新体操でもそうだった。しかしながら、女子が4回転ジャンプを跳ぶようになったのは、技術の進歩の結果必然であり、それが逆回転することはもはやない。たとえ現在のトゥルソワやシェルバコワが長い選手生命を保てなかったとしても、彼女たちの下のジュニア以下の世代でも、4回転を跳ぶ選手は次々と現れているようだ。おそらく、4回転も3回転半もなしで世界タイトルをとれたのは、ザギトワが最後となるのだろう。
筆者がフィギュアスケートを初めて見てからおよそ30年(年齢がばれる)、女子のフィギュアスケートのトップは常に3回転ジャンプの世界だった。伊藤みどりとか浅田真央とか、突然変異的にトリプルアクセルを跳ぶ選手が出現することはあったものの、そのような選手が続くことはなかった。
しかし今シーズン、4回転ジャンプ、それも複数回を跳ぶ選手が、トゥルソワ・シェルバコワと同時に出現した。当然のごとく、その選手に対して4回転ジャンプなしではもはや勝負できない。
自分が生きている間に女子が4回転半とか5回転を跳べるとは思えないから、このような技術革新を見ることができるのは、まさに一生に一度ということになる。
フリーの技術点だけ見れば、昨シーズンまではおおよそ80点が世界選手権とか五輪の優勝争いのめどだった。トゥルソワは先日のグランプリ大会でついに100点の大台に乗せた。少し計算すれば、技術点3桁はできるかどうかではなく単なる時間の問題と予想はできたことだ。とはいえ、実際にそのような数字が出てみるとすさまじい衝撃がある。
もちろんフィギュアスケートは芸術的な美しさを競う競技であり、このような傾向には必ず賛否両論が起きる。同じ芸術的な競技の器械体操とか新体操でもそうだった。しかしながら、女子が4回転ジャンプを跳ぶようになったのは、技術の進歩の結果必然であり、それが逆回転することはもはやない。たとえ現在のトゥルソワやシェルバコワが長い選手生命を保てなかったとしても、彼女たちの下のジュニア以下の世代でも、4回転を跳ぶ選手は次々と現れているようだ。おそらく、4回転も3回転半もなしで世界タイトルをとれたのは、ザギトワが最後となるのだろう。
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