~「十一の奈良漬」で有名な老舗企業~
信用調査会社の帝国データバンクと東京商工リサーチは
8日、「十一の奈良漬」で知られる漬物製造・販売の
黒田食品(神戸市兵庫区)が事業を停止し、法的手続き
に移ると発表した。帝国データによると、2018年3
月期末時点の負債額は約9億100万円。
今年3月、黒田食品が輸入・販売する中国産甘酢らっ
きょうの中に、残留農薬が基準値を超えている製品があ
ることが判明。だが、自主回収の資金や人材確保のめど
が立たず、事業継続は困難と判断したという。
今後も自主回収をしない予定で、同社はホームページ
上で「(同商品を)体重50キロの人が、生涯毎日3・3
キロ食べ続けても健康に悪影響はない」と説明。現時点で
健康被害の報告はないという。
1913(大正2)年創業。福神漬け、らっきょう漬け
などの卸を主体に奈良漬などを製造していた。需要減退で
近年は売り上げが半減したが、経常損益で黒字を確保して
いたという。
売上高
1992年 47億5000万円
2018年 17億8300万円
92年といえばバブル崩壊の直前。26年後には
売上がおよそ30億円ダウン。7400万円の赤字。
神戸中央市場の付近のレトロな同社の社屋は意外と存在感
があり、堅実なイメージの同社であった。
以前「売上は会社の勢いである」旨のテーマをとりあげた。
改めて売上高の重要性を示唆する今回のニュースであろう。
信用調査会社の帝国データバンクと東京商工リサーチは
8日、「十一の奈良漬」で知られる漬物製造・販売の
黒田食品(神戸市兵庫区)が事業を停止し、法的手続き
に移ると発表した。帝国データによると、2018年3
月期末時点の負債額は約9億100万円。
今年3月、黒田食品が輸入・販売する中国産甘酢らっ
きょうの中に、残留農薬が基準値を超えている製品があ
ることが判明。だが、自主回収の資金や人材確保のめど
が立たず、事業継続は困難と判断したという。
今後も自主回収をしない予定で、同社はホームページ
上で「(同商品を)体重50キロの人が、生涯毎日3・3
キロ食べ続けても健康に悪影響はない」と説明。現時点で
健康被害の報告はないという。
1913(大正2)年創業。福神漬け、らっきょう漬け
などの卸を主体に奈良漬などを製造していた。需要減退で
近年は売り上げが半減したが、経常損益で黒字を確保して
いたという。
売上高
1992年 47億5000万円
2018年 17億8300万円
92年といえばバブル崩壊の直前。26年後には
売上がおよそ30億円ダウン。7400万円の赤字。
神戸中央市場の付近のレトロな同社の社屋は意外と存在感
があり、堅実なイメージの同社であった。
以前「売上は会社の勢いである」旨のテーマをとりあげた。
改めて売上高の重要性を示唆する今回のニュースであろう。
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