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◆『質的心理学研究』第19号:身体にかかわる著書について
特集にあたって:宮内洋氏の文章に感動を覚えました!
本日、『質的心理学研究』第19号が届きました。
まず、目次を見ます。タイトルと著者をチェックするのですが
知っている先生の頁から読むことが多いです。
宮内洋先生とは、15年も前でしょうか。
保育関連の学会で一度、お会いしていたかと思います。
その頃は、ミクシーが流行っていて、ミクシーでつながっていました。
宮内先生は、少し足が不自由だったのは記憶しているのですが
今日、届いた学会誌で、「身体に大きくメスを入れた」ことを知りました。
一部、引用させて頂きます。
引用部分は、赤で記しています。
2年ほど前のことだが、身体に大きくメスを入れた。
左足の大腿骨の一部を切除し、骨盤の一部も削り、人工股関節の手術を受けたのだ。
何も問題がない左の臀部は大きく切り裂かれ、その中の筋肉と神経も
また深部まで切り裂かれた。今なおその傷跡は消えることなく、
はっきりと切り裂かれた箇所を示し続けている。
不思議なもので、必要なページへと自然に誘われるものです。
母の2度の左右の大腿骨骨折の手術と重ねて読み進めていました。
母も左右の大腿骨骨折で、人工骨が入っていますから
左右に長い傷跡が残っています。
2年以上も時が経過しても、左足が痛み
時には激痛のために歩くことがまなならないこともある。
人工股関節に置換さえしてしまえば、
まったく問題なくスムーズに関節は稼働し、
痛みもなくなるばかりと思い込んでいた。
・・・中略
しかし、結果は異なった。
問題の箇所が生身でなくなったにもかかわらず、痛み続けている。
2年以上たった今なおリハビリに通院し続けている。」
痛みと闘い続けている宮内先生を想うと、心が痛んだ。
そして、母の痛みも重ねてみることができた。
その後、ある一人の理学療法士との出会いが
苦しいリハビリに光をもたらすことになる。
かなりの痛みで眠れない時期に、
彼によるマッサージとその話は忘れられない。
何も悪くはない、何も悪くはない筋肉なのに、
突然切り裂かれてしまった。
それによって筋肉は萎縮してしまった。
彼は「大丈夫だよ。もう大丈夫だよ」
と筋肉に語りかけながら、マッサージをしていた。
縮こまってしまった筋肉たちをリラックスさせながら
ゆっくりと解きほぐし、元のように伸ばそうとしていたのだ。」
母の左の太ももも筋肉が固まってしまているので
今は、歩こうとする前に、固まったしまった筋肉を揉み解しているらしい。
訪問介護リハビリの担当の方がそう言っていたらしい。
母の太ももに、私も「大丈夫だよ。もう大丈夫だよ」と
筋肉に語りかけながら、マッサージをしてあげたいと思った。
シンクロニシティーとでも呼べるような
懐かしい人から、必要としている情報が届いている。
宮内先生、リハビリ、頑張ってくださいね。
このブログのこの記事が
宮内洋先生(群馬県立女子大学文学部)に届きますように!