AlexanderTechniqueヨガ講座:第58回目
「アドレナリンと丹田圧縮」10月4日
アレキサンダーヨガでは、
丹田というのは大腰筋を圧縮させたときに表れるエネルギーターミナルです。
そして大腰筋の上端には腎臓があってアドレナリンが出る副腎がついているのです。
アドレナリンというのはハイテンションにして筋肉を活発にするホルモンです。
そしてアドレナリンが出ると同時に、やる気物質のドーパミンも分泌します。
つまり丹田というのは、
・大腰筋圧縮
・アドレナリン&ドーパミン
・エネルギーの高密度化
がそろった状態を意味するわけです。元気になるわけですよね。
一方、
・ストレスに弱い人
・暗い人、陰気な人
・つまらない人
などは、丹田がスカスカ、つまり大腰筋の使い方が、ヘタなのです。
これは私の過去の経験から言って間違いないでしょう。
こういう人は癒し系ワークをすると、ますます弱い人になります。
それではどうすれば大腰筋を上手に圧縮できるのかというと、それがヨガの浮上系ポーズなのです。
というわけで、前回の賢者カウンディンニャⅠに引き続いて、
今回は横足の鶴です。パールシュヴァバカアサナといいます。
1)いつもの基本姿勢です。
2)左右の脚をクロスして、左ひざを右肘に引っ掛けます。
ここまでは前回のカウンディンニャⅠとおなじです。
この部分のプロセスは、たいへん重要で、うまくできるようになると他のアサナにも応用できます。
こういうのをすっ飛ばして、いきなりポーズを作ろうとするのを、
アレキサンダーテクニックでは「エンドゲイニング(End-gaining)」といって、いましめています。
3)横足の鶴は、ここから両脚を右側に揃えて並べます。ひざは曲げておいてください。
4)ここで体をユラユラ揺らしてみましょう。
そして脚で屈伸運動でもするかのように両膝を動かしてください。
4)そして呼吸のタイミングを調整して、両足を持ち上げるわけです。
当然ですが脱力していてはできませんよ。
力を込めてください。そのとき大腰筋が絞り込まれて丹田ができるんです。
ここまでは初心者でもできますので、頑張ってください。
何事も努力なのです。
一昔前に、アレキサンダーテクニックの教え方は
「努力しないで無駄な力を抜きましょう」
というのが流行りましたが、
そんなことやっていたからアレキサンダー界は弱くなってしまったんです。
戦後の緊張体質には良かったんですけど、今は脱力しきっているので、
そのうち足腰立たなくなってしまうことでしょう。
5)さてここから完成ポーズに向かいます。
息を吸い込んで、グッと力を入れて止めます。
ヨガの呼吸法のクンバカです。
そして頭を持ち上げてください。
バランスをキープするのが難しいです。慎重に冷静にやりましょう。
6)両腕を伸ばして横足鶴の完成です!
アドレナリン&ドーパミン大放出により、達成感に酔いしれましょう。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
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吉田篤司