AlexanderTechniqueヨガ講座:第83回目
「裏丹田は小腸絞り込み」10月17日
丹田に裏も表もあるのか?
体は3次元の立体ですから、背中側とお腹側があります。
ともすれば丹田にも裏表があるでしょう。
前回では丹田は大腰筋として説明しましたが、
逆側では胃腸の内臓を収納している「腹膜」が考えられます。
焼肉のホルモンですね。(分泌液のホルモンではない)
これを圧縮させるには、大腰筋よりも腹斜筋を使うアサナが都合が良いみたいです。
やはり浮上系ポーズをやるのですが「プジャアサナ」が最適です。
これは孔雀や賢者とはタイプがちょっと違う。
どこが違うのかというと、孔雀や賢者は頭頂から足までバーンと一直線に伸びる、
アレキサンダーテクニックでいう「プライマリーコントロール」がダイナミックに作動するのですが、
プジャアサナは背中を丸めるアサナなのです。
私個人的に言えばちょっと、気持ち良さ・勢い不足かもしれません。副腎ホルモンのアドレナリンが出ないんです。
だから孔雀や賢者、そして鶴ポーズなんかでハイテンションになった後にやると、ちょうどいい感じになります。
1)両手を股下に入れてしゃがみます。
このとき手のひらをマットに置いて、手首の角度が楽になるようにします。
(柔軟な人は必要ありません)
2)体のバランスを後ろに移動しながら、足を浮かせます。
3)片足を前方に伸ばしたポーズが「エーカハスタ・プジャアサナ」です。
4)そして両足を出すポーズが「ドュイハスタ・プジャアサナ」です。
浮上中はなかなか車のサスペンションみたく楽しいです。
バランスを崩すと尻もちをつきます。マットは必要ですね。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
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吉田篤司
AlexanderTechniqueヨガ講座:第82回目
「丹田には大腰筋を使え!」10月17日
丹田とは何か?というと筋肉では大腰筋が主要なものとなります。
この筋肉の特徴は、そのレイアウトにあります。
腰椎から骨盤底を通ってコ関節につながっているという、たいへん複雑なラインをしています。
この筋肉をどうすればアクティヴにできるのかというと、
逆立ちになる一歩手前の姿勢をするのが、ダイレクトに効きます。
なぜかというと、足を上げるためには、
大腰筋を働かせて股関節を動かさなくてはならないからです。
「そんだったら別にわざわざ逆立ちにならなくても、立ち姿勢で足あげりゃあいいじゃん?」
と思う人がいるかもしれませんが、そうではありません。
立ち姿勢で足を上げると、大腰筋よりもむしろ大腿部の四頭筋が優位に働いてしまうからです。
さらに逆立ち一歩手前というのは、
アレキサンダーテクニックの頭と背中の一連の流れを作るのに、たいへん都合が良いのです。
完全に逆立ちになってしまうのも別に悪くはありませんし、それも良いことです。
でも大腰筋を鍛えて丹田を強化するには、
逆立ちの一歩手前での静止バランスをいかに気持ちよく維持できるかにあります。
また不安定なバランスは、それだけでスリリングなのでアドレナリンも出てきます。
悪玉ストレス対処には、とても効果があります。
それではやってみましょう。
1)いつもの基本姿勢でもいいんですけど、
バランス感覚をより高めるために、両腕は伸ばしてやりましょう。
手の甲を床につけてください。
そして全身を前後にユラユラ動かして頭を転がすようにします。
つま先支点に動きますよね。これを繰り返すと頭と背中の接続が良くなるんです。
2)頭と背中の連続性ができると、手の甲で床を軽く押しつけるだけで、
足は勝手にフワーッと浮き上がってしまいます。
このバランスが大切なんです。大腰筋がバリバリ全開で働くんです。
最初はこれがなかなかうまくいかないみたいで、
多くの人は反動をつけてプロセス無視の逆立ちをやっちゃうんです。
達成感を得るには、それも悪くはありませんが、
それでは大腰筋を使っていないので丹田を強化することはできません。
3)そのバランスを維持して、逆立ちするかわりに開脚をやりましょう。
アレキサンダーテクニックでいうエンドゲイニング防止して、プロセス優先にするわけです。
ひと休みしてお茶にしましょう。
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吉田篤司
AlexanderTechniqueヨガ講座:第81回目
「浮上系ポーズによる体内圧縮」10月17日
体を圧縮させると何が起きるのでしょう?
イメージとしては、キッチンのスポンジが絞られて、
洗剤のあぶくがみずみずしくブシャーッと吹き出すようなものですね。
だから体を圧縮で絞り込めば絞り込むほどに、結果として柔軟性が出てくるわけです。
(写真は手の皮膚にダメージを与えないように、ハンドソープを使っています)
また別の見方をすると、万物は素粒子でできています。
人間の体も例外ではありません。原子の集合体です。
そして原子があると周囲には電子が存在します。
体を圧縮させると電子が原子に衝突して発熱させます。
それがエネルギーで、人間の場合はさらに発汗作用が生じます。
それがデトックスや免疫力アップになります。
さらに体の内部が圧縮するということは、気圧が上昇することにもなります。
気圧による体の調整作用が起こり、呼吸の質が改善されます。
これはFMアレキサンダー氏が著書でも述べています。
そして浮上系ポーズをすると、
筋力による単純な圧縮ではなくて、重力との筋反射によって起こるので、
比較にならないほどの爆発的な圧縮効果を生み出すわけです。
特に丹田を中心にして、各チャクラが絞り込まれます。
すると原子力発電みたいなエネルギー増幅が起こります。
これがクンダリニーです。
というわけで今回は、
賢者カウンディンニャのオープンレッグを三転倒立からの連続ワザでやってみましょう。
当然、上級のマスタークラス用ですので、
初心者の人は、講座39回目を練習してください。
1)基本姿勢からゆっくりと足を上げていきます。
この姿勢で気持ちよく静止することができるようになると、もうこっちのもんです。
丹田が働き始めるので、いろんなアサナが連鎖的にできるようになります。
2)足を上げて三転倒立で、ひと呼吸します。
3)そうしたら両足を下げながら、右ひざを右上腕に着地させます。
4)ここからが賢者カウンディンニャです。
左足を後方、右足を右側に伸ばしていきます。
同時に頭を持ち上げ始めてください。ここが難しいところです。
5)両脚を伸ばして頭を上げるとポーズ完成です。
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吉田篤司