スパイラル呼吸法™講座:第641回「スパイラル呼吸法の極意 その2」5月1日
スパイラル呼吸法での最重要ポイントは、息の吐き出し音にあります。全開で口から「ハー!」っというジェット音を出します。どれくらいの音量かというと、人が聞くと確実に驚くくらいの大きさです。
スマホの音量測定アプリでテストしたら83dBを超えていましたから、これは完全に騒音です。まあ周波数帯のため人間の耳にはそれほど、やかましくは聞こえません。でもさすがにお寺の法要中だとか、神社での御祈祷中にやると迷惑です。10回以上繰り返すと、これはもうつまみ出されてしまいます。
この息音を出さなければ、いくら体を動かしても、一線を画すような効果は表れません。そこで今回は、息をより深く強く吐き出せるようにするために、肋間を手で動かしましょう。
肋間とは肋骨とのすき間です。骸骨モデルの肋間は背骨からかなり垂直に近く持ち上がっていますが、日本人のほとんどはもっと平らで横から見ると、かなりの傾斜角度があります。
指で触って確かめてください。
そうしたら口から息をドバーッと吐き出しながら、肋間を背中側から手で押し上げてください。すると上体が回転して反り返り、目線は後方の斜め上に向かいます。
次にいったん息を入れてから再び全力で吐き出し。今度は胸部側から手で押し下げます。上体は反転して背中が丸くなります。この動作を20回やりましょう。
手を組み替えて反対側でも20回やります。合計40回の息の吐き出し、いかがでしたか?
(*スパイラル呼吸法は当スタジオ開発のワークです。無断使用は御遠慮願います。)
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吉田篤司