ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/2日 湯の森谷・稲森谷・馬の背尾根を経て鎌ヶ岳訪問。 帰路は長石尾根 その2:湯の森谷第四ダムを越える。

2020-06-05 09:55:01 | 草花
今回山行の第一目的であったイナモリソウを見ることが出来ませんでしたので、以後は表題からイナモリソウの文字をを抜き取ってしまいます。
この日は天気が良くて、山行中はとても暑い思いをしました。疲労困憊して山行を終えましたが、その疲れの一番の原因はこの暑さの所為だったかもしれません。
今回の記事の記述範囲 ↓

カメラのマークが南北に二つ付いていますが、北のカメラから南のカメラまでの部分の記述になります。なおこのシリーズは「その7」まで続けます。


東屋 ↓

沢沿いに歩き始めてすぐにこんな立派な屋根付きの建物がありましたが、歩きはじめたばかりでしたので、立ち寄ることはしませんでした。なお、この道は東海自然歩道になっているようです。



整備されている ↓

石段が綺麗に刻まれて整備されてはいますが、人の往来は極めて少ないように感じます。


ちょっとした滝 ↓

眼下にちょっとした滝が見えています。今歩いて居る山道は湯の森谷の渓谷沿いの道のようです。地図に渓谷名の記載がないので、渓谷や沢についてはすべて推量で記事を書いていますが、いずれにしても三滝川の支流であります。



シライトソウ ↓

シライトソウの可憐な花が時々姿を見せるようになりましたが、地味が痩せているからなのか、三河で見る花と比べると随分小さく見えます。



対岸のガクウツギか ↓

対岸できれいに咲いている白い塊はガクウツギでしょうか?ヤマボウシではなさそうです。



イワタバコ ↓

イワタバコは岩に着いて、葉を精一杯伸長させています。(花はお盆の頃でしたか?)



ウワバミソウ ↓

イワタバコと同じような環境を好むのでしょうね、ウワバミソウも出てきましたがこちらは地べたに生育しています。


モミジガサ ↓

モミジガサの葉も見ていきます。



流れを渡る ↓

立派な橋によって湯の森谷の流れを渡ります。



ガクウツギ ↓

橋を渡ったら、そこではガクウツギが盛大に花を咲かせて、迎えてくれました。


湯の森谷第四ダム ↓

この堰堤沿いに階段の道があり、壁面に「湯の森第四ダム」なる銘板が埋め込まれていました。
平成元年度施工  H=13M L=49M V=3686立米 三重県土木部ともありました。



ダムの上部 ↓

ダムの上部では水ではなくて土砂が詰まっていました。



キブシの実 ↓

堰堤のところにキブシがあり、実をたくさんつけています。

ダムから離れて山道を歩き続けます。

カンアオイ ↓

カンアオイの印象的な葉が見えました。


再び流れを渡ります。

ここでも立派な橋があり、これを有り難く渡らせてもらいます。ここに来るまでは全く人の気配はありませんでした。
コメント (2)
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6/2日イナモリソウを探し求めて、植物名由来の地である稲森谷に入ってきました。(しかし、空振り三振でした。)

2020-06-03 21:05:23 | 草花
この時季にはイナモリソウのきれいな花が咲きます。小生はその花を数回見たことがありますが、いずれも三河で見ているのです。
東京に住むネットのお友達がイナモリソウのきれいな花の写真と共にこの植物の名前のもととなる出来事は、最初にこの花が発見されたのは三重県菰野の稲森谷であり、そのことからイナモリソウという名前が付いたということが記述されていました。
この植物の命名由来は知ってはいましたが、なかなかきっかけが無くてその場所へ、イナモリソウ一つのためには出掛ける気にはなりませんでしたが、外出自粛明けということもあり、思い切って花探索のために腰を上げるけることにしました。

位置図 ↓


花だけのために出掛けるのでは勿体ないですので、目的の山を鎌ヶ岳と決めました。
鎌ヶ岳の姿 ↓

一昨年、小生の誕生日記念に御在所岳に行ったときに、御在所岳の朝陽台から見た鎌ヶ岳です。

実行図 ↓

赤い線分が歩いた道ですが、途中で道を失い、山中をうろうろ彷徨った痕跡も記録されています。

断面図 ↓

断面図上にはそんな痕跡は現れず、きれいなピラミッド図形が出来上がりました。

近鉄湯の山線の終点間近で年配の男性登山者から話しかけられたので、小生がイナモリソウ探索に来たことを告げると、「たくさんの人がその目的で稲森谷に入っているが、自分も含めて未だに見ていない・・・」ということでした。
それを聞いて若干気落ちしましたが、同時に闘争心も湧きあがり、「それではこの自分が探して見せよう・・・・・」と密かに思いました。(しかし、結果は目論見が大ハズレして、空振りの三球三振でした。)

近鉄湯の山温泉駅 ↓

駅舎を写していると小学生の一団が駅構内に入って行きます。通学に電車を使うのですね。
身支度を整えて、登山口目指して歩き始めます。


三滝川に架かる橋 ↓

駅舎から登山口まで3km程あり、すべてにおいて登り勾配ですので、今時流行りのマスク掛けでは息が切れてしまい、とても耐えられません。この橋は人口の少ないところでは珍しく、人の歩ける道を車道の他に別途設けてあります。



ホタルブクロ ↓

道路の左側に人家があり、沢山の種類の花が咲いていましたので、道路の反対側に咲くこのホタルブクロも、もしかしたら人為的なものかもしれないと思いつつもカメラを向けてしまいます。



ウツギ ↓

ウツギの花はたくさんの場所で見ましたが、唱歌のようにホトトギスの忍び音は一度も聞きませんでした。その代わりに、カジカ(かえる)のきれいな鳴き声は随分何度も聞くことが出来ました。



清気橋 ↓

この橋も一つの目印としてインプットして来ていましたので、自分の現在位置を知りながら歩いて居ます。


全面にピラミッド状の山 ↓

あれが今回目指す鎌ヶ岳かと思いましたが、山頂に建物がありますのであれは御在所岳の一部分の朝陽台というロープウェイの終点のある場所でした。



ハコネウツギ ↓

道沿いにこういう花も出てきます。小生が運転免許証を返納する前にはいつも車で走りすぎる部分ですので、こういう花には気づきませんでしたね。


キリ ↓

自宅で外出を控えているうちに、花々はどんどん季節を送っていたのでしたね。桐の花も最後のものがほんの少し咲き残っているだけになっています。



イボタノキ ↓

イボタノキも今回は道端で何度か出てきました。



ガクウツギ ↓

ガクウツギも道端で咲いています。三河では低山でよく目にする花ですが、ここでも元気よく咲いていました。



ヤマアジサイ ↓

これはヤマアジサイですね、ガクウツギの隣で咲いていました。似たような環境が好きなようです。


湯の山温泉街の入り口 ↓

道の前方に建物が出てきました。このあたりから温泉街の賑わいが始まりますが、コロナ騒ぎで温泉街は静かなものでした。 駅から歩いて50分、今回目指す登山口が近くにあるはずです。


登山口 ↓

すぐに登山口が見つかりました。始めに湯の森谷に行き、そこから稲森谷に入って行くようです。
コメント (8)
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5/30日 刈谷市のバタ臭い名前の公園二つ:フローラルガーデンよさみ(依佐美)とミササガパーク

2020-06-01 06:13:34 | 草花
聞きなれない固有名詞が二つ表題になりましたので、ここで少しだけ説明を加えます。
まず、フローラルガーデンよさみは依佐美送信所跡地に作られた、花と緑のあふれる公園として誰もが気軽に立ち寄り、楽しむことができる公園です。園芸を通じた市民交流、環境保護や自然学習の情報拠点、環境文化の発信基地として、いつまでも愛される施設を目指して作られた公園だそうです。名前の最後の「よさみ」とはこの地がかつて、愛知県碧海郡依佐美(よさみ)村であったからです。(現在は刈谷市)
次にミササガパーク(猿渡公園)は、刈谷市(市制50周年)とカナダミササガ市との姉妹都市提携20周年を記念して整備をされました。
人と人、人と自然とのふれあいを基本とした「森・草原・花」という整備テーマを中心に、公園の中央部に草原の広場(野芝)を配置し、北西部の外周には、針葉常緑樹・広葉常緑樹等を中心に植栽し、また、休憩所・トイレなどの施設をログハウス調にしており、公園全体をカナダのミササガをイメージできるような公園になっています。

上の二つの公園を歩いて見てきた花などを案内します。
公園入口の建物 ↓

フローラルパークよさみの入口にこういう建物があり、そこには「フローラルプラザ」という銘板が立っていました。



カシワ ↓

五月の末でしたので、柏餅のつながりでカシワの葉を撮りました。



飛行機雲 ↓

昔は空を見て翌日の気象を予測することを「観天望気」とか言っていましたね。
例えば夕焼け空なら晴れ・・・・これが的中する確率は50%程度だそうです。
一方飛行機雲は崩れる・・・・・これは上よりも確率が高いそうです。案の定、翌日は雨降りでした。


梅園風 ↓

公園内に梅の木が植えられていて、さながら梅園を思わせる場所がありました。下は芝生で、自由に歩けるようでしたので、この空間を歩いて見ました。なかなか素敵な場所でした。



ハンテンボク ↓

公園の外回りにハンテンボクが植えられていて、未だ花が残っていました。



スモークツリー ↓

イギリスからヨーロッパ、中東、ヒマラヤ、中国あたりまで分布するそうですが、日本には自生がありません。日本に入って来たのは明治になってからのことだそうです。



サボテン園 ↓

ここにはミニ温室があり、そこは大きめのサボテンが植えられていましたが、花がついていたのはこの株だけでした。その根元に「ランポー玉」という名札がありました。ただし、その名前はこの種類を指すものではなさそうです。(下のコメント欄を参照ください。)



「フローラルガーデンよさみ」を後にして、先日来たミササガパークにもう一度行きます。
目的とするのはアメリカザイフリボクの実の「ジューンベリー」の出来具合の確認です。


ミササガパークのシンボツタワー ↓

金属製の塔で、高さは7~8メートルはありそうですが、ピカピカに輝いています。


チガヤの穂 ↓

チガヤの穂がそよ風でなびいています。



ジューンベリー ↓



目当てにしてきたアメリカザイフリボクの実を見つけました。ジューンベリ-として食用になりますが、黒に近い赤紫色に熟した時が食べごろのようですが、ここでは実が小さいうちから干からびたようになってしまっていました。
小生はもちろん試食をしました。噛みつぶすと微細な粒があり、噛んだ時の舌ざわりは秋に山で見かけるサルナシを噛んだ時に近いと感じました。お味は甘くて美味しい・・・・と。


ヤマボウシ ↓

この公園でも、ヤマボウシの花を見ました。日向の株では花が進んで色あせていましたが、日陰の小さい株ではご覧のように未だ花が新しく見られました。


シオカラトンボの雌 ↓

家に着いて庭を見ていると、竹の杭にトンボが止まって被写体になってくれました。
コメント (8)
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