南米のコロンビアで飛行機の墜落事故があったという報道が、昨日ありました。
この事故で、ブラジルのサッカーチーム「シャペコンセ」の関係者が亡くなってしまいました。報道では71人が死亡し、6名が生存しているということです。
その生存者の中には、辛くも助かったにもかかわらず、その後の経過で亡くなってしまった選手や、片足を切断し、もう片方も危ないと言われているゴールキーパーの選手がいます。
一瞬の事故が多くの命を奪ってしまう、飛行機の墜落事故。
電気系統の故障、ということだそうですが、突然起きてしまった事故なのでしょうか。それまで順調に飛行していたということなので、一体何があったのか。
この飛行機事故の原因究明が待たれます。
このような、一チームのほとんが亡くなってしまうような飛行機事故で真っ先に思い出すのは、マンチェスター・ユナイテッドが巻き込まれてしまった1958年のミュンヘンでの事故です。
当時は冬で、離陸がうまくいかず、3回目の離陸で事故にあってしまい、多くの関係者が命を落としました。これが「ミュンヘンの悲劇」です。
チームは大打撃を受けましたが、その後、生存した監督を中心にチーム再建に努め、今では押しも押されぬ有名チームに育っています。
(リアルタイムで知っていたわけではありません。ナショナルジオグラフィクの「メーデー!」で何回も見ていたので、知っていました。)
シャペコンセのチームはどうなるのでしょうか。
記憶に新しいのは、2011年に起きた、ロシアのアイスホッケーチームの飛行機事故です。
事故後の追悼式で、アイスホッケーのリンクに並べられた亡くなった選手の皆さんの遺影が、涙を誘いました。
チームであろうと、団体で移動する、ということはこのようなリスクもあるということも考えなければいけません。海外の試合に参加するため、年に何十回も海外に行く選手も多いと思います。
飛行機事故というのは、いくら自分で注意しても注意しきれません。一つのチームが一緒に移動、ではなく数名に分けて、というようなことも行っているチームもあるようです。
フィギュアスケートの皆さんも海外遠征が多いので、飛行機事故は大丈夫なのかな、と心配していた時もあります。
私自身、飛行機に乗る時は「大丈夫」なんて言い聞かせて搭乗しています。ある時は、空港で自分の手が異様に茶色っぽく見えて、この飛行機大丈夫なのかと心配しながら搭乗したのですが、機体の不備で離陸できず、飛行機を降ろされ、一安心したこともあります。
本当に、飛行機事故、というのは無くならないのでしょうか。
一瞬の事故が、関係者のすべての運命を変えてしまいます。
「メーデー!」のような番組を見ていると、つくづくそう思ってしまいます。
今回の事故でお亡くなりになった選手や関係者の皆様のご冥福をお祈りいたします。