いだてん視聴率の下げが止まらない様子。
前回第7回の視聴率は9.5とワーストを更新しています。なぜなんだろう、と思う。というのも、私は割とこのドラマが気に入っているから。
またこれだけ視聴率が低いと、改めて思うのが、日本の視聴者って王道の大河ドラマが好きなんだな、という事。私個人の好みでは、むしろそちらの方が退屈に思えてしまいます。
王道とは歴史上有名な人物を主人公に据え、生まれた時から亡くなるまで時系列に沿って重厚な内容でじっくりと描くドラマ。
そういうこともあって、私の家族もですが、今回のドラマは時間軸があっちに行ったり戻ったり、その辺りを理解するのが大変に思ってしまっているようです。要するに、何やっているんだかわからない、ということでしょう。一部では「twitter も書けないほどのドラマ」とも言われているようですが、ドラマの展開にスピード感があって私は非常に良いと思うのですが。時代を交差させるような描き方も面白い、と思いました。
ああいう時代があってこういう時代もあった、という時間の流れを表していていいと思う。
私は最近は、よほど惹きつけるものがない限り、まったりと進行するドラマが苦手になって来てしまっているので、いだてんのような進行は惹きつけるものを感じてしまいます。
またお年寄り達にはたけしが不評のよう。あの滑舌とどうして出演しているのかわからない、というような感想もあります。古今亭志ん生がなぜドラマの中に必要なのかという事が理解できないようです。志ん生さん、ドラマの中では狂言回し的な役割を担っていてこういう役の配置もとても面白い、と思います。それに、明治、大正、昭和を生きてきた人だから、その時代時代を表すのにはピッタリのような存在です。
また、重厚な内容ではなく、全体がちょっとおちゃらけた作りになっているので、それも中高年にウケが悪い要因の一つになっているのかもしれません。
そんな視聴率低下の中でも、知り合いの若い方が面白いと思って見ているのを聞くと、嬉しくなりますね。それに今の時代、総合テレビの視聴率だけでは判断できないかもしれません。
あの あまちゃん だって視聴率もそんなに高くなかったと思います。それにBS、総合、再放送とオンデマンドもありますから。
さて、そろそろ、ストックホルムの街並みでしょうか❓
それにしても、嘉納先生って柔道やってただけではなく、大金の借金を抱えながら日本のオリンピックにこれほど貢献していたとは思いませんでした。この方なしでは、日本のオリンピック参加はなかったでしょう。
これからも、視聴者に媚びないドラマをお願い致します🤲