いだてん
NHKはコカインで逮捕されてしまったピエール瀧の代役を今週にも発表するようです。そこで、今まで放送した分はどうするのか、と思ったら、やはり全て撮り直しだそう。将来のDVDやネット配信を見込んでの処置だという事です。
既に先週分でもピエール瀧の出演シーンはカット。
撮り直しもいいですが、物凄い大変そう。その時の出演者全てを集めるわけでしょう。子役も絡んでいたと思いますが、あの子だって前回撮影時よりは大きくなっているんでは❓それはそのまま❓
この撮り直しのため、NHKから莫大な損害賠償金を請求される恐れがあるそうです。撮り直しにまた多額の費用が生じるし、受信料から成り立っているNHKですから。
また、ピエール瀧が出演していた番組とかが放送中止になっていて、それに対して「作品に罪はない」と意見している人もいますが、株主を抱えているような会社って株価に直結してしまうようでもあり、また株主に対しての説明責任もあるので、安全策をとったのでしょう。企業イメージの問題ですね。
ディズニーはすぐにアナ雪のDVDも製造中止としましたが、犯罪者を使っているとなったら、アナ雪作品そのものよりそっちの方で注目されてしまいそう。あの作品は犯罪者を使っている、というような。それよりも、クリーンが一番ですから。
アッコさんも言っていましたが、芸能人っていろんなところからの信用と助けをもらって生活ができている、という事。こういうことは芸能人に限らず、一般人にも当てはまる。でも、そういうことすら考える事ができないほど、ピエール瀧は中毒になっていたんでしょう。
最近の世界の潮流は
薬物依存は脳の病気
という事だそうです。ですから、犯罪者として牢屋にぶちこむよりは治療を優先すべきと言っている精神科の先生たちもいます。国連での薬物依存に対する理解もここ10年で変わってきているそうです。
しかし、これだけの影響力を与えてしまっている今回の逮捕劇を見る限り、「脳の病気」として理解出来る人は少ないのではないでしょうか❓
どうしても、薬物依存者に対しては、汚いものでも見るように見てしまう。要するに、別世界のような出来事だから。
また、自分が置かれている環境に閉塞感を感じている人ほど薬物に手を出してしまうものだという事ですが、そういうことも理解するのが難しい。
では、こういう人達を周囲はどうすれば良いのか。
今回の逮捕劇ではコカインやらピエール瀧のことばかり報道で流していますが、もっと治療や社会復帰などの事を放送したらどうでしょうか。世間の薬物依存に対する意識も変わって来て、こういう方達の治療がもっと進むかもしれません。
参考までに
ピエール瀧「薬物問題」の一考察~日本は世界から10年遅れている…
人はなぜ薬物依存症になるのか