本当は、皇室、王室の格上、格下なんてどうでもいいんですが、その歴史、存在意義を考えたら、日本の皇室以外は別にいてもいなくても良い様な存在に思えてしまうこともあります。
エリザベス女王やダイアナ妃の人気もあり、イギリス王室がとっても注目を浴びてはいますが、一体、今のイギリス王室の存在意義はなんなのだろうとか、いつから、どうやって始まったのだろう、とか考えてしまう事があります。他のヨーロッパの王室だって、存在している意義があるのか、とか。
それに、エリザベス女王の旦那さん、フィリップ殿下はギリシャ王室からって、イギリスの王室なのに
0なぜギリシャからお婿さん❓ギリシャにも王室があったのね。なんて。そのギリシャ王室は1974年に国民投票で廃止になったのだそうです。
さて、今のウインザー朝、元々は
サクス=コバーグ=ゴータ朝
と言われていたのだそう。この名前はヴィクトリア女王の旦那さんの名前に由来しているのだそう。その名前からして、この旦那さんはドイツ人。そのままで行っていれば、いまでもサクス=コバーグ=ゴータ朝という名前が継続していたかもしれませんが、第一次世界大戦でイギリスがドイツと対戦したため、王室がドイツ語の名前ではまずいだろう、ということで、ウインザー朝になったということです。
さらに遡って、17世紀のジョージ1世に今の王室の起源があるらしい。
このジョージさん、ジョージといえども、英語も全く喋れず、イギリスにいることもなかったらしい。どこにいたのか、というと今でいうドイツ。ハノーファーです。ですから、この方だって、今でいうドイツ人です。
要するに、イギリスの王室のはずなのに、元は神聖ローマ帝国で選帝侯がイギリス王を兼ねていたのだそうです。
その血筋が今のウインザー朝に繋がっているわけですね。
イギリスでありながら、ドイツの血が多く流れている今のイギリス王室。加えて、フィリップ王配はギリシャ。が、ギリシャ王室だって元はと言えばドイツからです。
ヨーロッパの王室の血筋が入り混ざっている、ということは知っていましたが、イギリス王室だってドイツ系が色濃く残っているんですね。
この辺りのイギリス王室の歴史は、学校ではどの様に教えているのでしょうか❓今の王室の起源は、ドイツよ、って。
それで、ダイアナ妃が、ここ数百年のうちで、イギリス王室の王位継承者と結婚したはじめてのイギリス人なんですって。ほかのクイーンたちは一体どこから来たの❓
ということで、そのドイツ系のウインザー朝の現代での存在意義を考えると、王室反対派の人の気持ちもわからないでもないですが。今となっては神聖ローマ帝国もないし、ハプスブルグ家も存在しないし、王室同士の争いもないし、
君臨すれど統治せず
だったら、税金使って王室なんて維持しなくていい、というふうになってしまうかもしれません。
チャールズ国王になって、どうなるのでしょうか。
で、今のイギリスで起きていること。
BBCニュース - イギリスで王室反対を表明した人たち逮捕 言論の自由を懸念する声もhttps://t.co/T1TzwCwk1X
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) September 13, 2022