の三部作のドラマが、u-nextで独占配信されています。
「#ライラの冒険」の海外ドラマ版『#ダーク・マテリアルズⅠ / ライラと黄金の羅針盤』を2021年8月23日(月)より見放題で独占配信します。#千本木彩花 #森久保祥太郎 #田中敦子 #森川智之 #関智一 #浪川大輔 らが演じるオリジナル日本語吹替版にもご注目ください。https://t.co/uAvyLrF6rg #UNEXT
— inside U-NEXT (@UNEXT_PR) August 25, 2021
昔には映画化もされていましたが、あらためてドラマ化された作品を見ての感想は、というと
「ライラの冒険」なんていう日本語タイトルなんてつけるんじゃない❗️
というもの。なぜかというと、この日本語タイトルだけだとまるでお子様向けのおとぎ話に思えてしまうからです。おとぎ話はおとぎ話ですが、全然子供向けなんかではありません❗️哲学的、宗教的な要素がたくさん。大人が見るべきおとぎ話と思えました。
ホント、大した話、と感心しました。原作の小説はいろいろな賞を獲得したようですが、それも納得。
原作の小説の元々のタイトルは
His DarkMaterials
なんですから、とても子供向けのタイトルではありません。
このドラマというか小説のタイトルは、John Milton の Paradaise Lost という詩から引用されたものだという事です。
His Dark Materials だけだととっても怖い印象になってしまうので、ライラの冒険、というフレーズにしたのでしょうか❓でも、このタイトルでは物語の壮大さをなくしてしまっているイメージです。お子様向け、という印象になってしまって、大人が見なくなるようにも思えます。
誰が考えたの、こんな陳腐なタイトル。
今回のドラマ版では、ちゃんとダークマテリアルズというタイトルになっていて良かったです。HBOでのタイトルも His Dark Materials になっていますね。
さてさて物語ですが、ダイモンってポケモンのことですか❓ダイモンとポケモンはどっちが先か、なんて考えてしまったり。
私にもダイモンがいたらなあ、なんて。
パラレルワールドって幾つもあるのか、なんて。
それに、私がキリスト教の中で一番理解できなかったoriginal sin のようなキリスト教的宗教要素が満載で、そういうバックボーンがなければとても書けない話とも思えました。
このoriginal sin に対して、「どうして人間は生まれながらにして罪を背負っているの❗️」と叫ぶシーンがあったと思いますが、そうだよね、やっぱり神道が一番いいんじゃない、と思ったのは私だけ❓
というようなことを考えてしまって、こういうことからも、日本人にはとてもかけない話、だと思います。
このように、元々の小説では権威の象徴オーソリティと戦って自由を勝ち取る内容が書かれている、と思うのですが、ドラマを見ていても、どうもその辺りのところがいまいち良く理解ができないところ。
オーソリティや天使は神の事❓それと戦ったら後には、神なる存在は全く残らないという事❓オーソリティとは人間を支配する存在❓天空の人と地上の人は支配する側と支配される側に分かれているの❓神とは闘う存在❓というようなクエスチョンマークの連発で、物語の言わんとするところが良く理解できていません。
でもその教えは信じるものだけが天国に行けるって、キリスト教の事❓
それとも、オーソリティとは宇宙人のこと❓
キリスト教関係から激しく抗議を受けたのもわかるような気がする。
考えるところが多く生じてしまう内容です。
日本の場合は、神様同士が戦っていましたからね。それに、天空の人地上の人のようには分けていませんから。神は身のうちにある、どこにでもいる、と教えられていますから。支配されるするではなく、一緒にいるような感覚ですから。でも、奢り奉る存在。
ですから、第二部まではワクワクした感じで見ていましたが、第三部になると、良くわかりません、という状態に。
話は変わり、出演者の中では、コールター夫人役のルース・ウィルソンさんが印象に強く残りました。美人で迫力があって、この役にピッタリです。
それに、景色がとても綺麗。スコットランド地方の景色でしょうか。
じっくり見る、大人のためのファンタジーです。