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東日本大震災  津波がなかったら、、、。 雄勝病院の悲劇。

2023-03-12 22:18:00 | 社会
3月11日は東日本大震災から12年。亡くなった方にとっては13回忌ということで、ある意味、節目の年となりました。

日本にとっては未曾有の災害でしたが、いつも考えることは

津波がなかったら

ということです。
東日本大震災で亡くなられた方の数は現在までには2万人と言われていますが、その中で、亡くなられた方の92%の方が溺死だった、ということです。

そういうことを考えると、

津波がなかったら

とつくづく考えてしまいます。
或いは、公共施設や病院だけでも高台に作っていたりとか、昔の津波到達点よりも後ろに街並みを作ったりとかしていたら、とも考えてしまいます。






石巻市にあった雄勝病院。ここは海辺に立っていて、風光明媚な海の景色が有名だったようです。が、その病院に悲劇が襲いました。
地震のあった当時、断片的に伝わってくるニュースで、病院が全滅したらしいということが伝わってきていて、病院が全滅とはどういうこと❓と信じられない思いをしたことを覚えています。

海辺に立っていた雄勝病院は超巨大津波に襲われて、屋上まで浸水したということです。
ほぼ高齢者の入院患者を抱えて、屋上に逃げたとしても、無理だったでしょう。大地震発生時から津波襲来まで、職員の皆さんはどのような思いでどうしようと思っていたのか、、。
流されていく人どういう思いで見つめていたのか、、、。

明治三陸地震の時も、この雄勝地方は甚大な被害を受けたようです。
今更ですが、そんな過去の歴史に注意を払い、病院をもっと高台に作っておけば、と考えてしまいます。

明治三陸地震とは
各地の震度は2 - 3程度であり、緩やかな長く続く震動であったが誰も気にかけない程度の地震であった(最大は秋田県仙北郡の震度4[3])[6]。地震動による直接的な被害はほとんどなかったが、大津波が発生し、甚大な被害をもたらした



私は山育ちなので、海辺に立っているホテルとか、あまりいいとは思わない。夜の海は真っ暗で何かがきそうで怖いかんじ。真っ暗な海は怖い。昔、知多半島の海辺のホテルに泊まったことがありますが、夜の風がひどくて窓はずっとガタガタ音を立ててるし、それも怖かったです。

普通の家でも、海に接して建っている家を良く見かけますが、台風の時には大丈夫なんだろうか、といつも心配してしまいます。

雄勝病院から100メートルの距離には裏山があるということ。そこに登れば職員は助かったということですが、ほぼ寝たきりの入院患者を全員裏山に運べない。ようやく屋上に運び上げた患者さんもいたようですが、超巨大津波には無力だったようです。








以前には川のすぐそばに立っていた老人施設が川の氾濫で全滅した、ということもありました。そのニュースを聞いた時、施設をどうして川のそばに作ったりするのだろうか、と疑問に思いました。

が、都内とかはそういうところに施設が多く作られているらしい。というのも、土地の値段が安く周りに住民があまりいないから、ということが理由のようです。

が、東北の場合、地震津波の歴史があるので、病院という施設を作るにあたっては、そういう歴史を参考にすべきだったのかもしれません。雄勝だけではなく、役場が海のそばにあったり、防災施設といえども海のそばに建ててあるようなところもあって、不思議に思った事もあります。高台に建てないのだろうか、と。

大きな地震の後には大津波がくる

と言い伝えられていても、逃げれない人々がいる。
市役所や防災施設や病院などの公共施設は、ハザードマップを参照にして安全と思われる場所に建設すべきなのかもしれません。

雄勝病院で亡くなられてしまった方のご冥福をお祈りします。2度とこんな悲劇が起きないように。
津波がなければ、病院がもっと高台にあれば、助かっていた命です。









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