今回は高校時代に「文武両道」を実現した生徒を紹介します。
高校3年生の庄野敢大君です。
佐賀県出身の選手で、寮生活をしながら3年間学習とクラブの両立によく努力しました。
学習では常にクラスでトップ、学年でも特進クラスに入れる成績を保ち、全付属生で受験する基礎学力テストでも上位の成績を収めました。
高校2年生の夏以降は寮長を務め、合宿所では中心的な役割をしっかりと果たしてくれました。
水泳では高校3年生の関東大会でベストタイムを更新し200mバタフライで決勝に進出、インターハイに出場しました。
将来は教員になることを目指しており、来春からは日本大学文理学部の教育学科に進学します。
文理学部の教育学科は、日本大学の中でも大変人気のある最難関の学科で、学習で進学するのは大変なことです。
来年から日本大学水泳部に所属し、競泳も続けていきます。
大学時代にも身体と知性を鍛え、将来はどこにいっても通用する立派な教員になることでしょう。
将来のことを考えると水泳で就職することは難しいことであり、速く泳ぐこと事体が役に立つわけではありません。
あくまでも学習が第一であり、それとともに水泳で身体を鍛えて、チームとして人間関係を育むことを目指しています。
水泳部の練習は平日は18:30頃、土曜日は17:00頃には終わり、日曜日はOFFですから学習する時間は十分に確保されています。
Bチームは試験前の1週間から試験中は休みにしています。
そのため水泳部は水泳大会の実績のみならず、学習でも優秀な生徒が多いです。
特にBチームには特進クラスに在籍している生徒も多く、例年GMARCHの合格者がいます。
現在の鎌田コーチも早稲田大学の学生で、水泳部に中高の6年間在籍し、高校時代はマネージャーとして活躍した人物です。
日大豊山水泳部の出身者は、教員やコーチをはじめとして指導的な仕事をする卒業生が多いです。
私は社会科教員として授業を担当していますが教えられる生徒は限られていますので、おそらく先輩から後輩へと学習や就職に関することも伝わっているのでしょう。
在籍中のみならず卒業後もよい関係を保ち、学生時代の経験を生かして指導的な立場として活躍しているOBがたくさんいるというのは大変頼もしいものです。
これからも「文武両道」を実現できる水泳部であり続けたいと思います。
竹村知洋