教育に関する日々のニュースでは、部活動に関する話題がよくあがっています。
あらためて中高生にとって、部活動にはどのような意義があるか、ということについて考えてみます。
その1は部活動に取り組むことによって、「より充実した学校生活」を送ることができる、ということです。
学校は塾や予備校と違って、受験勉強のためだけに通う場所ではありません。
もちろん学校の教育活動の中心は教室での学習ですが、部活動に取り組むことによって、より学校生活を充実したものにすることができるはずです。
ためしに中学や高校を卒業した人に学校生活の思い出を聞いてみるとわかると思いますが、授業が1番印象に残っているという人はどれほどいるでしょうか。
私自身も日々、公民科の授業を行なっていますが、残念ながら授業によって生徒たちに練習や水泳大会以上の思い出を残せているという自信はありません。
部活動は授業で体験できないことを通して、学校生活に彩りを添えるものといえます。
その体験とは日々の練習はもちろんのこと、先輩や後輩との人間関係や数々の大会に出場したことなど人それぞれでしょう。
スポーツに関していえば民間クラブでも取り組むことはできますが、学校ならではの取り組みができるのが部活動なのです。
中学・高校は3年間という限られた時間しかないため、終わってしまえば「あっ」という間です。
青春時代の時間をどう過ごすかは人によりますが、一生懸命部活動に取り組んだ経験は、必ずや学校生活に彩を添え、より充実したものにさせてくれるはずです。
ようやく日常が戻ってきた東京アクアティクスセンターでの付属大会の様子です。
写真を見るだけでも生徒の生き生きした様子が伝わってくると思います。
竹村知洋