日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

部活動はなぜ「ブラック化」するのか

2023-06-14 18:39:34 | トピックス

部活動の「ブラック化」が教育関連のニュースとして取り上げられています。

なぜ部活動がブラックといわれるようになったのでしょうか。

それは、生徒にしろ教員にしろ、自分の気持ちに反する活動を強制されることから出てくる言葉だと思います。

部活動というのは、学習指導要領によると「教育課程外」の教育活動です。

あくまでも生徒の自発的・自主的な活動に基づくものです。

そのため必ずしも教員が担当しなければならない業務でもありません。

休みがないことや長時間の活動、極端な勝利至上主義、保護者の過剰な期待など生徒も教員もやっていて楽しくなくなるような活動が「ブラック化」する原因ではないでしょうか。

生徒の側からすれば、目標が何であるにしろ、楽しさや充実感のある活動がしたいはずです。

教員の側からすれば、極端な負担になることなく、生徒の希望に応える仕事がしたいはずです。

大切なことは、そのバランスを見極めることであると考えます。

日本の部活動は、世界的にも珍しい教育活動であるといわれています。

かつての教員は労働時間など気にすることなく、献身的に部活動に励んでいました。

そのことが日本の教育効果を高め、スポーツや文化活動の向上に役立ってきたはずです。

しかし少子化や働き方改革の問題で、部活動のあり方を見直す必要が生じてきました。

その対応策として、部活動の地域移行や大会への民間クラブ参加が認められるようになっています。

そして、学校から部活動が徐々に消えつつあります。

時代の流れとともに変えていかなくてはならない部分はありますが、ここまで部活動の価値を高めてくれた諸先生方の努力を何とか後世につなげていく方法はないものでしょうか。

なつかしい旧校舎のプールです。

 

竹村知洋

 

 

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部活動の意義 その5 「時間を活かす」

2023-06-14 07:53:14 | トピックス

部活動は時間を有効に活かすことができます。

部活動により違いはあるかと思いますが、多くは学校の施設を使うため、授業後にすぐに練習に入ることができます。

保護者による送迎も必要ありません。

例えば本校水泳部であれば一番遅いチームでも平日であれば18:30、土曜日であれば17:00には活動が終了します。

日曜日を休みにしていますので、休息もしっかりとることができます。

民間のスイミングクラブになると、たいてい選手クラスが始まるのは18:30や19:00だと思います。

そうすると練習の終了が21:00や21:30となり、帰宅はさらに遅い時間となります。

学習塾やクラブチームなど他の習い事でも一度帰宅してからいくとなると、同じようなものではないでしょうか。

中高生であれば早めに食事をとり、学習や睡眠時間をしっかりと確保することが健全な成長につながるものと思います。

日本人の傾向として「石の上にも3年」とか「継続は力なり」が美点として受け継がれていますが、「何とかひとすじ」だけでなく、特に青少年時代は様々なことを経験するのもよいと思います。

そのためには限られた時間を有効に活かし、家族との食事や外出、他の趣味やスポーツに取り組むことも大切な経験です。

それは部活動を担当する教員やコーチにも同じくいえることです。

活動時間もやたらと長くするのではなく、できるだけ短い時間に集中して取り組んだ方が生徒にも先生にもよいと思います。

水泳の場合、年間を通して土日に試合が入っており、夏の大会はお盆の時期ですから休みが少なくなるかもしれません。

それも近年は有給休暇や振替休日の取得が義務付けられてきましたから、上手く利用していきたいものです。

練習は毎日、色々なチームで分けて、短時間に集中です。

 

竹村知洋

 

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