日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

部活動の意義 その4 「人間力を高める」

2023-06-13 17:39:13 | トピックス

人が生きていくうえで大切なのは、テストで良い点を取ることだけではないことはいうまでもありません。

何が大切かということは人それぞれかと思いますが、それらをまとめて「人間力」と呼ぶこととします。

部活動は総合的に「人間力」を高めるのにふさわしい活動といえます。

例えば、先輩や後輩との関係を通して人に対する「思いやり」を学んだり、大会に向けて自分の能力を限界まで引き出すことに挑戦することを通して「忍耐力」を養ったり、成功や失敗を経験することで「豊かな情緒」を育んだりすることです。

学校は成績によって序列があり、産業界もそれに従って人材を採用していることで、テストで点数をとる能力が高ければ、将来の選択肢が広がる可能性はあります。

経済的に安定することは生きていくうえで大切なことですが、それが人生の価値とイコールではありません。

むしろ将来を考えると、受験学力だけが高くて「人間力」を備えていない人の方が心配になります。

学校は人間を育成する場所であり、それは学力を高めることだけに限りません。

そして多くの生徒は、勉強のためだけに学校に来ているわけではないと思います。

私たちは部活動を大切な教育活動の一環であると考えています。

部活動に取り組むことによって、教室の授業だけでは養うことが難しい総合的な「人間力」を培うことができるからです。

「思いやり」や「忍耐力」は点数のように目に見える形で示すことはできませんが、そのような「人間力」を備えた人は将来、有意義な人生を歩むことができることでしょう。

昨今のニュースでは部活動が廃止や削減の流れにあることを報じていますが、一度やめたものはそう簡単には戻せません。

大切なものを失う前に、もう一度部活動の意義について考えてみる価値はあると思います。

毎朝、みんなで清掃しています。

 

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

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Bチーム「当たり前」からの脱却

2023-06-13 15:10:54 | Bチーム

昨年までコロナにより様々なものが制限されておりました。

豊山Bチームも例に漏れず、昨年度までまったく練習ができておりませんでした。だからでしょうか。

コロナ過のBチームの選手には、

「練習ができない」のが当たり前。

「スピードが遅い、泳げない」のが当たり前。

「何かあれば休んでもいい」のが当たり前。

というような考えを持つ者や部活動を簡単な理由で休む者も少なからずいます。

社会がコロナ制限からの脱却に向けて動いている昨今で、Bチームも変化していかなくてはなりません。

現在、Bチームには指導者が3名いますが、100名以上在籍しているため、指導には中学生や高校生の先輩たちの協力も必要不可欠です。

怪我をして泳げなくても、陸上トレーニングや後輩への指導、マネージャーの手伝いなどBチームとしてできることは、たくさんあります。

Bチームには、これから「負の当たり前」からの脱却を意識し、練習に意欲を持って参加してもらいたいと思います。もはや、いままでの「当たり前」はこれから無くなっていくことを選手には伝え続けるつもりです。

以上

 

近藤恭一

 

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部活動の意義 その3 「自分らしさを生かす」

2023-06-13 05:45:31 | トピックス

本校には現在200名以上の部員が在籍しています。

日大豊山水泳部というと、なぜか全員が実績のある速い選手ばかりであるというふうに誤解している人がいます。

本校水泳部のなかには泳げないから泳げるようになりたいという生徒もおり、入部の目的は人それぞれです。

他のクラブと兼部している生徒もいれば、学校外の習い事をしている生徒もいます。

全国大会の出場や活躍を目指している生徒もいますし、マネージャーを希望して入部する生徒もいます。

特別進学クラスの生徒もいれば、体育クラスの生徒もいます。

オリンピック選手から初心者まで多様な生徒が在籍しているのが、日大豊山水泳部なのです。

当然、練習時間や内容は分けており、それぞれの泳力に応じた対応をしています。

大会に関してもそれぞれの力量や希望に合ったものに出場することになります。

大会出場に関しても本人の希望で申し込みをしますので、強制したりはしません。

学校のほうでもそれに見合ったコーチの人数を確保しているので、細かい対応が可能となっています。

途中で退部するという生徒は少なく、たいていは中学または高校3年間、豊山中学出身の生徒は6年間在籍している生徒も多いです。

泳ぐのが速いかどうかは問題ではなく、水泳部の活動を一生懸命にするという気持ちさえあれば、泳力にかかわらず、誰でも入部は可能です。

勝利至上主義が問題となっていますが、勝利を目指してインターハイや全国中学を目指すことから学ぶことは多いです。

3年間で4種目を楽しく泳げるようになることを目標にするのもありです。

これまでも入学時に15mしか泳げなかったのが、3年目には50mを30秒切るぐらいにまでなったという生徒もいます。

水泳部は授業が終わってからすぐに練習に入りますし、基本的に日曜日を休みにしていますので、学業との両立も十分可能です。

3年生で全付属生徒の中で医学部進学が可能なほどの優秀な成績を取った生徒は、今年のレギュラー選手に選ばれています。

このような対応ができるかどうかは学校によると思いますが、部活動に取り組むことでそれぞれの希望に応じて好きなスポーツを楽しむことができ、「自分らしさ」を生かすことができます。

 

チームを細分化し、活動しています。

 

竹村知洋

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