日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

スポーツトレーニング理論と実践 その12 「W-upとDown」

2020-04-17 07:26:34 | トピックス

ウォーミングアップは、体温を上げ、神経の働きを良くし、ケガを予防するという点で必要なものです。

レース前のウォーミングアップは、選手によってレースのぎりぎりまで泳いでいた方がよいという人もいれば、陸上で身体を動かしたほうがよいという人もいますので個別の対応が必要となります。

ウォーミングアップは身体だけでなく気持ちの面の準備にもなりますので、じっとしているとレースのことばかり考えて緊張しすぎてしまう人は召集所に行く直前までしっかりと身体を動かしていた方がよいかもしれません。

最近私が練習前に大切だと思っているウォーミングアップは、陸上で身体のバランスを整えることです。

最近は身体のバランスを崩しているような選手が多く、そこからフォームが崩れているように感じています。

そのため、ストレッチや補強運動のなかで身体の左右のバランスをみて整えることが大切だと感じています。

陸上で確認するのはバランスの悪さを選手本人が自覚していない場合が多く、水中ではコーチも確認が難しいからです。

クーリングダウンは疲労を回復させるという点でとても重要です。

じっとしているよりも身体を動かしながらのほうが疲労は速やかに回復します。

どのくらいの強度や時間が必要かというと、最大努力の40%で運動をした場合に効率的に乳酸の除去ができるということです。

時間は出来れば20~30分ということです。

全力の40%で20~30分で泳ぐというと一般的にはちょっときつめのダウンということになります。

きつい練習後にゆっくりしたい気持ちはよくわかります。

しかしそこをもう少しこらえることが疲労の回復にはよいわけです。

練習メニューを作成するときにも工夫が必要かもしれません。

ダウンを400mや600mというと単にゆっくり泳いで終わってしまうかもしれません。

私の場合は100×6(1:50)で3本目と5本目には12.5mのスプリントを入れています。

強度が高い練習の時にはさらに本数を増やしています。

きつい練習の最後にダウンのような練習を組み入れるのも一つの手だと思います。

特にダウンをしっかりしたほうがよいのは、1日に何本もレースがある時です。

レース後にはすぐに少しきつめで長めのダウンを行って、次のレースの備えることが必要となります。

竹村知洋

 

 

 

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