山崎では、もう一か所。
アサヒビール大山崎山荘美術館にも足を運びました。
こちらも、いつか訪ねたいと思っていたところ。
山崎の駅からは、ちょっと急こう配の坂を登らねばならないとの情報でしたが、
無料送迎バスにタイミングよく乗れました。
大好きな藤田嗣治展が開催されておりました。
藤田画伯の作品は、企画展や秋田県立美術館で、何度か観賞してきましたが、
こちらでは、書簡の数々、大戦時の挿絵など、これまで機会が無かったものが展示されていて、
見応えがありました。
建物もやっぱり素晴らしい造りでした。
別荘として、大正時代から建設が始まったとのこと。
設えはとにかく見事。
ステンドグラス、照明器具、マントルピース。
竣工昭和3年、結構な勾配の斜面で、資材の運搬に苦労されただろうと、気になって仕方なかった。
建設時期が超竹居とほぼ一緒。
住所は大阪になってしまうけど、サントリーの山崎蒸留所も大正時代に着工しているらしいから、
当時、この辺りは、人気のエリアだったのかもしれないと思ってしまいました。
安藤忠雄氏の設計による増築棟は、もうちょっと山荘風にして欲しかった気もしますが…。
失敗と後悔は、テラスからの景観を見てこなかったこと。
その景観の為に、ここに建てただろうと思っていたのに、聴竹居の見学時間が気になってすっかり失念。
やっぱり、こちらももう一度!
山崎って、京都としてはメジャーではないイメージですが、見所満載。
私としては、もう少しゆっくり散策したいエリアでした。
@ふると