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女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

空き家相談会

2024-11-26 09:58:31 | 日記・エッセイ・コラム
先日、「空き家相談会」に、建築士会からの相談員として参加しました。
司法書士、宅建士、建築士、それに開催地の行政担当も揃っている会です。
実は、2年ほど前から参加していますが、今回はご相談が多かった。
空き家をどうしたらよいか、悩んでいる方が多いと言う事ですね。
しかし、その相談内容はケースバイケース。
相続や税金にお話が及ぶこともあります。

例えば、空き家になっているご実家。
場所が良いので、住み替えしたいけれど、リフォームが良いか、建て替えた方が良いかと言う内容、とか。
 回答)新築の場合、資産価値は上がるが、解体費や確認申請手続きがかかる
    リフォームの場合、諸費用は押さえられると思う。
    将来売却することになったとき、築年数による資産価値がどう影響するか確認した方がよい。

例えば、親(ご存命)名義の空き家になっている実家を子がリフォームした時、贈与税がかかるか、とか。
 回答)金額にもよると思うが、対象になる場合があるので、関係機関に確認してみてください。

例えば、空き家になっている土地・建物を売りたいのだけど、そのままでも売れるか、更地にした方が売れやすいか、とか。
 回答)解体費用の見積もりを取ってみる。不動産会社に相談してみる。どちらが費用対効果があるかくらべてみてはどうでしょう。

無料の相談会ですし、専門分野のことではないので、この程度の回答しかできないのですが、
各分野揃っているので、他の方からもお知恵を頂けることもあります。
伺っていると、解体を迷っていおられる方の多くは、建物に愛着があるのですよね。

今回得た情報としては、
① 新築工事の価格が高騰しているので、中古物件が売れ筋の様。
  まだ、住めそうなら、不動産会社に相談してみるといいですね。
② 空き家の解体費用の補助金が、市町村にある事。
  こちらは、上限枠が少ないので、早めに情報入手してください
  因みに、今回情報を得た市と町は、今年の分は終了したそう。

相談会は公的は立場で参加しているので、名札は付けないし、それぞれ名刺も出しません。
勧誘・営業行為ももちろん無し。
広報などで情報入手できると思います。

@ふると
コメント
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