あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。今年は久々にいろいろなイベントに顔出ししていきたいと思いますので、見かけたときはお声鰍ッいただければと思います(笑)
さて、年末も適当に書かせていただきましたが、年始もお屠蘇を飲みながら、気になるデザイナーについて放談を。
キャディラックからインフィニティ部門のロンドン・パディントン・デザイン・スタジオのトップにサイモン・コックス氏(Simon Cox)が就任して(イスズ時代の上司、中村史郎氏が引っ張った?)現在腕を振るっていますが、早速インフィニティQ80 来た~
ここ最近の日産やインフィニティのコンセプトカーは、個人的に来てマーッシュ。
でも、それらは結局発売されない(笑)
サイモン・コックス氏は出す、と語っているそうですが・・。果たして日産は彼を活かすことができるのでしょうか。
なんて、自分も一般的なリーマンをしてますから、市場・消費者優先ではデザイナーを活かせない気持ちはわかりますがね(笑)
サイモン・コックス氏と言えば、自分がイスズ車に乗っている時にそのデザインに憧れたのを覚えてます。
1993 Isuzu Isuzu Vehicross(画像Wikiより)
さすが、いすゞは発売しました。
1997 Isuzu VX-2
2002 Cadillac Cien
2009 Cadillac Converj
Cadillac ELRとして発売されました。
まぁ、今でも自動車選びにおいてデザインは大事ではあるのでしょうが、今の大半の消費者にとってはデザインは一番の動機ではないのです。燃費が良く、出来るだけ小さいのに空間は広く、そしてどれだけ税金や本体が安いか。デザインは、良ければ尚良い、とは思っているのでしょうが(笑)早い、とか楽しい、なんてのもあればなお良い、でしょうな。
販売台数トップ10を見ると大半がこれにあてはまります。
そういう意味では、「わくわくするよう車が無い、とか今の車はつまらない」と言って国産自動車メーカーをいじめるのは?(笑)自動車評論家や私のような少数派クルマニアの意見であって、自動車メーカーは世界の市場ごとに消費者ニーズを的確につかみ、そして「ある程度の成功」まで入れるとおおむね成功しているのです。
そこまで書いておきながら・・インフィニティQ80には期待しています(笑)
2014年もいよいよ残りわずか・・となり、たまにはサラリーマンの車ブログ(笑)
今年は家族から車の買い替え相談を受けたのですが、その時に勧めたのがマツダ・アテンザ。
(私に相談されても、国産なら今はマツダかスバルの2択ですがね(笑))
このアテンザ、はっきり言ってデザインが自分好みです。見かけた時に、一瞬ジャガーXFやテスラ・モデルSとの近似性を感じるのですが、その両車も好き。
マツダ・アテンザはデビュー間もない頃、
「2013ワールドカーデザインオブザイヤーにおいて世界の美しいクルマ・ベスト3に選ばれました。」というCMを盛んに流していました。
では1位は?と一人突っ込みしていたのを思い出します(笑)
その時のマツダの新聞広告では
「マツダ・アテンザは名だたるプレミアムカーと並んで、世界の美しいクルマ・ベスト3に選出されました。
世界的な権威を持つ、2013ワールドカーデザインオブザイヤーにおいて、ジャガー Fタイプ、アストンマーチン ヴァンキッシュと並び、日本車で唯一、マツダ アテンザがベスト3に選出されました。
ワールドカーデザインオブザイヤーを獲得されたジャガー Fタイプの栄冠に対し、心よりお祝いを申し上げるとともに、我々は、彼らのような名だたるプレミアムブランドと並び、ファイナリストに選出されたことを心から誇りに思います。」
とありました。
2013ワールドカーデザインオブザイヤーの一位はジャガーFタイプ。デザイナーはイアン・カラム(Ian Callum)
もちろんジャガーXJのデザインもイアン・カラム。
2位のアストンマーチンヴァンキッシュも、イアンカラムがデザインしたアストンマーチンDB9、V12ヴァンキッシュの流れを組んでいることを考えると、2013年はカラム・カラム・マツダと言えなくもない?(笑)
アストンマーチンDB9は今見ても恰好いい。
ちなみにイアン・カラムの弟であるモーレイ・カラム(Moray Callum)は一時、マツダのグローバルデザインを統括する部門を率いて、当時凡庸なデザインと評されていたマツダブランドを躍動的でスポーティなブランドとして立て直しました。
MAZDA KABURA(鏑)
まさにカラム・カラム・カラム(笑)
近似性を感じる・・と書いたテスラモデルSをデザインしたのは、フランツ フォン ホルツハウゼン(Franz von Holzhausen)
テスラのHPで、
「マツダ北米デザインセンターのデザイン ディレクターを務め、在籍中に「流(Nagare)」記号体系デザイン理念を開発しました。マツダでデザイン部門の指揮を執る前はゼネラルモーターズでデザイン ディレクターを務め、ポンティアック ソルスティス、サターン、スカイ他数々のコンセプトを手掛けました。」
と紹介されています。
フランツ フォン ホルツハウゼンがマツダにいた時代にデザインした「風籟」(FURAI)
GM時代のポンティアック・ソルスティス
この「流れ(NAGARE)」は今のマツダデザインを現す“魂動”を具現化したデザインコンセプト「シナリ」(靭・SHINARI)に変わっていくことになります。
こう考えると、マツダのフォード時代って、なんだかんだ悪い時代ではなかったんですね(笑)
青山で撮影したテスラモデルS。トランクリッド左右に伸びたメッキラインは・・
ジャガーXFにもメッキラインがあります。
おまけ。
イアンカラムがデザインしたDB9の初期コンセプトを完成させたのが、当時アストンマーチンに在籍していたヘンリク・フィスカー(Henrik Fisker)とされています。
LAの駐車場で撮影したフィスカー・カルマ。
なんだか取り留めもなくまとまりのない話で2014年は終わります(笑)
2015年は・・もう少し車をかまってあげよう(笑)
2015年もよろしくお願いいたします。