トーク・アバウト・アメリカン

トークアバウトボーラ→300C→アメリカン。最近はアメリカからだいぶ外れてきています(笑)

ジェネレーションX

2006-07-07 11:54:00 | クライスラー300C
発売から1年半で、全米で25万台(全世界30万台)を販売したクライスラー300C。カローラ(ブランド)の日本での年間販売台数が15、6万台と言うことを考えますと、それ以上のペースで売れている計算になります。日本でのカローラ状態ですから、初めてみかけたアトランタでもそうでしたが、ここロスでも、それはもういたるところ、あちこちで見かけます。


この300Cの成功は、アメリカでジェネレーションXと呼ばれる世代の攻略成功によりもたらされたと言われ、クライスラーブランド復活のきっかけをもつくりました。
このジェネレーションXとはアメリカのベビーブーム(1946~64年、日本より長い)世代の後継に当たり '60年代後半~'70年代半ばまでに生まれた世代の総称です。人口は約4,100万人(米国内における成人人口の約1/4)、ベビーブーマーに次ぐボリュームを形成しています。「X」とは以前の年代層とは明らかに価値観や生活様式が違う様子をなぞらえたもので、この世代の特徴として、旺盛な批判精神,環境への関心の高さ,商品(価格,品質)に対するシビアな判断などが挙げられ、彼らの消費行動は企業の盛衰を左右します。
また車が大好きで、特にホンダと彼らが考える本来の輸入車ではBMW(ホンダはもはや彼らにとって国産)が大好きなのですが、300Cはこの世代への食い込みに成功したのです。この世代がよく行く、ロス郊外のオープンモールのSCでは、300Cが展示されていました。

しかも、ディーラー車というのに、22インチ!

魔チて日本では、「スメ[ツタイプ車生産打ち切り相次ぐ」や「国内新車市場ミニバン、軽、コンパクトカーが独占」等の記事が新聞に出る始末。スメ[ツカーはともかく、「セダン壊滅」の様相も呈してますね。記事中、国内中古車販売のガリバーインターナショナルが今年4月、20~50歳代の男女1000人を対象に行った調査に触れた箇所があったのですが、自動車を「単なる移動手段」と答えた人が44%で最多だったそうです。その中のボリュームゾーン、団塊ジュニアだけでデータとっても同じ結果でしょう。アメリカのジェネレーションXはその成り立ちから日本の団塊ジュニアと行動が似ているとされていますが、こと車に関しては意識が違うようです。

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