久しぶりに着物の話

母はみごとに回復してくれているので

娘に頼んで、久しぶりに着物でお出かけできました。

お出かけ先は『きもの甲子園決勝戦』です。

地区予選では私が出演した種目は決勝戦まで進めませんでしたが、、、

予選の時は大応援団を組んだのですが

決勝戦は場所が遠いこともあり、体調や御用でどなたも応援にいかれいというのです。

私も母の体調によってはどうかなあ、、、

でも、誰も応援に行かないのでは決勝戦出場となったSさん、気の毒！

ここで応援に行かなくては女がスタル。

都合をつけてくれた私の生徒さんのT美さんと
行ってきました。


右がT美さん。
一人でお着物を着て来ました。
エライエライ。
予選の時は雨だったので諦めたお着物でしたが
今回は早起きして頑張って着てきました。
クルージングの船長主催パーティに訪問着と袋帯を着たいと
およそ3ヶ月特訓して、着られるようになった頑張り屋さんです。

私もまるまるひと月ぶりの着物。
帯留はダンナからの結婚記念日のプレゼント。
陶器に赤漆と金箔を貼ったもの。
ブローチだけど帯留にしました。
仙台の作りマルシェで買ってくれたそうです。
ひと月以上たって、やっと、身につけられました。


全国から地区予選を勝ち抜いて来たチームですから
どこもみごとです。

部門は

小紋に名古屋帯の自装

訪問着と袋帯の自装

小紋に角出しの自装（初心者）


振袖の他装

圧巻はなんといってもフリースタイル。

各地区ごとに趣向をこらしています。
練習量もハンパない。


平安時代のお出かけスタイル


我が地区チーム（私たちが負けた対戦相手）の通過儀礼と参拝の仕方


着物をドレスに


芸者さんたち（このチームが優勝）
ちなみに7人の出演者の方々の合計年齢は440歳とか！


狐の嫁入り


このチームも着物をドレスにアレンジ

どのチームも見応えがあり
4時間半という長丁場でしたが、楽しく応援できました。

自分の教室の為に皆で作った応援グッズは
同じチームの皆さんに使ってもらい
応援合戦も盛り上がりました。

そして、結果は
我が地区チームは総合2位でした。





やったね！！

退院後1週間

母が退院してから今日でまる1週間。

皆さんからコメントを頂きながら、お返事できずすみません。

なんだかすごーく忙しかったです。

他の家族とは違う食事の支度、ケアマネさんとの相談、介護器具の取り付け、
1日があっという間に終わり、夜は倒れこむように爆睡（私がです）

母はすごく元気です！

お粥やとろみ食を一生懸命作りますが
もりもり食べてくれて
たぶん、今の食欲は家族でナンバー2です。
（ナンバー1はムコ殿ですが）

自覚症状がないので、粉っぽいもの（おせんべとか）逆にサラサラのもの（とろみなしの飲み物）を食べてはいけないというと不満顔です。

大丈夫なのに、、、とすぐ言います。

お風呂も入りたい
というが
先ずは足湯からね
と、いうと
ゆっくり湯船に浸かりたい。

心臓に負担がかかるからね

大丈夫なのに、、、

おうちの中でも杖を使って歩こうね。

大丈夫なのに、、、

そのくせ
ちょっと歩く練習しようか？

めんどくさい。

ここは大丈夫じゃないのかっ！！

ホントに歩けなくなるよ。

大丈夫よ。

むかっとすることが何回もあります。

デイサービスの相談で
１日型のデイサービスに見学に行こう
と、言っても

一日中はいやだ。半日がちょうど良い。

1週間に１日でもデイサービスに行ってくれたら
娘も私も安心なのに、、、

うちでゆっくりしているのが良い

一日中、テレビ見て、うつらうつらしていたら認知症になるよ

大丈夫よ、、、

そして、私はやっと悟りました。

食事もリハビリもお風呂もとても気を使った1週間でしたが、
母は思ったより強いです。

お腹が空けば自分でお茶を入れて（とろみなどつけず）
バナナ（いつもは潰してミルクでのばしているのに
丸ごと皮をむいて普通に）を食べていました。

はあ、、、
私の頑張りはなんだったの？
と、思う場面、多し。

一挙手一投足、口出ししていましたが

もうやーめた。

転んでもむせても、その時は運命と思うことにしよう。
いちいち口うるさく言っても
母はやりたくないことはやらないし
母娘ゲンカになるだけ。

これって、やっぱり母の勝ちかも、、、


今日の昼食。

ご飯を炊いて、おにぎりパーティ。

母にはお粥を炊いたのだが
小鍋いっぱいのお粥を食べてから、おにぎりも食べたいと食べた。

はあーっ。

母、退院。

ご心配をおかけしましたが、母は今日、退院しました。

誤嚥性肺炎と心不全で、入院した時は

「ご高齢の方は急変することがありますので

万一の時の延命治療をどこまでしますか？」と

聞かれました。

もしかしたらうちに帰ってこれないかもとも思いました。

が、昭和ひとけたは、底力があります。

成長期に粗食に耐えたせいか、案外体力があります。

今日、退院できました。

誤嚥性肺炎は繰り返すことが多いそうで

病院の食事と同じようにとろみをつけたおかずとお粥ですが

お家のご飯は美味しいそうで（娘がお料理、頑張りました）


シチューをほんの少し残しただけで

小鍋いっぱいのお粥や他のおかずは完食。

うちの中も伝い歩きですが、どうにか歩けます。

リハビリ病院に転院するという選択肢もありましたが

今回は「せん妄」もなく、とてもクリアですので

おうちの方が良いねと決めました。

介護は少し大変になってきましたが

皆で力を合わせて過ごして行きたいと思います。

popoちゃんが嬉しくて、ばあばのほっぺを何度も触っていました。

母も入院中はpopoちゃんのことばかり言ってました。

popoちゃんは、ひいばあちゃんを守ろうとする気持ちがあって、張り切っています。

秋も深まり、マンションの紅葉もきれいです。