新型コロナの影響で会期を遅らせて開催されていた「特別展 きもの KIMONO」
招待券も頂いていたし、興味津々だけど
コロナもイヤだし酷暑だし、行くのをためらっていました。
が、主催者側のコロナ対策も万全のようだし
ちゃちゃっと気軽に行ってこようかなあと
サイトを調べたら、予約状況はがらがらです。
これなら行ってみても良いかなと思い立ち
結局、ダンナ、R子さん、Tちゃんの4人で
会期終了3日前、ギリギリに行ってきました。
いつものトーハクの混雑状況とはまるで違い
人が並んでいません。
会場内もすいていて、人の頭越しに展示物を見るというような事もなく
ゆったりと見られました。
ネットで日時の予約をするシステムとても良いわあ。
時間制限90分との事なので、ゆっくりゆったり
見られると思いきや、とてもボリュームのある
内容で、後半の現代ものは少しはしょって見なければなりませんでした。
私の一押しはパンフレット左上の
[黒綸子地波鴛鴦模様小袖]
大胆な動きのある構図、波と筍を兼ね備えた絵なんて、普通思いつきます?
波描いたら筍に似てね? 葉っぱつけちゃお
なんて、テキトーな話ではないとは思うけど
遊び心を感じました。
ダンナのお目当ては[見返り美人]
切手を持ってますからね。
R子さんは音声ガイドを借りて、じっくり
Tちゃんも楽しんで見られたようです。
ちなみにR子さんと私とダンナは中学の同級生
TちゃんはR子さんの元同僚で、私の着付けの生徒さんです。

左から私、R子さん、Tちゃん
着物を着て行きたかったけど、酷暑にめげました。
会場に着物姿はチラホラ。
ステキな外国の方の着物姿がありました。
黒人の方の黒い着物姿がサイコーにキュートでした。
撮影をお願いしたかったけど、言い出せなかった。残念。

真っ青な夏空にはスカイツリー。
ダンナが持っている紙袋には
見返り美人のパッケージの豆菓子と絵葉書が
入っています 笑
しかし、きものはスゴイ。
鎌倉時代から現代まで長い歴史を経て
変遷したこと、変わらず繋がってきたこと。
着物にほんの少しでも携わっている者として
心しなくちゃね。
私がもっているごく普通の一般庶民が着る着物にも、織る人、描く人、染める人、仕立てる人と沢山の人の手を経て私の元に来ているのだなあとつくづく思いました。
コロナの不安を押して、行って良かったです。
これだけの展示をしてあるのに、沢山の方に見てもらえなくて、もったいないなあと思いました。
明日で会期終了です。