PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

耐震

2012-02-02 15:58:08 | 日記
 死者27人、負傷者一万人を超える被害あった、昭和53年の宮城沖地震のあと、

耐震基準を建物に課しています。

いわゆる「新耐震設計基準」です。

 この設計法は、震度6弱(立っていることが困難な状況)程度の地震が発生したと

しても、建物には重大な被害や倒壊がないこと、具体的に言えば窓ガラスが壊れ壁に

亀裂が生じるなどの被害はありますが、補修を行えば再利用できることを前提に基準が

設定されています。

 また、もっと強い震度6強(立っていられず、這わないと動けない状況)以上の地震

に対しては、建物は大きな被害を受けたとしても崩壊や倒壊はしないことが、建物内の

人命は守られるという考え方です。

 これから建築するマンションはすべて「新耐震設計基準」により設計、施工して行きますので

「地震で倒壊しない」はずだと言うことができます。あの阪神大震災においても、1階が

ピロティだけのような特殊な場合を除き、被害がすくなかったとされていますから、この

「新耐震設計基準」は信頼できる基準だと思います。

 気をつけたいのが、「耐震」は「建物は壊れても人命は守る」が主眼であり、家具の

転倒などによる被害は別の次元だと言う事です。阪神大震災では家具の倒壊による圧死も

多くあったとされています。

 このことから、「免震」という考え方が大きくクローズアップされるようになりました。



最近、関東で地震の予想が出されました。関西でも南海沖地震を想定していますが、地震を

防ぐことは、出来ませんがその対策は自分達で出来るので普段から準備を十分にしておきたい

ものです。

 では、本日も読んでいただきありがとうございます。