PLUS C HOME 泣き笑い日誌 

注文住宅建築活動や私生活で色々学ばせて頂いたことを掲載させて頂きます。

マンションの隣との遮音性能

2012-02-06 19:14:38 | 日記
 マンションのお隣の音も気になる所です。音は基本的に空気の振動により

伝わります。L値が物を落とすなどの衝撃により発生した音の指標であるのに

対し、隣戸との間にある壁(界壁)の遮音性能の判断基準は、空気が伝達する

音の指標を示す「D値」で判断します。

 D値は、たとえば隣戸でピアノを弾いていた場合の音のレベルが70デシベル

こちら側で聞こえる音のレベルが30デシベルとすると、音が界壁を通過するときに

40デシベル減っていますのでD値40となります。と言うことは、L値と違い、数字が

大きいほど遮音性能が高くなります。

 一般的なマンションの場合、界壁の暑さ150mmでD-50 、界壁の厚さ200mmでD-55程度

とされています。
 
 しかしながら、L値と同様に住宅性能表示制度であらわすと、D-50を確保するため

には界壁の厚さは180mm必要となります。これは、コンセントなどを界壁に設置する場合

などを考慮していると考えられます。このD-50が合格数値と覚えておいてください。

一例を上げてみますと


 テレビ、ラジオ、会話など60dB~70dB

  D-35 かなり聞こえる

  D-40 小さく聞こえる

  D-45 殆ど聞こえない

  D-50 通常では聞こえない

  D-55 まったく聞こえない

  D-60 まったく聞こえない

となっております。(建築学会資料より)

参考にして下さい。

 では、本日も読んでいただきありがとうございます。